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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

284

コメントした本 ページ 2

なめらかで熱くて甘苦しくて

川上弘美しかし書けない。今読むと、特にラストの「mumdus」の延長線上に、『大きな鳥にさらわれないよう』が書かれているのがわかる。

2年前

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終りに見た街

1981年に書かれた小説で、現代から太平洋戦争末期(昭和19年)にタイムスリップしてしまった家族の物語。

2年前

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五月の雪

ロシア出身のアメリカ作家のデビュー短編集。かつてシベリアの強制収容所への入口となった鉱山の町で、大きな時代のうねりの中に生きた市井の人びとの、希望と絶望、出会いと別れ、人生の転機と苦い思い出。淋しさとユーモアの入り交じった独特の語り口で、微細な心の動きを見つめる眼差しが素晴らしい。著者も影響受けたというジュンパ・ラヒリが好きな人もぜひ。

2年前

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島尾敏雄・ミホ - 愛の往復書簡

オリジナルの手紙から現存するすべての手紙を復刻。「はまべのうた」などの付録も。梯久美子さん解説。

2年前

妻への祈り - 島尾敏雄作品集

梯久美子さんによる文庫オリジナル編集のアンソロジー(解説付き)。『狂うひと』とセットでぜひ。とてつもなく大きく、深い愛。

2年前

芸術教養シリーズ20 編集学―つなげる思考・発見の技法 私たちのデザイン4

図書館で見かけて読んだ。内容は悪くないのに書体と文字組がダサいのが残念。。

2年前

星の子

今作もザワザワしっぱなしで一気読了。芥川賞獲るかな?

2年前

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冬の日誌

64歳、これから人生の冬の季節を迎えようとする著者(若くもないが後期高齢者でもない)が、自らの過去を振り返り、掘り起こし、レイヤーを剥がしながら、「身体」にまつわる様々な記憶とエピソードを幼少期からの時間軸で綴ったメモワール。かつての自分を「君」と呼び、現在とは一定の距離を保ちながら二人称で語っていくことで、自伝的ではあるがいわゆる自伝ではなく(柴田さんは「ノンフィクション」と書いている』、読んでるこちら自身の記憶も掘り起こされながら、ぐいぐい読まされる。ほとんどオースターの他の小説と同じ面白さ。(原書で)翌年刊行した『内面からの報告書』と対をなす。

2年前

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襲撃

唖然として、最後まで戸惑いながら、読了。これが本当にあのレイナルド・アレナス(『めくるめく世界』『夜になるまえに』)の自伝的五部作「ペンタゴニア」の最後を飾る作品なのか⁈ あまりにも衝撃的すぎて、解説を読んでも咀嚼しきれない…! これも水声社の「フィクションのエル・ドラード」シリーズより。

2年前

ぼくの死体をよろしくたのむ

初出を見ると、2013-15年に書かれた「クウネル」の連載(大半はこれ)より、その他の2016年以降に書かれたいくつかの短編は、似ているようで、明らかに違う。これが単に媒体によるものなのか、作者の中で2016年に大きな転換があったのか、知りたい。

2年前

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散歩する侵略者

9/9公開の黒沢清新作の原作(大元は著者主宰の劇団イキウメでの演劇がある)。SFと思いきやラストの展開でシンプンルに大感動。この文庫版では黒沢清が解説を書いていて、映画監督ならではの視点が興味深い。

2年前

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哀しい予感

大学に行った姉の本棚に残されたのを、高校生の時にこっそり借りて読んで以来、25年ぶりに読んだ。

2年前

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ハイファに戻って/太陽の男たち

ついに文庫化! パレスチナ人の心の叫びを屈指の世界文学へと昇華した不滅の傑作。ニュースでは決して伝わらない過酷な真実を、収録7つの「物語」を通してひとりでも多くの人に知って欲しい。 ‪「人間の犯し得る罪の中で最も大きな罪は、たとえ瞬時といえども、他人の弱さや過ちが彼等の犠牲によって自分の存在の権利を構成し、自分の間違いと自分の罪とを正当化すると考えることなのです。」__「ハイファに戻って」より

2年前

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海嘯

未完ながら素晴らしい傑作。

2年前

百年の散歩

偉人の名を冠したさまざまな通りを歩きながら、目に入るものを観察し、人々の会話に耳を傾け、「奇異茶店」で休み、物語を妄想し、物語を折りたたまれた時間/空間の層にまぎれ込んで、ベルリンという都市の百年を彷徨う私。「あの人」を待ちながら。

2年前

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私の名前はルーシー・バートン

この作家はやはり信頼できますね。静かなる傑作。(もちろんこれはフィクションだけど)自分はこれほど自身のことを正直に語ることができる日が来るだろうか?と自問しながら読みました。あと28歳の時の2ヶ月以上の入院生活(ちょうど今の時期)のあれこれを思い出したりもしました。またこれは80年代のニューヨークを伝える回想録という要素もあります。

2年前

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卵を産めない郭公

村上柴田翻訳堂(新潮文庫)の1冊で、1960-63年の米国東部の名門カレッジを舞台にした青春小説。柴田さんとこれを訳した村上春樹の巻末の「解説セッション」によると、本作のような60年代「前半」を舞台にした米国青春小説って実は少なくて、「若者の文化としては、エアポケット的なところ」という指摘がポイント。「柴田:50年代まで遡ると『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(1951)がありますが、ここまで戻るとまた全然別の時代です。(…)若者文化というのは、まだ生まれたばかりで、自由を求めてはいても、どうしたらいいか全然わからない。選択肢が見えないという息苦しさがある」。それが60年になると大人の締め付けは弱まって、かといってベトナム戦争も泥沼化する前なので政治色は一切なく、カウンター・カルチャーもまだなのでドラッグは出てこず(酒は飲みまくる)、性への意識も異なる。つまり良くも悪くもユルイ時代なので小説になりにくいのか(とはいえいつの時代にも青春期特有の切実さがあるのはこの作品が証明している)。長い手紙を送ったり、会って話したいことを次会うまで一週間ためてたり、相手のことを考えながら1人で(または友人と馬鹿騒ぎして)待つ時間もよい。ナイーヴな魂の一瞬の煌めき。プーキーの魂よ、安らかにあれ。

2年前

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写真家の記憶の抽斗―北井一夫写真エッセイ集

『週間読書人』で2014年5月から約2年間連載されていた「記憶の抽斗」が単行本になっていた。50年間を一気読了。

2年前

鉄砲百合の射程距離

パンクだ。内田美紗さんの俳句の破壊力がまず凄い(1936年生まれ!)。で森山さんの写真との衝突が、さらにイメージを増幅させる。寺山修司や太宰と並べた時とはまた全然違う見え方がするから、森山さんの写真のポテンシャル、パナイ。大竹昭子さんの編集力にも唸る(嫉妬)。

2年前