D12499a3 7577 4a9e 9ed0 5c28fedebfaf

Ryuji

楽器メーカーで、音楽関係の仕事をしており…

楽器メーカーで、音楽関係の仕事をしております。 音楽、教育、リベラルアーツ、英国小説、フットボール、ランニング、芸術論、経営学、料理など読んでる本は雑多です。

61

コメントした本

ジョニー・マー自伝

ジョニーマーの幼少期から最近のソロ時代までを綴った自伝。スミスに関する記述もあるが、案外あっさりしており、その後の音楽人生(ザ・ザ以降)の充実を考えると、本人にはあくまでキャリアの一つに過ぎなかったんだなと分かる(スミス=全てだったモリッシーとは、そこが大きく違う) 個人的には、仕事と家族を大事にする職人としての彼の姿勢が印象的だった。 余談だが、モリッシーの自伝は、本人が翻訳に反対しているため、原書でしか読めない。 ちなみに、モリッシー側からの意見は結構違っていて、そこを比較するのも面白い

12か月前

96c6d88d f0a0 4a19 81d1 1df2a34d0cf3Icon user placeholderE62f0c3c f8ba 47a7 a44e a1b165318b7f9d58de1b b527 49fe 9838 e24d6f5ecdbf29336ecb 05ae 4a8f 8e0a bfdbbdc1e463
みみずくは黄昏に飛びたつ

村上春樹=文体というのが、インタビューを通じて、改めて分かる。一方で、女性の描き方とか評論に関する話など明快な回答が出て来ないトピックもある。川上さんが鋭い質問をバシバシした結果、村上春樹の見えなかった部分が浮かぶ。

1年前

6c297c28 f15b 4bd1 b046 0af57a8709c980f51ed9 5a97 4f46 8c10 87b5fc4a0f2e8cd725ca 2539 4ad5 8cf7 3b1985decebeOoebgixj normalPicture869b54d6 cea8 4909 93fe f03ad4880aba9b18d833 ff64 4461 98e0 418d0b78ed2a 29
ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで

ラップはポリティカル=写実的であるがゆえに政治性を帯びてしまうというのが本書の肝である。貧困や暴力の当事者が、ラップで現実を語る時にヒップホップのダイナミズムが生まれる。日本もアメリカみたいになってきた今だからこそヒップホップが面白い。ヒップホップは悲しいかな絶望でこそ輝く。

1年前

2fdd78d3 53df 4164 867e 80da2428c7f9C8ab4ca0 717e 41de af3d e9585900837338388923 5306 4f90 a069 3d072eea20d1E43f002e 1241 4977 aa1b cdbc58e2c6ad
コルトレーン――ジャズの殉教者

コルトレーン入門編に最適の一冊。彼の作品と生涯がサクッと分かる。コルトレーン分からん、ジャズ分からんけど興味あるという人は、ぜひ。

約2年前

1998年の宇多田ヒカル

CDバブルピークの1998年から宇多田ヒカルを中心に音楽市場の変遷を描いた1冊。90年代は音楽がトレンドの中心だった。宇多田ヒカルは、「自分はあの時代でラッキーだった」と。

約2年前

0d5b41db a6c2 4a51 b9c1 3d1e5b58c0c43a2b47f1 f858 4450 9ced afecef3d3d8989e302dc 61e2 4acf b97e bf2a8c22fa0eDf294017 d183 436e 8e14 12aa00edcccbE68539b9 8045 49ce 8030 1bd4fe68d0b1C8ab4ca0 717e 41de af3d e958590083732082ef8b ccbf 4d74 b784 8b02952a1257 9
わたしたちが孤児だったころ

ミステリーと幼年期の淡いノスタルジアが並列で描かれ、最後に現実と直面する。現実に放り出されてからの人生(親から離れ孤児になること)が本当のスタートなのだ。

約2年前

11afb8da 1bf6 4272 bc30 39ed2c854032Ed17a1f0 2f50 42ec a243 e8163423603fPictureIcon user placeholderF4a8d2f0 ba0c 41a1 9336 7c952a8c4772
職業としての小説家

