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Yuki

Tokyo

Tokyo

7

コメントした本

羊と鋼の森

手に汗握るような展開はないものの、全体を通して空気感の伝わる繊細な表現で、読了後の余韻を大切に味わいたくなる作品。 特に、冒頭の体育館のシーンと、山中にある実家に帰省している森のシーンが、張り詰めた空気、繊細な音、空気の振動、息をひそめる感じ、リアルに想像できて好きだった。 深く考えるタイプではなく、想像の五感で感じるタイプの小説。 ----- 「だから、僕にも景色が見えるのだ。あの森の景色が。だから、こんなに僕の胸を打つのだ。あの山の森が鳴らされてるから。」 「梢でカケスが鳴いている。風が吹いて、森の匂いがする。葉が揺れ、枝が擦れる。エゾマツの葉が緑のまま落ちるとき、音階にならない音がする。幹に耳を当てると、根が水を吸い上げる音がかすかに聞こえる。カケスがまた鳴く。知っていた。知っている。エゾマツの鳴らす音を、僕は知っている。だから懐かしいのか。だから魅かれたのか。山の夜の音も僕たちの中にいつもある。」

6か月前

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魔王

全体的に薄気味の悪さのある小説。 10年以上前の作品だが、アメリカに対してヘイトが溜まっていき、根拠のない噂が更に憎しみを呼ぶ構図は、今日の日韓関係に重なると思った。ネットがより普及し、フェイクニュースが蔓延する今こそ、流されずに自分自信でよく考える必要がある。 紙を25回畳めば富士山の高さになるように、競馬の単勝を勝ち続ければ百円が一億円になるように、小さなきっかけを重ねれば、大きな流れになる。良くも、悪くも。 安藤兄は鳥になって腹話術を続けているのか? マスターの正体は? お金の使い道は? 犬養政権の世の中はどうなっていくのか? 読了後もいろいろ気になることが多い。 数年前に読んだ、モダン・タイムスを読み返してみよう。 ----- 「スカートがめくれてるのを直してあげたいと思える人間でいたい」 「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば、そうすりゃ世界が変わる」 「考えろ、マグガイバー」

6か月前

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