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Koppepantaro

身の丈五尺八寸、中盛無料と戦う日々、時々…

身の丈五尺八寸、中盛無料と戦う日々、時々大盛

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コメントした本 ページ 2

犯人に告ぐ〈上〉

劇場型捜査で連続殺人犯を追う警察小説、という設定に惹かれて手に取り、するする読み進めた。 闇に沈んだ犯人をもう一度浮かび上がらせる事、そのためのエサに自分がなる事、つまるところ、この小説はそんな捜査官の物語。 突拍子もない話でありながらも荒唐無稽にならないのは、きちんとリアリティが残されているからだと思った。組織の重たさ、私利私欲、間の悪いミスと、狙い澄ました悪意…。 こんがらがった悲痛と慟哭が、クライマックスに向かって少しずつ混じり合っていき、すました顔も遂には歪んでしまう。特別な盛り上がりはないけれど、静かに熱く終わっていく物語だった。 「おそらく、あの日以降、今に至るまで、救いのない人生を送っていることだと思います。」 逃げ果せたのか、逃げられなかったのか。 或いは、絡まったままだったのか。 読み終わってからずっと、そんな事を考えてしまった。

5か月前

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マンガでわかる 酒好き医師が教える 最高の飲み方

始まりと同時についついジョッキに飛びついてしまい、特に何も考えずギュンギュン飲んじゃって、気がつけば立派にハイペース飲み会の先頭をひた走る…そんな自身の飲み方を変えたい、そう思って読んでみた。 考えてみれば、「良い飲み方」なんて教わった覚えはないし、強ければ強いほどイイと勝手に思い思われてきた気がする。 本書の要点はずばり、適量であれ、の一点。 少量であればそもそも悪酔いも二日酔いもありゃしない、そんな事はとっくに分かっておる!と思う。酒飲みにとっては、どちらかと言えば興ざめな要点とすら言える。ただ、そこで話は終わらない。 アルコール消化のメカニズムやツマミのあれこれ、そういった細かな内容に触れ、少し試してみようかなという気にはなる。あらかじめ決めた量を飲むとなれば、これまで漫然と掴んでいた生中も、本当にこれでいいのか?と思えてきた。本書に沿うなら生ビールは中ジョッキ一杯で容量ジャスト、つまりそれで終了となる。乾杯とともに別れの挨拶となってしまうなんてあり得ない、ここはグラスで抑えて、まずはオイル系ツマミとサラダで胃を動かす。そこからメインディッシュと合わせるお酒を真剣に吟味…なるほど、決められた量だからこそ選ぶ楽しみが増えるし、とりあえず〜で飲んだり食べたりしない分とにかく色々優しい。お財布にもお腹周りにも…。 そうやって普段とは全く違う飲み方を試してみて思ったのは、これはこれで楽しめるな、ということ。飲み足りなさはあるけれど、惰性で飲み続けて終電コースよりはマシだと思うし、チビチビ飲むのも案外悪くない。 これは明日楽勝だな、と思いつつふと周りを見渡すと、顔を真っ赤にしながらロレツ危うく話をしている同僚がいて、あれ?そんなに楽しそうでもないな、と思った。 楽しく飲む、は意外と知恵が必要なのだな。 自分なりの「良い飲み方」を目指していくキッカケをくれた一冊。

7か月前

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百年法 (上)

久しぶりに感じた、「本が面白い」ってこういうこと。とにかくこの設定の妙が凄い。最初から最後まで物語の世界に引き込まれてしまった。 初めは、100年生きられる話だった。それなのに気がつけば、100年死ねない話に変わっていく。 なぜ、そうなってしまうのか。 それがこの物語の夢中になれる部分であり、この本を閉じる度にアレコレと考えていられる理由なのだろう。 面白い本はいつでも、「自分だったらどうする?」の問いかけを自然に投げかけてくれるものだと思う。答えを楽しみにしながら、下巻に飛びついた。

7か月前

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交換殺人には向かない夜

美しく謎めいた奥様、平然とコーヒーをシェイクするビルオーナー、華やかな女優と冗談みたいなお嬢様に、凛々しく凶暴な刑事、そして狂言回し。 衣装のように、それぞれのオンナが物語のバトンを回していく傍で、見栄っ張りの貧乏探偵が大きく期待させ、普通に裏切る。そんなユーモアミステリー。

7か月前

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おおあたり しゃばけシリーズ 15

貧乏神は頭にタンコブを二つもこしらえ、屏風のぞきは井戸に吊るされる。そして、我らが若だんなは一人、蕎麦打ち棒とお盆装備で包丁男に立ち向かう…まさかの展開といつもの結末が楽しい、シリーズ屈指の「おおあたり」な第15弾、久々に良作でした。

8か月前

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そんなバカな!―遺伝子と神について

そんなバカな!から始まって、いいぞもっとやれ!に至る読書体験。 動物行動学はなんて面白い学問なんだろうと本気で感動した。ヒトはもとからセルフィッシュ。上等!