村上さんが、自身の仕事について語った一冊。よく作家には、自分の手足を切って作品にする芸術家タイプと周囲ののことを練り上げて作品にする職人型の2パターンがあるが、村上さんはどっちかというと後者に属するんだろうなと思った。作品を作る時は、1日10ページずつ書くシステムを構築するという話なんかにもそれを感じる。一番、印象に残ったのは「自分が何を求めてるか」ではなく「何かを求めていない自分」を表現にするのが大事という話だった。エゴ=表現するってわけじゃないだなと。

約3年前

Ef493691 aa4e 4c7d 918f 51593b45171b28152936 0cef 4431 8f58 9f531d6d7601Icon user placeholder8e139999 5411 4431 9288 2405a03ed261Fb356ba6 9a6c 41fb 8343 c02b8dc864f5095de8f5 82de 46d5 8114 73ff7f72a76fD6630da9 772e 49b5 b568 1d687963fbe0 48
雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行

村上さんの紀行の中でも、最もハードな一冊。これを読んで、トルコに行きたいと思う人はあんまりいなさそうである。とはいえ、日本人に馴染みのない中東−トルコ事情を知れるという意味ではオススメです。

約3年前

458c1e90 0f5f 47a6 9e44 bbce7cd6600bBe3180c0 ec93 4318 8d27 23d810406ad7705a3186 26f6 4491 b78f 518c621045c5Be3807a6 ec38 42ae b99b 14e7294097de28bebfeb 0345 42a3 bd34 c659b284ef31
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール

1巻に比べると、旅に哀感みたいなものが漂い始めている。娼婦やそのヒモ彼氏たちの話とか、売れなくなった子持ちの娼婦とのエピソードなど、裏側で生きる人との関わりが、文章にも出てるのかなと。香港マカオ編に比べて、静かな印象のある2巻。

約3年前

E8e7efb3 e061 4dcb b68d d92b19e44a1fC1328c50 7403 4c06 af9f dccee519f9e481bb9d06 5842 4da2 bbe0 7a9317857d1f46a340e4 101d 47ee 8b09 37d2fc2cd270B357c5d4 925d 41dd 87d5 a56b7026539994e67008 1e6b 4971 8bfa fe092db3c9f28f93e7c0 d3e3 4a41 8541 e0a5b6fb8dee 23
ねじまき鳥クロニクル泥棒かささぎ編

ここから、村上春樹の小説の中に、悪との相克というテーマが入ってきたように感じる。ここでいう悪とは、個人ではなくシステムやその集団的思考みたいなもの。個人主義者だった主人公が、近しい人を守るため、孤独に打ち勝ち、知性と勇気を備え、悪と対峙するという雛形は、その後の海辺のカフカや1Q84でもベースになっている。とはいえ、単純なビルトウィングスノベルではないので、読み手によって幾重にも解釈が可能というのが、この作品の懐の深い部分だと思う。

約3年前

69f5d3cc f806 45c1 9795 79436b418028Ac8450bb 96b6 475d 9a26 f8a500cd5ed6Bd8139b9 4767 4df5 912c a342c94a27bdIcon user placeholder46da03c0 292d 4d30 bcab ef72e7307ed62ee15a92 b663 4fcd af27 bd873c5d1ba6B421bab0 335c 4da6 aced be803fd931bf 59
路傍に添える

詩と自伝。norikiyoのリリックには、不良のタフネスと詩人のメランコリアが、絶妙なバランスで共存している。哀愁はあるが、湿り気はなく、クールで乾いてる。

1年前

女ぎらい――ニッポンのミソジニー

男と女の人とで感想はかなり異なると思うが、僕には非常に勉強になった。男である=内面化されたミソジニーがあるのに気づく。ミソジニーの解毒剤というか。社会の見方が変わる。

1年前

いまモリッシーを聴くということ

モリッシーの本質は、歌詞にあるというが、それをイギリス社会論と合わせて語ると、モリッシーが何を言いたかったのかが浮かび上がってくる。音楽書でもあり、イギリス社会論でもある一冊。

1年前

9d58de1b b527 49fe 9838 e24d6f5ecdbfC25e4b67 738c 4143 a02f 43951068dbcfBede488f eb09 4e91 9a54 e8af296f0c6183fc246b a0c3 4e99 aad3 3b4be506060bC650edbe f538 4d2e b1a2 5a08d1af82f447e08e49 e5c0 4a11 90c6 db62baeca62a568df437 3f78 4b41 b3cc 741955579aea 8
ボブ・ディランは何を歌ってきたのか

