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読むのは主に翻訳小説だけど、本棚は雑食系…

読むのは主に翻訳小説だけど、本棚は雑食系にしていきたい

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コメントした本

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初ゴーリーなんですが、これは最高ですね。何度も見返しちゃうし、ジワジワくる。全ページをネタバレしたくなります。読んだ人たちで集まって、一つ一つについて語り合いたいなあ。

3日前

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豊かさとは何か。自由とは何か。東日本大震災後の節電生活を通して、モノを所有することに疑問を持ちはじめた稲垣さんは、とうとう極端と言えるほどのミニマリストになります。その生活を真似しようとは思わないけれど、確実にやってくる老後の生活の不安を和らげ、心構えをさせてくれるような本でした。 稲垣さんが提案しているのは、所有ではなくシェアするという考え方を軸に据えた生活です。自宅に様々なモノを溜め込んで籠城するのではなく、半径1キロくらいを自宅と考えて、近所の人と関わり合いながら、モノを共有し助け合って暮らす。お金は、消費ではなく投資だと考えて使う。お金がなければ身も心も豊かになれない、だから稼がなきゃ!という強迫観念から解き放たれると、仕事に対する考え方も変わってくる。 「もう何も追いかけなくていいんだと知ること 。それこそが自由だったんじゃないか 。」という言葉が重く響きました。

10日前

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妻に先立たれた39歳の古書店主と18歳の住込み家政婦のラブストーリー&ファンタジー。20以上も年上のおじさま(しかもかなりの無精者)に恋する女の子は、一途で料理上手でとても可愛いのです。男性にとっては文句なしの夢物語ということになるのでしょうが、女の私が読んでも引いちゃわないのは、作者の上手さなんだと思います。 版元であるマイナビ出版ファン文庫が「忙しい日々の合間にほっとひと息つけるような小説を」と謳っているとおりの、楽しい本でした。息抜きの読書にぴったりです。

16日前

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主人公の女性ヴァランシーは、身の回りの全てを恐れて生きてきました。誰かを愛したことも、人に必要とされたこともない、友人の一人さえいない。このまま寂しく老いていくのだと諦めていた29歳の誕生日、あることがきっかけで生き方を変える決心をします。 「これからは、自分を喜ばせることにしよう。」 その後のヴァランシーに起こった変化はまるで、おとぎ話のようです。美しい自然の描写と素敵な台詞の数々に、夢見心地な読書の時間を過ごしました。対照的に、ヴァランシーの母親や親戚たちは皮肉とユーモアに満ちた言葉で描かれており、それらもまたこの物語の大きな魅力です。

16日前

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以前、映画『わたしにあうまでの1600キロ』(原題:Wild、めちゃくちゃ面白い)を観て、スルーハイクとかロングトレイルというものに興味を持ちました。いつか挑戦するかもしれないその時に備えて読んでみたけれど、技術的なことよりも、歴史や思想的な部分が興味深かった。 ウルトラライトハイキングとは、荷物が超軽いハイキングの意味なのですが、これはミニマリズムと呼ばれるライフスタイルに共通する考え方だなと思いました。無駄な物を持たない、環境に負荷をかけない、そのために工夫する、などなど。バックパッカーの起源も案外ここにあるのかもしれないなあ、とも思いました。

30日前

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雑誌の連載を単行本化した作品なので、同じ描写の繰り返しが多く、ちょっとくどいなと感じることはあったけれど、そのぶん作者が〈ゲルニカ〉に抱く熱い思いが伝わってきました。いかにもアメリカ人的な発想の結末に微苦笑するなど。

30日前

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特集「翻訳は嫌い?」に惹かれて購入。外文が好物なので。 巻頭の「日本翻訳史 明治篇」では、坪内逍遙や二葉亭四迷らが、西洋文学の翻訳を通して、新しい日本語(今私たちが読み書きしている日本語)を生み出していった歴史が述べられており、大変興味深く読みました。 「翻訳講座 村上春樹+柴田元幸」は、原文とお二人の訳文を比較しながら、良い翻訳とは何かについて論じています。私は柴田氏の翻訳が選書も含めて大好きなのですが、正確さよりも物語の雰囲気を重視した村上春樹の翻訳も読みやすくていいものだなあ、と思いました。

