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あかや

本屋と図書館は無限を秘めている

本屋と図書館は無限を秘めている。読書を習慣にすることを目標にしたい。

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コメントした本

ノートルダム・ド・パリ(上)

上下巻とも読み終わった。幼い頃、ディズニーの映画を一度観たが、全く違うストーリーだということを知った。 単純に黒が悪とは言い切れない、また白のうちにも無知による愚かさがあった。そして、何より、決して救われない悲劇だった。 完成度の高い漫画を読んでいるかのように、パリの街並み、人々の群がり、そして主な登場人物の表情が目に浮かんでくる。 だが、同じ著者の代表作品であるレ・ミゼラブル の主題の一つであった、恵まれない立場の人達への深い同情やそれを生み出した社会への問題提起の影は本作品では全くといいほど見られない。ジプシー、家なし、障がい者、といった人々の描写があまりにも突き放されているのだ。正直少し残念な気持ちを持ったが、著者の思想の変遷(レ・ミゼラブル は本作品の30年ほど後に書かれた)を知るには良いのかもしれない。 思想という点では、建築とこの物語の時代に主流となった活版印刷に関する考察も興味深かった。

3か月前

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日の名残り

最後の一章が美しい。それまでの一見バラバラに見える回想の数々が見事に収束する。ノーベル賞受賞時にはまるで日本人が受賞したかのような騒がれ方だったが、完全な英国文学作品である。

8か月前

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人間の大地

詩的で、驚きと発見に満ちた、作者自身のパイロットとしての体験を綴ったエッセー。 一つの物語として繋がっているわけではないが、一貫して、生きること、人間の尊さについての作者の考えが見える。 星の王子さまの背景を知ることができる。 言葉の選び方がとても美しく、また奮い立たされるようで、一気に読めた。

約1年前

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ぼおるぺん古事記 三: 海の巻

この作家の作り出す作品の空気感が好き。それに、原文を使われていることで日本語の面白さがよくわかる。難解な人物名でも、漫画になっているおかげで誰が誰だかわからなくなることもない。古事記のストーリーを全く知らなかったので、勉強にもなった。続編が出るかも、とあとがきにあったのでそれを楽しみにしている。

約1年前

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知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義

去年の本だが今読んでもためになる内容。国際的なニュースを中心に歴史も含め分かりやすく解説されている。次巻も読みたい。

1年前

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指輪物語 (10) 新版 追補編

指輪物語という壮大な物語の背景にこれほどまでに詳細な設定があったのかと驚かされる。特に、エルフ語などを解説した箇所はまるで学術的な語学書を読んでいるかと錯覚させるほどのリアリティ。トールキンの言語学への高い関心を窺わせる。ホビットの家系図や、アラゴルンとアルウェンの物語、登場人物たちのその後もわかる。本編よりも硬めの文章だが、物語の余韻に浸ることができる。

1年前

古都

京都の街と北山杉の里の描写が丁寧。昭和の時代の描写だが、現在も変わらない部分が多くあると思う。だが、京都の地理や北山杉を全く知らない人にはイメージの湧きづらい部分もあるかもしれない。京都に住んでいる間に読んでおけばよかった。

1年前

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新版 指輪物語〈6〉二つの塔 上2

一度は離れ離れになってしまった仲間との再会の場面が最大の魅力であった巻。ガンダルフとは違う力を持った、魔法使いサルマンも登場。

1年前

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新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2

障害を共に乗り越え、分かり合えた仲であってもいつかは別れやってくる。そんなどうしようもない寂しさをどこか感じさせる巻であった。

1年前

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新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2

陽気なトム・ボンバディル、宿屋の亭主バタバー、そして謎の人物馳夫、登場人物が個性的でそれぞれ魅力的で、活き活きとした会話は読んでいて飽きない。どんどん引き込まれていく作品。

