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珠玉の随筆集。中でも表題作の「尋三の春」が好き。 |
コメントした本
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信用出来る言葉とは、借りてきたり頭で考えたものでなく、その人の人生そのものから出てくるものだ。一生を掛けて吉本隆明を追いかけたい。 |
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まるで一冊の小説を読んだような読後感。何故これほどまでに福岡博士の文章は色気があるのだろう。その言葉は僕の心を捉えて離さない。 |
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生物と無生物は何が違うのか。読後、どこからが自分でどこからが世界なのか分からなくなる。しかし戸惑いの反面、どこかでそれが当然の事のようにも思える。僕がこの世に生まれた時は世界との境目など持っていなかったのだから、この感覚はきっと忘れていた事を思い出しただけなのだ。 |
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この世界に「昔日の客」という本が存在するという幸せ。装丁を眺めてるだけでも、日常の生活で巻き過ぎたゼンマイをゆっくりと戻してくれる。 |
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ジワジワと胸を焦がすような読後感がいつまでたっても僕を捉えて離さない。 |
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著者が詩人北村太郎との思い出を綴ったエッセイ。色んな場面でお互いの気持ちを大切にされているのが伺えた。優しさとは寂しさなのかもしれない。僕はもしかしたら未熟さ故に誰かの寂しさを見逃してるのかもしれない。 |
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心の事ばかりに気を取られて、すっかり忘れていた。三木氏の本で「身体」を思い出す事が出来た。頭ではなく、もっと身体を使わなくては。 |
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「本なんていうのは、読まなくてすむのなら、読まないにこしたことはない。」 この一言以上に、本に対する愛情を表現した言葉は無い。僕はこの本のおかげで、ますます本が好きになった。 |
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これほどまでに、読書で涙が止まらない事があるだろうか。著者の魂が伝わる良書。 |
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粋がって読んでみたという野暮な読書体験も、「野暮は揉まれて粋となる」という謂の通り、「いき」の構造の中に含まれるのでしょうか。 |
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100年の時間差など軽く超えて、三四郎に自身の滑稽さを丸裸にされた。ああ恥ずかしい恥ずかしい。 |