コメントした本
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池上彰の「ニュースの大問題!」と基本的には同じ内容。森達也の視点が加わるため、ニュースの大問題と差別化できてはいるが、前作の方が編集の見せ方的に読みやすい。まぁ個人的には対談形式がちょっと見づらい、というだけなんだけど。 高校生に読ませるのを前提に書かれたのがニュースの大問題!で、大学生以上を対象としたのがマスコミの大問題、かなぁ、と思う。買う時の参考に。 |
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日経新聞に書かれている「数字データ」の読み取り方を分かりやすく教えてくれる、ありそうで見かけなかった本。今日の物価上昇率は? 石油の値段はどう動いている? 数字データをひもとけば、世の中の動向が見えてくる。 まさに新社会人にオススメしたい。1週間を通して少しづつ進められるようになっており、手を動かしながら多くのことが学べる。 |
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経済系の出版に関わる身としては、ブームを引き起こしてくれたありがた〜い本。ムックも、雑誌も、潤った。 学術的な側面が強いため数値の定義に多くページを割いており「このデータの信憑性は?」「1800年代の数字はどのようにして計算したの?」といった細かい部分まで理解したい人が読むべき代物。そこまでは求めず、結局ピケティは何を言いたかったの? と気になるだけの人なら解説本をお勧めする。 |
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ゲーム内とおぼしき異世界に飛ばされてしまった天才バグゲーマーが、バグを利用しながら現実世界へと戻ろうとするお話。 ここまで聞くと手垢の付いた設定に感じるが、内容は非常に硬派なSFになっている。プロットが練りに練られた完成度の高い作品で、意外な展開と気づきもしなかった伏線に圧巻するはず。おすすめです。 |
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この読ませ方があったか! と膝を打ってしまった。QUICKもオタク向けサービスを始めるし、萌えコンテンツを食って育った層へ向けて硬派な内容のものを売り出してもいい頃なのかもしれない。 |
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軽めの本。相手に言いたいことを伝えるにはどうすればいいか? というのを話す、書く、聞くの観点から解説したもの。 まぁ、要するに相手のことを考えて伝えようということだけど、池上彰の体験談も盛り込まれているので「へぇ〜」という感じはある。 「人にモノを伝えるには!」といった同系統の内容の本を読んだことがあれば、そこまで眼から鱗は落ちてこない。 |
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池上彰が大学で行った講義を文字に書き起こしたもの。著者の語り口のおかげで、授業そのものの雰囲気を感じながら読み進めることができる。 原油価格をめぐる駆け引きやリーマンショックなど、皆が知ってはいるがその背景までは掴めていない内容を丁寧に解説してくれる良書。切り口があくまで経済であるため、同じニュースを扱う本と読み比べてみるのも楽しいだろう。 |
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どうやってニュースがつくられるのか? その裏側を池上彰が自分の体験をもとに書き下ろした本。 ニュースのつくられ方が分かると、どうして誤報が無くならないのかも分かる。その視点を持っておけば「おや、このニュースはちょっとおかしいぞ」と疑問を覚える目が育つ。大人にも、中高生にも幅広く読んでほしい良書。 余談だが自分はサイン本のほうを買ってしまった。新宿で売られてたからつい、ね。 |
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いわゆる意識高い系を揶揄した本。うーん、でもこれはあちこちで既に議論されつくしたことを、論文などの知見を駆使して補強しただけの内容だった。 最近の若者はよく群れたがる、と理由となるデータを提示しないまま断言するなど若干ひとりよがりな意見も垣間見える。 正直言って「オッチャンがなんか愚痴こぼしてるだけなんじゃないの?」としか思えない部分が多かった。 |
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キャラクターの動かし方と物語の運び方がとてもよく練られている。お話の都合のためにキャラクターが動かされることがなく、ストーリーの組み立て方のお手本になるようなマンガ。 例えばサッカーに興味のないヒロインが、サッカー部に入る「話の流れ」に違和感がないところが参考になる。 物語を作るのが好きな人は1巻だけでも読んでみることを勧めたい。 |