約1か月前

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メキシコ系アメリカ人、マヌエル・ゴンザレスのデビュー短篇集。1編目の「操縦士、副操縦士、作家」は、ハイジャックされた飛行機が20年間同じ場所を旋回し続ける話で、抜群に面白い。「音楽家の声」「セバリ族の失踪」「キャプラⅡ号星での生活」さらに「奇特なる人生」のシリーズもひじょうに好みです。 嘘や思い込みが、どういうわけか真実として世間に定着してしまう。面白味のない真実よりも、魅惑的な嘘を信じたくなる。模倣が本物を超えることへの違和感、何かがズレていると知覚しながらどうにもできないもどかしさ、喜劇のような悲劇。そんなこんなを見せられて、読んでいるあいだは大変に落ち着かない気分になりました。読書でほっこりしたい人にはまったくお勧めできない本です。

約1か月前

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「たべるのがおそいVol.2」で強く印象に残った大前粟生の短篇集。またぶっ飛んだ作品だらけなんだろうと、心の準備をしてわくわくしながら読み始めましたが、予想の上をいっていました。 読書って、頭の中に絵を描くように、そこに書かれている情景を想像するじゃないですか?大前粟生作品の場合、見たこともないような変な絵が出来上がるのが快感なのです。前衛小説というか、ラ米文学ぽいというか、これはなにかまったく新しい小説の形なのかもしれません。でも、奇抜な設定や表現なんかを全部取っ払うとそこにいるのは今を生きる私たち自身であり、作者の弱さや優しさ(ヒューマニズムといっていいのかな?)が感じられる気がします。大前粟生が本格SFを書いたらどんなものになるのか、是非読んでみたいと思いました。

約2か月前

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メキシコ旅行のお供のうちの1冊。トランプという人がアメリカ大統領になった今、この国を旅しながら読むと、ヴォネガットのアメリカ批判がいっそう刺さりました。

約2か月前

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ウィングフィールドの手によるフロスト警部シリーズの最終作。陰惨な事件とお下劣なジョークの対比がシリーズ中で最も際立つ今作で、フロスト警部はかつてないほどの窮地に立たされます。 シリーズをずっと読んできて、こんな下品なジョークや嫌味のきいた会話を笑える日本語に訳すなんてすごい!といつも感動していました。フロスト警部のキャラクターやデントン署の雰囲気は、芹澤恵氏の翻訳あってこそ楽しめるものなんだと思っています。 例えば、今作でフロスト警部がスキナー主任警部と初対面する場面。‘Pleased to meet you’というフロストの台詞を「こりゃ、どうも、お目にかかれて光栄の行ったり来たりだよ」と訳してるんですよ。 私はフロスト警部シリーズを読みながらニヤニヤしたいんです。だから、作者ウィングフィールドの亡き後も新たな作家ユニットの手によって続いているシリーズが、1日も早く翻訳出版されることを願っています。

4日前

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私は稲垣さんほど優秀な社員じゃないけれど、これは未来の自分が書いた本じゃないかというくらい共感しかなかった。独身で会社員を頑張ってきた人なら多かれ少なかれ、稲垣さんと同じようなことを考えているんじゃないでしょうか。 働くとはどういうことか? 「人から上司からどう見られているかということよりも 、やるべきこと 、やりたいことをやろう」と考えた稲垣さんは、実際に社内で様々な一人プロジェクトを行なっていきます。そうして「会社から受け取りたいものなどもう何もなかったのです 。そして 、私から会社に贈ることができるものも 、もうありませんでした 。」という境地に至ります。 この2年ほど、会社を辞めようかなでもお給料貰えなくなるのは怖いなと悩んでいたのですが、私も「真っ白な灰」になって会社員を卒業したい!と思いました。だって「会社は修行の場であって、依存の場じゃない」のだから。

10日前

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うなずきながら読みました。というのも、私が苦労して英語を勉強してきた過程で見つけたことがぜんぶ書かれていたからです。もちろん、それ以外の役立つ情報もたくさん得られました。 今は一応外資系の会社で働いているけれど、まだうまく英語を話せないし、もっと自信をつけたい。英語の勉強には近道もゴールもないから、ときどきこういう本を読み気を楽にして、気長に続けていきたいです。

16日前

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大好きなブッツァーティによる、これぞファンタジーというお話。大人になり失ってしまった子供の心と感受性を、少し取り戻せたような気持ちになりました。 『シチリアを征服したクマ王国の物語』は、ブッツァーティ自身による挿絵の可愛さも手伝って明るく賑やかな感じ(結末はさておき)だけれど、この『古森のひみつ』は少し不気味でしっとりとしています。森にいると感じる、あの畏れのような感情が、ありありと蘇ってきました。

