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takeharu

主に漫画についての記録を投稿します。

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コメントした本

久生十蘭漫画集 予言・姦

小説の魔術師の名を冠する久生十蘭。1957年に死没するまで多彩かつ幅広いジャンルの作品を発表している。 和魂洋才、緻密でモダンな面白い文章をかく実力派だが、なぜか人気や認知度はイマイチなのでマンガ化は嬉しいサプライズ。 ミステリからホラー、幻想SF、歴史物までを軽々とあつかう十蘭ワールド。原作を丁寧に表現した濃いマンガです。

約1か月前

筒井康隆漫画全集

筒井康隆が、漫画をかいていたことを知っている方は少ないのではないだろうか?本人が描いた漫画の全集。1970年代初頭に、小説サンデー毎日で連載していたらしい。 小説の世界観はそのままに(絵にすると小説以上にぶっ飛び感が伝わってくるけれど)、SFはもちろん、シュールでナンセンスで混沌とした内容となっている。今なら絶対掲載できないようなキワドイ無秩序ネタが満載。 良い意味で漫画の型にハマっておらず、スリリングな読み応えのある一冊。

4か月前

夢十夜

フランスでも出版決定とのニュースをみて再読。夏目漱石と近藤ようこの才能が絶妙に融合し昇華されています。不思議な清涼感のあるうつくしい漫画。

5か月前

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赤塚不二夫1000ページ

これでいいのだ、と言い切れる赤塚不二夫の寛容さと強さ。良いとこどりの1000ページ(欲張り)

1年前

休日ジャンクション: 真造圭伍短編集

ゆるい雰囲気のマンガが読みたいと思い、装丁とタイトルで購入したが、鋭いカウンターパンチを喰らった気分。 淡々と優しい線で描かれるストーリーは、かなり毒が効いている。 厳しく且つ核心を突くメッセージ。 それを饒舌に理屈っぽくではなく、サラッとシンプルに笑顔で言ってのける。 「家猫ぶんちゃん」が秀逸。

約2年前

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トーマの心臓

萩尾望都の傑作。 少年の愛がテーマであり、典型的BLテイストだと誤解もあるかもだが全く違う。 フィリア・エロス的な愛ではなく、アガペーとしての愛がテーマであり、重厚感はさながら哲学書のよう。 自分と他者(社会)との関係をどう定義し構築していくか。その中での自分のアイデンティティとは。 大抵の若者が漠然と不安に思いながら、何となくやり過ごす根源的かつ普遍的な問いに、鋭く切り込んでいく。 これを20代半ばで描き上げた萩尾望都。おそるべき才能。

約2年前

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耳は忘れない

昔のことを思い出す時。みえる色や線って美しかったり、ぼやけたりするけど、本作品はその雰囲気に似ている。 表現主義美術的な、エグミと美しさ。 個人的にはツボ。

約2年前

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初期のいましろたかし―ハーツ&マインズ+ザ★ライトスタッフ+その他

クソミソになってでも生き抜くことの美しさ。

約2年前

二週間の休暇

心地好い夢をみているような気持ちになる一冊。 キュートでお洒落で優しいけど皮肉屋。唯一無二の魅力を纏った漫画家、フジモトマサル。 早過ぎる死が惜しまれます。

約2年前

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TATSUMI

「劇画」を創造主、辰巳ヨシヒロ。 ヘコたれそうな時に読む。哀しみと希望は表裏一体。

約2年前

性悪猫

1960年代末にデビューし、成人女性向けマンガという今では当たり前のジャンルを切り拓いた女性漫画家、やまだ紫。彼女がガロで連載し、その凄みを展開したのが本作。 いわゆる「ネコ漫画」とは一線を画した内容。鋭く繊細な感性で紡ぎ出される一語一句は、詩的で美しくもハッとさせられる。 猫の日常の中にある様々な喜びや葛藤は、そのまま人間の私たちのそれと重なる。 歳を取ってフとした時に読み返したくなる、そしてこどもたちにもプレゼントしたくなる大切な一冊。 あと山田紫が描く猫、可愛いし凛としてるし素敵。

