本書のテーマは極限状態の人間が心の拠り所とするのは信念とか宗教とかではなく、家族への愛であるということだと思う。しかし、戦後その最愛の配偶者が子供達を育てるために保険の外交員や社宅の寮母までしなければならなかったという国の処遇が本当にひどいと思う。 6か月前