ノーベル賞受賞で周辺が騒がしいけど、ディランは常にその時、思いついたことを歌ってきただけということを再認識させられる。アルバムごとに振り幅が大きいが、その辺りの背景を解説してくれてます。

約2年前

文化系のためのヒップホップ入門

ヒップホップは、音楽じゃなくて場である。ということが分かるとこの音楽の面白さが分かる。ヤンキー文化論としてもオススメ。

約2年前

31e6f918 5815 4f2b 83bb 2b1fb3a8208d515af6c3 d417 4d4c 9d63 55a5e0f200804302bf7a 4009 42d7 b858 83dc71a845880539a6e9 70a2 403b 8838 d3791f5468ee07b27cb7 6c1f 4301 a6be e20e6e4d3122Bede488f eb09 4e91 9a54 e8af296f0c61E3429d5e 1734 460e 8d95 f9e374d2854a 10
くるりのこと

くるり結成から現在までの20年をインタビューで振り返る一冊。各アルバム制作ごとにエピソードがあるので、聞きながら読むも良しです。個人的に向井秀徳のエピソードがツボでした。笑えて、くるりの思い出に浸れる一冊。

約2年前

0d5b41db a6c2 4a51 b9c1 3d1e5b58c0c42cf82094 4d5a 4b64 92b5 1c2551f25cf8
深夜特急〈3〉インド・ネパール

インドネパール編。 インドは、この世の地獄だ。とある学者が言っていたが、なるほどと思えるほど、ヘビィな環境である。そのせいかネパールの方が良いエピソードが多いのに、インドの方が強烈な印象を残す。

約3年前

E8e7efb3 e061 4dcb b68d d92b19e44a1fIcon user placeholderC1328c50 7403 4c06 af9f dccee519f9e481bb9d06 5842 4da2 bbe0 7a9317857d1f46a340e4 101d 47ee 8b09 37d2fc2cd270B357c5d4 925d 41dd 87d5 a56b7026539994e67008 1e6b 4971 8bfa fe092db3c9f2 23
翻訳夜話

村上さんと柴田さんによる翻訳の講義録をまとめた一冊。翻訳に大事なのは、熱意と共感っていつのは、シンプルだけど確かになーと唸ってしまった。本の中で、お互いの得意な作家の短編を翻訳してるのだが、文章を読むとその辺りよくわかります。

約3年前

36fb03d4 8381 4eda a519 168a1eb64afaIcon user placeholderFa8271f3 60a4 44e6 a532 08894ae2c002Bd8139b9 4767 4df5 912c a342c94a27bd2e5778d4 27dc 4f49 9f99 7c4e95c48aafA6f35b9e ff78 4349 af5b 80496a9e88aa705a3186 26f6 4491 b78f 518c621045c5 15
深夜特急〈1〉香港・マカオ

香港からロンドンまでバックパッカーとして旅をした沢木さんの名作紀行の第一部。 その香港、マカオ編。1970年代の香港とマカオは、まだ猥雑とした部分と植民地だった頃の色合いが深く残ってたんだなと感じる。街の陽と陰を描く文章を読んでいると、まるでそこに街があるように感じる。マカオ編では、博奕のエピソードが中心。博奕って甘い毒だなと。

約3年前

1e4ee0ab a97f 4c59 b552 9fb7a5259895E8e7efb3 e061 4dcb b68d d92b19e44a1f5c50f524 f6b7 412a b19b e458d59db9fdF2e05104 3d2f 4fa5 8e34 059f1d2e71d4Icon user placeholderC1328c50 7403 4c06 af9f dccee519f9e481bb9d06 5842 4da2 bbe0 7a9317857d1f 75
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

村上さんのインタビュー集。 小説の書き方、翻訳、音楽、ランニング辺りがメインのトピックなので、エッセイとも重なる部分もあるが、アンダーグラウンドで出会った一般の人たちへの敬意とか、自分が社会に対して何をやるのかみたいな外側に関することが率直に語られている。デビュー当時の個人主義的な思考から変化して、どうやって今の思考になったのかがよく分かる一冊。

約3年前

Ec9d141a dc97 41df 812e 9427c9e8c25fPicture