Fe1c0b88 3afa 4cc0 b017 136c4a3765a5

Taichi Sugi

ビニールジャンキー

ビニールジャンキー

97

コメントした本

共産主義者宣言

翻訳家の仕事が素晴らしい。恐らく世界中の革命家達がこの躍動感溢れるマルクスの生々しい言葉に背中を押されたのでしょう。暴力という手段には反対しますが、あらたな産業革命が起こりつつある今、読み直すことで得られるものがきっとあると思います。

4か月前

南方熊楠の見た夢

南方熊楠の生誕の地近くに引っ越したことがきっかけで、所縁の地を訪れたり、関連図書をいくつか読むうちにその凄まじい人間としてのエネルギーに引き込まれていきました。生涯を在野としながらも生物学者、民俗学者、博物学者として様々な論文が発表されていますが、この本は晩年を田辺で過ごす熊楠の霊的な現象への興味についての研究が詳しく書かれています。「やりあて」という奇跡的な現象の存在について証明するつもりだったのか、本当に興味の幅も深さも並外れた人だったのだと思い知らされます。 むちゃくちゃ面白い本です。生誕150周年ですよ。

5か月前

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

人間とはチクワみたいな形状で、口から入れたものを分解吸収し、内側から新しくなって、代謝によって古くなったものを脱ぎ捨てるだけ… そう考えるといろんなことがどうでもよくなって楽しくなってきた。満員電車の隣の人も、週刊誌のグラビアの女の子も、ミミズも、オケラも、アメンボも… みんなチクワみたいなものなのね。 生命として明確に定義できることって、意外とシンプルなんですね。 なんとでもなるような気がしてきてなんか楽しい。

5か月前

A8d20716 a555 47ae b305 5908daa3c877Icon user placeholderF940121d f36a 4d88 a643 ac9b8b6be749586c3ed3 8519 48d9 a321 7e6922e2b27a978030b8 5d27 45ce a8ec ef18a8f163c2E0e9bc31 8254 435d 820d dd59b2b3ffb611ee85c4 d728 4c04 88a3 e3bd08ca9df6 19
エレファントム 象はなぜ遠い記憶を語るのか

面白すぎて、読み終わるのが勿体無く、これ以上読み進めたくない…ってほど面白かった。 福岡伸一氏の言葉の力を借りて、幼少期の著者が見た生き生きとしたアフリカの自然が眼の前に広がっていく。人間の想像をはるかに超えた動植物や昆虫たちのコミュニケーションによって世界は維持されてきた。それなのに僕たち人間はまだ幼く無知で盲目であるが故、彼等の言葉を理解することができない。さらにコンクリートの壁を作り耳を閉ざし自分たちだけの世界に閉じこもろうとしている。 ライアル ワトソンの遺作となる「思考する豚」によれば、進化のプロセスで習得した能力はそれを必要とする環境下でなら数世代で取り戻すことができるらしい。外へ出て耳を澄まし、彼等の声を聴いてみたい。まだそんな能力が僕たち人間の遺伝子にも残っているように思える。

5か月前