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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

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コメントした本

あまりにも真昼の恋愛

最近韓国の本屋や出版事情が話題だけど、文学も面白い。この〈韓国文学のオクリモノ〉シリーズはどれも必読かと。

10か月前

擬 MODOKI: 「世」あるいは別様の可能性

目眩のするような圧縮率で読みながら解凍していくと実際の頁の数倍ある感じ。知恵熱出そう。

約1年前

日本の詩歌――その骨組みと素肌

1994年と95年に行われたコレージュ・ド・フランスの講義録にして、現代日本人にこそ読んでほしい感動的な名著。

約1年前

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共感のレッスン 超情報化社会を生きる

「私たちの時代はあまりに脳や意識の次元にコントロールを委ね、その弊害が大きな歪みを作りだしている。その集中しすぎた支配の一端を再び身体へ還してやることが、地球規模に拡大してしまった脳や意識にとっても望ましい方向なのだ」伊藤俊治(あとがきより)。 『ディスコミュニケーション』以来約30年ぶりとなる、宗教人類学者と美術史家の2人による刺激に満ちた連続対話をまとめたもの。「わたし(自己)」は「あなた(他者)」であり、「あなた」は「わたし」である。

約1年前

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あるノルウェーの大工の日記

建築家ではなく大工というところがポイントで、屋根裏の改装工事を請け負うところから、見積り、入札、契約、職人と建材の手配、実際の大工仕事、受渡しまでの半年間が綴られる。あらゆる業種のフリーランサーは共感の嵐で、むしろフリーランサーに仕事頼む側に個人事業主の表に出ない苦労や換金されてない仕事を知って欲しい必読書!

約1年前

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高架線

築50年近くにもなる「かたばみ荘」のある部屋の歴代の住人や関係者たちが語るさまざまな話。それらのエピソードを聞きながら、自分が今まで住んできたアパートや当時の暮らし、バイト、沿線や電車からの風景、つきあってた人たちとの時間などが次々に浮かんできて、聞く(読む)と同時に誰かに自分の記憶を話しかけているかのような、不思議な時間が流れた。保坂和志や小島信夫の作品が好きならぜひ。

1年前

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犬物語

柴田元幸さんが以前訳出した『火を熾す』(2006)がロングセラーを続けているのを受けて、今回はジャック・ロンドンの作品の中から「犬の話」に絞って翻訳し纏めた中短編集。どれも一行目からカッコよすぎて痺れます! 書かれてから100年経っても古びないどころか、一段と輝きを増すリアルな生の感触。現代社会のペットとしての犬とは全く違う人間との関係が描かれています。全篇通してバックという犬の視点から書かれた代表作「野生の呼び声」は素晴らしいとしか言いようがない。名前は知ってるけど読んだことないという人はぜひ。ほかに「ブラウン・ウルフ」 「バタール」 「あのスポット」 「火を熾す(1902年版)」 。「犬が狼的なものと、人間的なものに引き裂かれるとき、ジャック・ロンドンの典型的な劇的展開が生じる。」by 柴田元幸(「訳者あとがき」より)

1年前

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ポーランドのボクサー

書店で見かけて、グアテマラの作家が書く「ポーランドのボクサー」ってタイトルの小説ってどんな内容?って思って買ったまま1年以上積読しながらずっと気にしていた。台風の週末にふと読み出したら、まったく予想もしてなかったところに連れてかれた。舞台はグアテマラだけでなく、アメリカ、イスラエル、ポーランド、セルビア…。自身のルーツであるユダヤ人であることから距離を置こうとする、いや、そのことが生み出す「壁」を乗り越えようと渇望しもがき続ける生の態度に、真の人間性を感じる。これが今年の日本翻訳大賞に選ばれたことはこの社会の微かな希望のひとつではないだろうか。エピグラフにロベルト・ポラーニョの一節「人には詩を読むべき時とボクシングをすべき時がある」。

1年前

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愛と障害

旧ユーゴのサラエヴォ生まれ、92年にシカゴ滞在中にユーゴ紛争が勃発し、帰国を諦めアメリカで英語で書き始めた作家。かつて読んだ長編『ノーホエア・マン』は衝撃だった。自伝的要素の強いこの短編集も痛切。「指揮者」「アメリカン・コマンドーー」「苦しみの高貴な真実」がベスト3。第2長編『ラザルス・プロジェクト』の邦訳も待たれる。

