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Kei Kawakami

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42

コメントした本

かがみの孤城

思春期の難しい中学生の男女の心の動きを繊細な心理描写ときめ細やかな人間描写が素晴らしい。そして、その中に織り込まれた伏線がまた秀逸。

3か月前

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崩れる脳を抱きしめて

久しぶりに読み急ぐようにページをめくってしまった。最後のどんでん返しからの話の加速感はすごい。いろいろ伏線が張られてきたのは、わかっていたけど、このように繋がって行くとは思わなかった。

4か月前

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キラキラ共和国

ツバキ文具店の続編なので、前作を思い出すまで時間かかったけど、思い出したらあっという間。 情報としてではなく、感情として、登場人物の心情が心に伝わってくる優しい文体ですごく心響く。今のインターネット文化にはない、人と人との対話が奥深さが文章から伝わってきて、読んでて、とても幸せな気分になれる本だった。

4か月前

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AX アックス

いつものテクニカルなストーリーはそこそこに、人間観察ような、人間模様が面白かった。たぶん男の人が読んだ方面白いと思う。

5か月前

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盤上の向日葵

相手を詰む寸前だとわかっていながら、でもそれでいいのか?という最後の一手を決めきれない、どう打ったらいいのかわからないそんな感じ。 捜査と並行して、真相が進むことで、うっすらと真実が見え隠れするけれども、それが真実なのか確信が持てない感じがで、先が気になり、どんどんと読み進めてしまった。最後まで飽きさせないストーリー展開で、映像化しても十分楽しめるエンターテイメント性も感じられた。 将棋については、詳しくないものの、ひふみんや藤井聡太くんの存在もあり、わりとストーリーに入りやすかったし、将棋士になることの難しさと将棋の過酷さがヒシヒシと伝わってきて、将棋に魅了される気持ちもわかりつつ、踏み込めない難しさも同時に感じた。

6か月前

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ぬかよろこび

少しふざけて、ちょこっといい話。少し泣きそうになったり、少しだけ役に立つ話だったり。やる気があるのかないのかわからないんだけど、意外と真面目で面白かった。

7か月前

MM

シンプルなストーリーだけに、市川拓司さん独特の一人称の語り口調が心地よい。どことなくウディアレンを思わせる語り口。頼りなく控えめな主人公からの視点から描かれるヒロイン像はとても魅力的で、主人公が想う恋心が伝り、主人公の目線を通して、いつの間にかストーリーに引き込まれていく。 なんとなく読み足りない感じもありつつ、それぐらいの軽さが気持ちよくて、もっと読みたかったと思わせ、その余白が読者達に登場する人物像を想像させてる。 映画とかドラマとか、映像化されたら、造り手のイメージで、また一味違った人物像を作り出して面白いのではないかと思ったりもした。 個人的には、新海誠さんあたりがアニメ化してくれたら、面白そう。

約1年前

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桜風堂ものがたり

軽やかで清々しく草木の匂いが感じられるような美しい情景描写。そして、書店員達の本に対する情熱や本屋愛に溢れた作品だった。 本屋さんというものがどういうものなのか、どんな気持ちで本が並べられているのか。そして、本を売るために書店員さんたちがどのような気持ちで取り組んでいるのか。どんなにインターネットが進化したとしても、真似できない出会いが本屋にはある。偶然のようで、そこには書店員さんたちのメッセージがいたるところに込められている。だから、本屋って行くだけ面白い。 春らしさを感じるこの季節にぴったりな作品だった。

1年前

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夜行

今まで読んでいた森見登美彦さんの作品とは、違ったタイプの文体で、期待していたテイストの作品ではなかったものの、知らず識らずのうちに不思議な世界へと引きずりこまれた感覚。読み終えても、なお、「あれ?なんだったったんだろ?」とその世界から抜け出せない感覚が残る。選り好みはあるタイプだとは思う。

1年前

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コーヒーが冷めないうちに

なんとなく物足りなさがある気はするものの、それぐらいがちょうど良かった気もする。コーヒーを飲むようにさらりと読めてしまうそんな一冊。

1年前

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百貨の魔法

閉店間近と言われる百貨店を舞台に起こるさまざまな物語。お伽話を読んでいるかのような優しさの詰まった素敵な本だった。 「大事なのは、変わって行くこと。変わらずにいること」そんな歌の歌詞を思い出した。 時代の移り変わりが早くなって行くばかりのこの時代に、流されないこと美学、立ち止まることの大切さを教えてくれるそんな本だった。

