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宇宙ligneB

Hola!

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コメントした本

ローベルト・ヴァルザー作品集3: 長編小説と散文集

 「享楽主義的理由から(ベンヤミン)」偉大になることを執拗に拒む少年の寺子屋生活を描いた珍妙な小説。 発売したころは(1909年刊行)、風変わり、奇異、などの否定的な意見が多かったらしいが、ヘッセやカフカは発売当初から評価していたようだ。ものすごくざっくり言えば、率直で爽快なカフカみたいな感じもする。短く洗練された文章は音楽的でもある。訳も良いと思う。

約1年前

幽霊船 他1篇

「バートルビー」を目当てで読んだけれど、「幽霊船」も良かった。 でもなにより坂下昇氏の翻訳が素晴らしく、間然する所がない。坂下氏が訳している本は全部読んでみたい。

約1年前

鼻持ちならないガウチョ

後半に載っている講演ふたつがおもしろかった。自分は詩人だという自負もあってか、詩を語るボラーニョは魅力的だ。現代ラテンアメリカ文学をユーモア豊かにコケにした講演も楽しい。

約1年前

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目眩まし

アウステルリッツのようなものを予想していたら、味わう間もなくさらさら流れていってしまった。もう一回ちらちらと覗いてみたい気にはさせられた。

約1年前

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夢遊の人々 上

 クンデラがあれほどすすめているのだから読んでみようと思った。解説には第一部はとくに言うことがないとないと書いてあったが、個人的には第一部のリアリズムに収まりきらない力強く挑発的な描写にやられた。第二部でアクロバット飛行を見せ、第三部は様々な技を見せながらも滑らかに飛んで行く。

約1年前

チャンドス卿の手紙 他十篇

手紙でもレポートでも日記でもどれでもいいけれど、文章を書いたらとなんとなく収まりが悪くて幾度も書きなおしているうちに、言葉自体がいびつに見えたり、不明瞭でもやっとしたものになったりして、言葉がただの瓦礫としか思えず、言葉を壁に投げつけてしまいたい、どっかにやってしまいたい、といった欲求が噴き出してきたことがある人は少なくないと思う。 書けないことを書くのもまた書くことでる、な作家の、対象の奥深くにあるなにかを現前させようとする散文集。最初の四編以外、小説とも詩とも紀行文とも批評ともいえない作品で、正直なところ後半の紀行文よりの散文は、読んでいる途中で集中力が途切れがちになった。

1年前

若冲画譜

「玄圃瑤華(げんぽようか)」と「素絢帖(そけんじょう)」を目当てで借りた。白黒のみで構成された緊張感をはらんだ拓版画は見応えがあると思う。図案がスマホケースからTシャツまで使われる理由がわかる。

1年前

衝撃の絵師 月岡芳年

手軽な大きさでバランスよく133点が載っている。

1年前

たのしい写真―よい子のための写真教室

写真展に行ったり写真集を見たりするのが好きな方なら、ふむふむとうなずきながら楽しく読める。 批評としても「今日の写真」を探るうえで「決定的瞬間」と「ニューカラー」を大きなふたつの山と捉えるのは新鮮だったし、いろいろな寄り道もおもしろかった。 まえは撮っていたけれどいまは・・ってひとも、乾燥剤に囲まれたカメラをひっぱり出してきたくなる(?)。

約2年前

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八面体

その短編小説の印象から、コルタサルに職人肌のイメージを抱いていたが、突如コルタサルとコルタサルの環境が短編小説になり書かずにはいられないそうだ。執筆を悪魔祓いにも例えている。毒虫を一撃で仕留める、なんてのも。 技巧に溺れるなんてもってのほかで、「優れた読者なら、正体不明の不吉な領域から生まれてきた作品と単なるメチエの産物との区別など容易につくだろう」とも書いている。 案外魂の作家かも。というより塊をどさっと出す作家(?)。 あとがきによると、コルタサルは人生の後半をおもに政治活動についやしたらしい。とても意外だったが、「ストローから離れる美しいシャボン玉のように作者の手を離れる物語」を味わうのには必要のない情報か・・。

約2年前

移民たち

まさにゼーバルトな本だけれど、どこがどう良いのか説明しづらい、と思っていたらスーザン・ソンタグがゼーバルトについて書いていたので引用してみる。 W.G.ゼーバルトの本の中では、語り手はW.G.ゼーバルトという名前をもっていて、旅を重ねながら、自然の命の有限性の証しを記録し、現代の破壊からあとずさりし、隠れた生命の秘密について思いをめぐらす。もはや取り返しのつかない世界からの知らせや想い出が引き金となった使命としての旅の中で、彼は想起し、喚起し、幻想し、悲嘆する。