28日前

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人を動かすプレゼンテーションにはしっかりしたストーリー作りが必要、というのは数多の類書で述べられていますが、この本のウリは、ストーリーを引き立てる図表の作り方とデータの扱い方です。 簡単に取り入れられそうなアイデアがたくさん載っていますが、いざ実践しようとすると、かなり頭を使わないといけません。ただ真似ただけでは、地味で味気ないプレゼンになっちゃう。逆説的ですが、プレゼンで一番大事なのはストーリーなんだなということを実感しました。

30日前

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2016年に〈Webちくま〉に連載された「人生につける薬 − 人間は物語る動物である」の書籍化。 私、いかにもな自己啓発本が苦手で、これまで慎重に避けて生きてきました。この本も連載時のタイトルだったら読まなかったと思う。あー読めてよかった! ものすごく雑にまとめると、 「人間は出来事に因果関係(を含むストーリー)を求めてしまう生き物なんだ。でも世の中には理由のないことだってたくさんあるんだよ。それに、自分の作ったストーリーによって苦しんでしまうこともけっこう多い。だったら、ストーリーを手放すという生き方もあるよ?」 という内容です。本当はもっと深いし、示唆に富んだ言葉が満載なので、ぜひ手にとってみてほしい。 好きな本、感動した本、面白い本、役に立った本はたくさんあるけれど、自分を変えてくれる本との出会いはなかなかありません。私にとってこの本は、そんな一冊になる予感がします。

約1か月前

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表紙買いしました。表題作の長篇「スペース・オペラ」はまさにこの表紙のようなカラフルなSFです。 大富豪の貴婦人デイム・イザベルが、最高の音楽家を集めて歌劇団を結成し、宇宙ツアーに出かけます。最終目的地ルラール星を目指す道すがら、様々な惑星に立ち寄ってオペラを公演するのですが……。地球とはまったく異なる文明をもつ異星人たちは、はたして音楽を受け入れてくれるのでしょうか? デイム・イザベルの強烈なキャラクターが訪問先でトラブルを引き起こすうえに、ゴンダー船長は何かを隠しているようだし、宇宙船に紛れ込んだ美女マドックにも深い秘密があるらしい。というわけで、このスペース・オペラ・ツアーはほとんど珍道中です。さらに異星の風景や宇宙人たちの描写に想像力を掻き立てられる楽しみもあり、二重に美味しいSF小説です。 本書にはこの他に4つの中短篇が収録されています。なかでも「海への贈り物」は、前半の迫力ある描写にハラハラ、ドキドキしながら読んだら最後には感動。これは傑作だと思いました。

約1か月前

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アイアマンガー三部作の第2部。第1部『堆塵館』がとんでもない場面で終わり「えー!この後どうなるの?」と気を揉みましたが、今作ではアイアマンガー一族のダーク過ぎる一面が明らかになります。読み進むごとにスピード感が増してハラハラしてしまいました。賢く勇敢な少女ルーシーと、弱いけれど優しい心を持つ少年クロッド、二人の恋は波乱万丈であります。ああ私もこんなスリリングな恋愛がしたかった……。第3部は12月発売予定とのこと。半年以上も先です!エドワード・ケアリーの他の作品を読んで待とうと思います。

約2か月前

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これも旅のお供にした1冊。薄くて軽いからと選んだけれど、うーん中身は凄かった。 冒頭、「わたしがどのように修道女になったか」の物語ですという宣言で始まり、6歳で初めて食べたアイスクリームの思い出へと続きます。だからてっきり少女の成長物語かと思いきや、何度も、えっ?えっ?となり、それがまたなんともいえない快感なんです。しかもこの「少女」は上品な語り口で鋭いことを言います。

約2か月前

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子供のころ、自由に生きる強いピッピにとても憧れました。今読むと、ピッピはお行儀が悪くてわんぱくで、無茶苦茶なことばかりやっています。でも、勇敢で前向きで、何が正しいことなのかちゃんと分かっている。だから周りの大人は、呆れながらも許してしまうのでしょうね。 今日この本を持ってランチに行ったら店員さんが「わあ!懐かしいですね。私これ大好きでした!」「わたしもー」「夢があっていいですよね」と……。一冊の本を介して偶然に会話が生まれるという滅多にない経験をさせてくれたピッピは本当に、周囲の人を幸せにする女の子なのです。

2か月前