時々、本に呼ばれるというか惹かれるときがある。この本もそのひとつだ。東京の古本屋の棚に収まっていて、はじめはタイトルに、そして装丁に。 うっすらと漂う藍と黒の匂いというか、読んで面白いなと思う。詩にそれほど興味がなかったのに、もっと読みたい詩人にも出会えた。何より井坂洋子という詩人を知れたのが、何よりも収穫だ。 8か月前