4か月前

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星の子

この空気感が芥川賞候補ということなのだろうか。やっぱり馴染めない。ただ定まり切らない絶妙な心理描写で苦手なジャンルでありながら、情景描写がわかりやすく、馴染めないながらに、スラスラと読み終えてしまってる感じは、個人的に向かないだけで、良い作品ということなのかもしれない。

4か月前

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屍人荘の殺人

学園探偵小説のようなの、ほほんとした始まりから、いきなり怒涛のように転がり始める展開に耐えきれず一気読み。。。 軽い気持ちでピクニックに出かけたつもりが、気がつけば、樹海に迷い込んでて、猛吹雪で遭難みたいな感じ。 このストーリー展開は圧巻。。。

4か月前

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騙し絵の牙

「あてがき」というのは、ちょっとずるい。読み始めた瞬間から、すでに映像化れていたかのように、人物が動き出して、物語に一気に引きずり込まれる。 人物像の描き方も上手で、編集長でありながら、中間管理職として板挟みになりながら、四苦八苦する速水(主役の名前)の様は、まるで大泉洋そのもので、よく特徴を捉えられていたし、取り囲む登場人物も個性的で会話のやりとりも面白かった。 また四苦八苦している中に、散りばめられている伏線が物語に厚みを持たせていて、タイトルに落ちている辺りは、さすがと言った感じ。

6か月前

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リーチ先生

この小説には、柳宗悦、富本憲吉、濱田庄司、河井寛次郎、高村光雲、高村光太郎など実在する名だたる芸術家たちが次々と登場する中で、主人公の亀乃助のみ実在する人物ではなく、架空の人物だった。そして、その存在こそが民藝運動の本質の部分であり、亀乃助を通して民藝とはどういったものなのかを表現しているように感じた。 生活日常品て目を向けられなかったことにも美しいものは存在していて、同じようにきっと名だたる芸術家の横には亀乃助のような名を知られることなく消えていく優秀な人々が存在し、それは芸術という分野だけではなく、普段の生活においてもそのようなことに溢れているのではないかと思う。生きていく上で、見落としてはいけないとても大切なことを教えられた気がする。

6か月前

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罪の声

31年前の未解決事件を巡り、真相を探る記者と真実を追う関係者の甥。二つの物語が絡まり合い、いくつもの家族の物語がある解かれていく。 正直、サスペンス的なストーリーかと思っていたけれど、事件に関わった人達の背景や人間性に触れていくことで、ストーリーに幅を持たせ、様々な感情を揺さぶらた。

11か月前

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みかづき

塾を創設した夫婦から始まる、三世代に渡る教育まつわる物語。 450ページを超える長編で、物語は非常に濃厚ありなが、非常に読みやすく、走馬灯のよう、あっという間に時代を駆け抜けていく。読みきった後の「読んだ!」という充実感は素晴らしい! 文書が非常に身近な感じがして、物語の内側で眺めている感じがして、キャラクターの温かみや息遣いが感じられる。登場人物も多様で生き生きと描かれている。 ぜひ、朝ドラでやって欲しいと思う作品だった。

約1年前

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僕は未だにアイデンティティという言葉にしっくりくる日本語を見つけることができずぼやけたままだったんだけど、この物語を読んで、まだ言葉にできないけれど、なんとなくアイデンティティというものの輪郭を感じられたような気がする。 マイノリティ(社会的少数弱者)に対する、主役を取り囲む登場人物たちの様々な価値観を通した視点からのアプローチは、とても興味深く、新しい発見もあり、感動させられた。読み終わった時の感じよりも、こうして言葉にまとめている今の方が、この本の良さを感じてしまう不思議な感覚。 マイノリティというものが、社会的少数弱者という言葉でいいのかも、まだしっくりきていないけれど。。。

1年前

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ツバキ文具店

言葉を選び、言葉を並べ、言葉を形(文字)にする。 そんなシンプルなことで人の気持ちは伝わる。そんなシンプルなことだからこそ、伝わるのかもしれない。 ツールが溢れているこの時代に、とても大切なことを教えてもらった気がする。

1年前

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死なないつもり

奇抜すぎる作品と違って、本人はものすごく自然体。肩の力を抜いて向き合う感覚。自分を追い込むことなく、かといって、甘やかすことなく突き詰めていく姿勢。共感し後押しされる部分も多く、とても得るものが大きかった。 新年を迎えるにあたり、これ以上ないぐらい素晴らしい本だった。人生の節々で手に取り読み返すことになりそうな気がする。

1年前

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