4か月前

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ライク ア ローリング ストーン

1969年にCOMで連載されていた本作、約50年の時をえて単行本に。ずっと単行本に、という話を退けてきたけれど、ボブディランのノーベル平和賞受賞がきっかけで発刊にいたったらしい(タイトルはボブディランの名曲のまま)。 私小説ならぬ、私マンガの原点とも言われている本書、当時23歳だった著者のほぼ実体験が描かれている。政治の季節の熱っぽい空気感がブワッと躍動的に伝わってくる。 ハードボイルド、学生運動、抜き差しならない生 っぽい恋愛など、著書イメージがモロにあらわれていて凄く楽しめた。 今の大学生くらいの若者達は、この空気感をどう受け止めるんだろう。気になる。 ちなみに、はっぴいえんどの風街ロマンのジャケットを手掛けているのも宮谷一彦です。

4か月前

東京グッドバイ

タイトル、装丁から醸し出される雰囲気そのままの詩的な一冊。絶妙な清涼感、破滅的なモノローグ、なぜか癖になります。

5か月前

オートバイ少女

真夜中に読みたい、唯ひたすら瑞々しい漫画。 社会に摩耗された心に効く一冊。

1年前

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彩雪に舞う…―楠勝平作品集

30歳で夭折した天才漫画家、楠勝平の一冊。 本書内「ゴセの流れ」は、漫画史上に残る秀作と言っても過言ではないインパクトである。心揺さぶられること必至。コマ送りっぷりも職人芸。 幼少の頃から患っていた病によってであろう、死を象徴するテーマを非常に巧みに、かつ冷静に描いている。 死を忘れるな、といつも賢者は警告してきた。しかしそれでも死の意味を切迫して考える者は少ない。 楠勝平は、不幸なことに、早く死と対峙する環境におかれていた。 しかし幸福なことに、それを深く表現できる才能に恵まれた。 本書には、その凝縮された生命の輝きが詰まっている。

約2年前

リトル・フォレスト(1)

四季折々、自然に寄り添った楽しみ方があることを教えてくれる一冊。 雑誌クーネル読者層にはどハマりするはず。マンガでは貴重なジャンル。 生活は工夫次第でいくらでも楽しめる。

約2年前

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神々の山嶺 全5巻セット

谷口ジローの訃報を聞いて。 10代の頃、夢中で読んだ本作品を思い出した。 金や名誉や安定の為でなく、登山家が冬の山に入っていく理由。心身の限界へと人を向かわせるものは何か。人が持ちうる可能性とは。 甘ったれで感傷的な若者には、愛のある平手打ち的な衝撃を与えうる作品。 少なくとも私にはそうであった。 だからだろうか、谷口ジローの訃報を聞いて感じた喪失感は、近しい恩師を亡くした際のそれに似ている。寂しいなあ、、

約2年前

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滝田ゆう落語劇場

辰巳ヨシヒロの「劇画寄席」を読了した後、読み比べたくなり久々に本棚から引っ張り出した。 同じ演目でも随分味付けが違う。 滝田ゆうの方が良い意味でライト、ハーブティー飲みながら読むならこっち。 辰巳ヨシヒロは酒飲みながら読みたい。

約2年前

美代子阿佐ケ谷気分

10代の頃に無性に惹きつけられた一冊。 倦怠した恋愛の風景。奇跡のような均衡を保った瞬間。

約2年前

夜露死苦現代詩

都築響一のロックな一冊。 芸術や文学についてまわる高尚なイメージをぶち壊してくれる。 越境性と偶然性。 芸術や文学は、意図してそこにあるのではなく、あるものを如何に捉え昇華させていくか。 飛び抜けたセンスに脱帽。

2年前

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