1年前

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『レ・ミゼラブル』の世界

一ヶ月かけてレ・ミゼラブル (豊島与志雄訳)を読み終わって、衝撃と感動が冷めないまま、この本を手に取った。著者は数年前に翻訳を手がけた方である。 この本は主に、レ・ミゼラブル が書き上げられるまでの ユゴーの人生、政治的立ち位置と、彼の持つ哲学と考えについて記述されている(ユゴー自身の人生そのものが壮大な波乱万丈の小説のようだ)。ナポレオンに対する賞賛の一方で少し距離を取った表現があることや、ルイ・フィリップの肯定、宗教に対する批判をしていながら全編を通してキリスト教的な道徳観を持っていることなど、作品を読んだときに疑問に感じた部分が解決された。 巻末の年表から、初めて歴史とのカラクリに気づくこともあった。 作品を深く理解するのに、大きな助けとなる一冊だ。

3か月前

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お父さんが教える 13歳からの金融入門

シンプルかつ丁寧な説明で、小学校高学年くらいでも読めそう。オプションや信用格付けなど、知らなかったこともたくさんあったので、楽しく読めた。日本の制度のことをもっと詳しく取り上げた同様な本があってもいいのにな。もっと早く出会いたかった。

12か月前

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地球温暖化は解決できるのか――パリ協定から未来へ!

温暖化とパリ協定の概要をつかむのに、読みやすくまとまっていて良い。メインとなっているのは国際交渉の歴史と流れ、国際会議の様子など。

約1年前

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉

子供の頃に読んでおきたかった。4人の子供たちがナルニアと呼ばれる異世界で冬の魔女と戦う。瀬田貞二さんの翻訳がすばらしく、挿絵もとても良い。全巻読み終わったら映画版も観てみたい。

1年前

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新版 シルマリルの物語

指輪物語の世界にとっての神話的な位置づけの物語。世界の創造から大いなる宝玉シルマリルを巡るエルフたちの運命と初代冥王モルゴスが力を失うまでが書かれている。固有名詞が多く索引と家系図と本文を何度も行き来しながら読んだ。指輪物語の世界でよくわからなかった背景を知れるので、もう一度指輪物語を読み返したくなった。

1年前

新版 指輪物語〈9〉王の帰還 下

どこまでも壮大で、どこまでも美しい物語の幕が閉じる。「王の帰還」のタイトルに相応しい、尊く希望に満ちた終わり方だった。旅の仲間たちや登場人物たちはそれぞれの道へ進み、別れていくが、そのどれもが納得の行く形。翻訳はもちろん、装画も挿絵も素晴らしく、物語をさらに広げてくれた。

1年前

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新版 指輪物語〈7〉二つの塔 下

フロド、サムサイドの冒険が語られる。最後の場面、サムが発揮する勇敢さと変わらぬ忠誠心に涙が出そうになった。

1年前

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新版 指輪物語〈5〉二つの塔 上1

初めて、描かれる視点がフロドから離れた他のメンバーへと移る。それぞれが本当に魅力的な、誰もが主人公になりえる物語であることを実感。読んでいるとどこかほっとするホビットたちの描かれ方がこの巻でも非常に素晴らしい。

1年前

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新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1

この物語の特徴の一つは、緊張感と不安に満ちた冒険の場面と、安心と温かさと心地よさに満ちた休息と出会いの場面の展開のバランスの良さであると思う。それらを繋ぐ登場人物の活き活きとした、時に熱く、時にユーモアに溢れた会話のためにいつまでもページをめくってしまう。様々な歴史と人物が交錯し、物語は複雑になっていく。ついに9人が指輪を「失くすため」の物語に出発する。

1年前

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新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1

「ホビットの冒険」を読んだ後で読むとより深く世界に入り込める。いつまでも読んでいたい美しい情景、手に汗握る冒険の始まり。この巻最後のフロドへの友人たちの言葉に胸が熱くなる。

1年前

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