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読むのは主に翻訳小説だけど、本棚は雑食系…

読むのは主に翻訳小説だけど、本棚は雑食系にしていきたい

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コメントした本

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これも旅のお供にした1冊。薄くて軽いからと選んだけれど、うーん中身は凄かった。 冒頭、「わたしがどのように修道女になったか」の物語ですという宣言で始まり、6歳で初めて食べたアイスクリームの思い出へと続きます。だからてっきり少女の成長物語かと思いきや、何度も、えっ?えっ?となり、それがまたなんともいえない快感なんです。しかもこの「少女」は上品な語り口で鋭いことを言います。

約2時間前

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子供のころ、自由に生きる強いピッピにとても憧れました。今読むと、ピッピはお行儀が悪くてわんぱくで、無茶苦茶なことばかりやっています。でも、勇敢で前向きで、何が正しいことなのかちゃんと分かっている。だから周りの大人は、呆れながらも許してしまうのでしょうね。 今日この本を持ってランチに行ったら店員さんが「わあ!懐かしいですね。私これ大好きでした!」「わたしもー」「夢があっていいですよね」と……。一冊の本を介して偶然に会話が生まれるという滅多にない経験をさせてくれたピッピは本当に、周囲の人を幸せにする女の子なのです。

12日前

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19世紀末、ロンドンから出る廃棄物を回収して栄える風変わりな一族、アイアマンガーのお話。とにかく愉快で、続きが気になって、途中で本を置くのが辛くて仕方ない一冊でした。 アイアマンガーたちは、廃材で作られた巨大な屋敷で、ごみと悪臭に囲まれ、鼠やゴキブリと一緒に暮らしているのだけれど、ちっとも気持ち悪くない。むしろこのごみ屋敷に行ってみたいとさえ思えてきます。物の描写や人物の会話がいちいち面白くて笑ってしまうし、そうかと思えば不意に詩的な表現が飛び出したり。ごみだらけの世界にすっかり魅了されてしまいました。こちらは三部作の第一部とのこと。続きが楽しみです。

15日前

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今号で真っ先に読んだのは、セサル・アイラの『ピカソ』 牛乳瓶から出てきた妖精に「ピカソになるのとピカソを手に入れるのと、どちらにするか」と訊ねられていろいろ考えたあげく……というお話。面白い。どうにもならないことを考えて(妄想して)いるうちに1日があっという間に過ぎてしまうタイプの人はハマると思う。

23日前

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クリスティの中でもっとも鮮烈な印象を受けた本。切なさと後悔が押し寄せてきます。昨日の再々読でやっと、推理小説として純粋に楽しみました。

3か月前

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親や教師に恵まれなかったせいで、持って生まれたピアノの才能との向き合い方がわからない主人公“のだめ”の苦悩の物語なんだけど、個性的な登場人物たちと散りばめられたギャグのおかげで、最後まで楽しく読めました。漫画ってすごいなと思わせてくれた作品です。 天才なら必ず世に出るというわけじゃなく、人との出会いや運も必要なんですよね。親の責任は重い……。この世界にどれほどの埋もれた才能があるのかと想像すると悲しくなります。

4か月前

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スコセッシが映画化したと聞き、観る前の予習として久しぶりに。高校の課題図書で読んだときは無邪気にも「やっぱ神様なんていないじゃーん」と思った記憶がありますが、今ならロドリゴの達した心境がわかる気がします。信仰とは「何を信じるか」ではなく「己の心のありよう」ではないかと。この命をいかに生きるのか?人生ってそれに尽きるわけで。ただ、人間は弱く愚かなので、神のような存在や教義などの規範、像などの拝む対象があった方が便利なんですよね。そういう意味では、読書も一種の宗教だと思いますよ。なお、私は未だに(たぶん一生)“私の神様”を探し続けています。

4か月前

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好きなのにハマりきれない、悩ましきラテンアメリカ文学。ガイドブック目的で購入したけれど、この本自体が面白かった。章立てが時系列になっているので理解しやすいです。 積んだままになっている『澄みわたる大地』をまず読んで、『2666』を挫折したボラーニョは『はるかな星』で再挑戦して……などなど、今後の読書計画の目処がたちました。マクシミリアン帝に興味津々の私としては『Noticias del Imperio』を読みたくなったけれど、邦訳は出ないのでしょうか?