9か月前

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新装版 三国志(四)

シリーズでもハイライト的な巻。何とかこのまま羽ばたいて欲しい!

9か月前

新装版 三国志(二)

曹操は才気走った良い若者だな、と思っていたらまさかのあの仕打ち、エエェ〜…ってなる。

9か月前

功名が辻〈1〉

とにかく千代に任せておけ!が答え。 初々しい二人の一国一城の主への旅、スタートの巻

9か月前

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義経〈上〉 (文春文庫)

元祖御曹司の一代限りサクセスストーリー。 その生い立ちの数奇さと、波瀾しかない青春時代をそのままに、あっという間に駆け抜けてしまう九郎ちゃん。芯の弱さは誰のせいだったのか。愛すべきおバカさん、九郎義経見参の巻。

9か月前

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最後の証人

最終弁論まででおよそ八割。 いつになったら佐方は暴れ出すのか、と読んでいるこっちが暴れ出しそうな構成ながら、事件の核心はどんどん明らかになる。どうするつもりなのか…と不安になり出す頃にようやく真打ち登場。 「二度目の罪は過ちではなく、それは生き方である。」 断罪と救済は同義であると語る弁護士。 物語で問われるのは、誰の生き方なのか。

5か月前

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百年法 (下)

最後まで失速することなく、面白かった。 百年の夢から覚めた人々が向き合うのは、どう残し、どう繋いでいくか、というテーマ。 生きられない未来を本気で見据えた時に出せた答えが、誠実で美しい。不老という夢で逆説的に死を思わせ、その終焉で命は希望を手に入れる。 終わるからまた始められる。繋がっていける。だから面白い。

7か月前

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ベルカ、吠えないのか?

戦争の世紀が軍用犬を躾けあげ、磨き上げ、あらゆる場所を散歩していくその内側で、シェイプシフター=変身動物とも形容される、およそ雑多な種々のイヌたちがひたすら繋がっていく物語。 戦争とはつまり、ヒトが生み出す、自らのための、余分な、地獄だ。 飼われて、捨てられて、追われて、殺し殺される。けれど、一度も迷わない。そんな彼らが織りなすクロニクル犬大河。

7か月前

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火喰鳥 羽州ぼろ鳶組

はぐれ火消熱血派。 時代劇というより現代劇で、設定が江戸の火消し、という感じ。あくまでタッチは軽めなのでそこ要注意。史実とか時代考証とかそういうのはよく分からないけれど、時代小説を読んでみたい、そんな人におススメ。

8か月前

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蜩ノ記

助かる気なんてはなから無かった人と、その人を最後まで助けたかった人たちによる、「忘れられない贈り物」お侍編。 「世の中には覚えていなくてはならないことは、そんなに多くはないような気がする」 物語の中の、清廉で慈悲深い人は二人いる。そのどちらもの命が奪われていった後で、それでも続く日暮らしにどう挑むのかを考える一冊。 追記: 映画化のキャストを読了後に確認。秋谷は中井貴一一択でしょおがぁぁぁ…

9か月前

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新装版 三国志(五)

諸葛孔明が仲間になってくれて、本当に良かったね、劉備さん…と心から思えるラスト五巻。三顧の礼を尽くした甲斐もあろうというものです。 とにかく立身を目指して挑めど玉砕、地べたを這いずり回って何とか生き延び、その後割と何年もうだつの上がらないヒモ生活をしたりしつつ、機会を見つけてはまた挑む、玉砕、地べた、ヒモ、でループ確。でもへこたれない。ワンチャンまだあるから、オレもっかい頑張れるから、ね?ってもうこっちがしんどいよ!劉備さん!ってなりました。散り際とか考えないそのメンタリティに、多くの事を学んだような学んでないような。

9か月前

新装版 三国志(三)

いつまで経ってもパッとしない劉備さんとお仲間にヤキモキし始める三巻…

9か月前

新装版 三国志(一)

これだけ長い間、ずーっと誰かに読まれ続けてきた物語が面白くないはずがない、そう思って読み出した三国志。有名な桃園の誓いにおおっ!となり、これから三人の立身出世サクセスストーリーが始まる!と期待してたら甘かった、そんな一巻。

9か月前

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義経〈下〉

絶頂から鵯級の転落を経て、最期の悪へ。 作者の一貫する「残念な子」認定に納得しつつも、やっぱり先生の書く九郎義経は魅力的。落ち行くラスト、門前での暇乞いが美しい。どうしようもない馬鹿さがその所以なのか。個人的に、平知盛の不運が破格。

9か月前

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さよなら、愛しい人

彼女は君に好意を持っている。 良い子だ、私の趣味ではないが。 良い子は気に入らんのか? 私はもっと練れた、派手な女が好きだ。たまごでいえば固茹で、たっぷりと罪が詰まったタイプが。 ================== タイトルが分かると哀しくなる。 固茹で派の悲劇。

9か月前

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