約1年前

ビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ

ビルバオからニューヨークに飛行機で旅するあいだに、あれやこれや思い浮かんだことが述べられる。そこにはウリベが書く小説(この本)のことも含まれる。本文中の言葉を借りれば、「ビルバオーニューヨークの間の空の旅を軸として」、「三世代の物語」が「19世紀の小説に後戻りすることなく」、「ごく断片的に提示」される。三世代の物語だけではなく、その周辺のことから世界のことまで、濃密でもないが軽すぎもせず、誠実で後味良く語られる。ちょっとなにか読みたいときにおすすめ。 解説によると、キリメン・ウリベはスペイン北部とフランス南西部にまたがってあるバスク地方の作家で、本作が小説デビュー作(いままでに詩集を一冊出している)。バスク地方には、地方固有の言葉(ヨーロッパ最古の言語のひとつとされている)を話す人々が人口の3割程度いて、キリメン・ウリベもそのひとり。その珍しさから読んでみようと思った。

約1年前

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愛しのグレンダ

コルタサルの短編9作のうちの8作目。評価は低いみたいだけれど、どれも魅惑的な物語と独特な筆致で引っ張っていく。和訳も良く、文庫本になっているコルタサルの短編もこの野谷文昭氏か寺尾隆吉氏に訳してもらいたい。

約1年前

作家とその亡霊たち

 ボルヘスとアラン・ロブ=グリエってどちらも苦手だなと思っていたら、エルネスト・サバトがそれぞれについて納得いく批評を書いていた。「英雄たちと墓」(癖はあるけれど嫌いではない)の解説によると、サバトは作家として生きていくと決めてからボルヘスやカサーレスが集まるグループに顔を出すようになり、ボルヘスとはかなり深い親交があったようだが、小説ではまったく違う方向を目指すことになった。その理由というか思いがよくわかる本。

約1年前

対岸

コルタサルはこういうところから始まったのかとわかる初期短編集。 ずっとなかなか手に入らなかった幻の本らしいです。 内容は、誰でも最初は、という感じかな。

約1年前

ローベルト・ヴァルザー作品集 1 タンナー兄弟姉妹

カフカ、ムージルからゼーバルトまで、さらにはベンヤミン、ソンタグをも魅了した作家ローベルト・ヴァルザーの長編小説。 「描かれてる出来事はまったく小説的ではなく、きわめて単純で、ほとんど日記のようである」という批判はよく理解できるし、私もまったく同じ印象を持った。 ロマン主義の小説を思い起こさせる自由さで筆が駆けるのだが、大きなロマンスもハッピーエンドもない。起承転結もない。 この小説の、この小説家のどこが良いのか巻末の解説より孫引きすると、 「もしかすると、何も語られてはいないからこそ、というか、すべては語られているにすぎないからこそ、この本はわたしのうちに<物語>のイメージではなく、<生>のイメージを呼び起こすのかもしれない。」(ぺーター・ビクセル)、 「この無内容さが重量であり、とりとめのなさが根気であるということ、ヴァルザーの営みについての考察は、最後にこのことに思い至る」(ベンヤミン)。 私個人としては、こうした溌剌とした小説に身をおくのは気持ちの良いものだと改めて思った。小説がまだ幸福だった時代の残り香もある。小説の歴史のあとの小説ばかり読んでいると、こういう小説が読みたくなる。

1年前

改訳 アウステルリッツ

これはいい、大人になって思春期のような読書体験ができるとは思わなかった、と無邪気に言わせてしまう本だった。

約2年前

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ヘンな日本美術史

日本の絵にゆるりと近づけた気がする。立派な日本美術史の本はちょっとしんどいな、って人におすすめ。 たまたま図書館で「日本画用語事典」という本を見つけたので、それを片手にぱらぱら読み返してみたら、より詳しく知ることができた。

約2年前

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予告された殺人の記録

うーん、ちょっとものたりなかった、かも、なんて、はい、でもそうです。

約2年前

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エル・アレフ

眼目がページに埋没するほど睨んで、すべての感覚を裸のまま構えの姿勢で待機させ、脳の電流が熱くなるまで働かせても(言い過ぎました)、私には、感じ取れない、わからない、ことのほうが多い。 何年かのちに再読します、笑。

約2年前

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