7か月前

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「若手作家ベスト11」の中から一編。村田沙耶香『素敵な素材』〜人は死んだら物質になってしまう。だから、温かい生物でいられる時間が愛おしい。本当にそうだろうか?死を忌まわしく思いすぎると、生まで軽んじることになりはしないか?そんなことを考えました。

9か月前

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いわゆるKDP本の中で一番好きなシリーズの最新作。基本的にギターを中心とした音楽小説(?)だけれど、前作までとは毛色が変わっており、このシリーズは底知れないなあと驚かされました。

約1年前

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メキシコ旅行のお供のうちの1冊。トランプという人がアメリカ大統領になった今、この国を旅しながら読むと、ヴォネガットのアメリカ批判がいっそう刺さりました。

約3時間前

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ハルキストにおすすめ。

13日前

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ケン・リュウの第2作品集。 なんとも雰囲気の良い「長距離貨物輸送飛行船」、ブンガクの香り高い「状態変化」、探偵物好きにはたまらない「レギュラー」、哀愁漂うサイバーパンク「烏蘇里羆」、シニカルな笑いを誘う「重荷は常に汝とともに」、美しく勇敢なヒロインの感動物語「草を結びて環を銜えん」などなど、いずれも名作揃いです。なかでも"絵になる"と思うのが「長距離貨物輸送飛行船」「烏蘇里羆」「草を結びて環を銜えん」の3作で、この3つを足すと第1作品集に収録の大傑作「良い狩りを」の世界になる感じ。 表題作の「母の記憶に」は短編映画化されたそうですが、個人的には「草を結びて環を銜えん」を原作にした長編大作が観てみたいです。

17日前

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劇的な展開も感涙も興奮も笑いもありません。いや実際には、人が死んだり恋人と別れたり警察に捕らえられたりさまざまな事が起こるのですが、それらが簡潔な描写で潔いまでに短く淡々と語られるものだから、何も起こっていないような気にさせらます。そんな短編を14篇、通読して感じたことの第一は、何も起こらない人世なんて無いということ。第二は、人はなぜ小説を読んだり書いたりするのかという問い。第三は……といくらでも続けられるけれどやめておきます。 奇をてらったところはないのに、とんでもないものを読んでしまったと読者に思わせる、そういう本ではないでしょうか。

3か月前

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ブッツァーティの短篇集。どの話もたっぷり皮肉が効いていて、我が身を振り返らざるをえないのです。たとえば『グランドホテルの廊下』の、笑いながら読んだ後にスッと真顔に引き戻される感じ。人間とはなんと愚かで滑稽な生き物なのかと思うけれど、だからこそ、人間を観察したり人間について考えたり、辛い辛いと言いながら人間稼業を続けるのも、面白いのでしょうねえ。

3か月前

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先日、旅行先でシーカヤックを初体験してあまりに面白かったので、読んでみました。技術的なことが2/3、ギアやウェアの紹介が1/3という印象。写真はモノクロで地味な印象だけれど、マナーの話や用語の索引もあり、真面目に取り組んでみたい人の最初の一冊には向いている本だと思います。

4か月前

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今回は人口問題がテーマになっていて、前3作よりも身近な問題として考えながら読むことができます。でもやはり、このシリーズは、観光ガイドとしての面白さが一番です。昔『ダヴィンチ・コード』が世界中で大流行していた頃パリに旅行したら、様々な言語の『ダヴィンチ・コード』を手にした観光客が「これがローズラインよ」などと指差しながら楽しんでいました。もちろん私もその中の一人です。次は是非この『インフェルノ』を片手にフィレンツェやベネチアを回ってみたいと思います。

6か月前

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今号で一番印象に残ったのは大前粟生『回転草』。西部劇でよく見るあの回転草が主人公のハードボイルド(?) これ以上だとついて行けずこれ以下だと物足りない、丁度いい感じにぶっ飛んだ設定で面白かった。

7か月前

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『たべるのがおそい』で気になっていた歌人 服部真里子の第一歌集。 「人の手を払って降りる踊り場はこんなにも明るい展翅板」 たった三十一文字から広がる景色と思索、それは少ない文字数という制限があってこそ生まれる自由な物語。私も一瞬を捉える感性を磨きたいと思いました。

約1年前

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小説、エッセイ、短歌からなる文学ムックです。今村夏子の『あひる』もよかったし、現代短歌の世界に初めて触れられたのもよかった。短歌、面白いですね。

約1年前

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