1年前

八日目の蝉

やはり傑作ですね。。。気づいたら単行本出てからもう10年経っているが、小説としての深さと問いかけの強さはまったく失われてない。文庫版の池澤夏樹の解説も興味深い(「これは相当に過激なフェミニズムの小説なのである」)。映画は未見なので見てみたい(やはり構成はかなり違うらしいですね)。

1年前

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食べごしらえおままごと

追悼。「おなじ日本語を使いながら、言葉の意味がかぎりなくくずれてゆくのもかなしいが、言葉以前に、朝夕食べる野菜の味について、おいしい、といいあう舌の感度がまるでちがうことが、じつにものさびしい。根菜類も、グリーンピースもそら豆も、花かんらんも、ただ塩で茹でただけで、太陽とすこやかな土で育てられたものは、じつに豊かなおいしさを持っている。豊潤という言葉は、そういう作物を味わって来た者たちの共通認識から生まれた言葉ではなかったか。」 _風味ということーーあとがきにかえてより

約1年前

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収容所のプルースト

1940-41年、ソ連の強制収容所に収容されていたポーランド人画家が、零下40度の極寒と監視下で記憶だけを頼りに行なった『失われた時を求めて』の連続講義があった。奇跡的に「カティンの森」事件を回避し解放されたのち、同房者2人が残した口述筆記のノートから著者が再現したプルースト論にして、人間の尊厳を守った魂の記録。原題は「堕落に抗するプルースト」。開いたら途中で閉じることができずに一気に読んだ。

約1年前

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無銭横町

年に一度は貫多の声を聞かないと。

約1年前

鳥獣戯画

帯に「語りの力で、何者にもなりえ、何処へでも行ける。小説の可能性を極限まで追い求める、最大級の野心作。」とあるけど、この本の刊行記念で紀伊國屋で開催した円城塔さんとのトークイベント行った時に、最後の質疑応答で、「私は鳥獣戯画が大好きで、あなたが誰なのかも、この本が小説とも知らなくて買って、来ました」というおじさんがいて笑ったんだけど、まさにそういう展開ですらすら時空も因果も超えて、かつ全てを内包したような複数の「私」小説。後半の「私」の高校から浪人、大学一年の夏までの恋愛を描い部分は、エモい青春小説としても読める。読後感最高です。

約1年前

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観察の練習

「観察の練習」とは、日常生活でのちょっとした気づき(スマホで写真撮る)を、そこで止まらず理解へまでつなげる(言語化する)思考のクセをつける(→アイデアの種になる)のレッスンのこと。移動中とか、通勤電車で読むと良さそう。装丁・造本の仕掛けも素晴らしい。

約1年前

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うしろめたさの人類学

著者がフィールドワークの拠点としているエチオピアと今の日本社会とコミュニケーションのギャップから、「あたりまえ」と思い込んでいる(考えようとしない)社会やシステムの仕組の問題点を解きほぐし、読者をポジティブな思考と行動に促す、ミシマ社らしい良書。読みながら、(地域)アートやコミュニティづくりに携わるような人にも、やってることの根本的な意義に立ち返るうえで補助線になると思いました。タイトルもいいですね!

1年前

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パタゴニア

祝文庫化!で、約20年ぶりに読んだ。すでに「20世紀(後半の)紀行文学の古典」と称されているけど、決してこの記述のスタイルがスタンダードになったわげではなく、むしろ特異点として屹立していることを再認識。でも誰もが一度は読んだほうがいい。池澤夏樹の解説(『世界文学全集』収録時の09年執筆)も興味深いエピソードがいろいろ紹介されていて良い。『ソングライン』や『どうして僕はこんなところに』も読み直したくなった。旅に出て。

1年前

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都市は人なり 「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」全記録

いろんな意味で最前線かつ真っ当。版元がLIXIL出版というのもガチ。

1年前

二ノ橋 柳亭

絶版だった『ブラックバス』を改題して復刊された名品揃いの短編集。‪そうそう、直木賞作家ってこういうの書く人が本物だよなぁと(81年この中の2篇が候補になるが落選し、2年後『私生活』で直木賞受賞)。収録7篇の題材が実に多彩。野坂昭如、山口瞳、開高健、色川武大とか好きな人必読かと。

1年前