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さすらいのアリクイ

兵庫の山の中で暮らしています

兵庫の山の中で暮らしています。本の集まる場所に行くのが趣味です。読む本は面白そうだなと思ったノンフィクション、冒険探検旅の本、小説や絵本なども。椎名誠さん、川原泉さんの作品が好きです。

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コメントした本 ページ 2

たまごを持つように

弓道の小説? 珍しいと思って読みはじめたら登場人物のストイックさに「カッコいい…」と思ってしまいました。登場人物の弓道に打ち込む姿勢がカッコいいんです。中学の弓道部の小説。才能はあるが有りすぎてスランプに陥っている女子部員、実良。その実良をもどかしい気持ちで追いかける早弥。そしてアフリカ系の血を引きながら弓道の道を選んだ春。それぞれ葛藤を抱えながら練習、試合での経験を積み重ね、この三人がチーム、ひとつになっていく光景。中学生でここまでこだわりを貫けること、かなり幸せなことなのではないかと。もうめちゃくちゃ面白いです。

5か月前

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あの人の宝物: 人生の起点となった大切なもの。16の物語

イラストレーター、落語家、書評家など色々なお仕事をされている方たちの宝物、仕事、人生の中での出来事についてのお話が載っているインタビュー集。この本に書評家の岡崎武志さんのお話が載っているのを知ったので読んでみました。岡崎さんの宝物は教員時代に使っていた万年筆と、全国の古本屋の情報が載っている本。万年筆に噛んだ跡がついているのは何故か。古本屋の本に岡崎さんが新しい情報を書き込んでいるのは何故かなど。岡崎さんも他の方も、宝物が宝物になるまでのお話をされています。それぞれの方の人生と宝物がわかる本です。

5か月前

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谷郁雄エッセイ集日々はそれでも輝いて

著者の詩人、谷さんがこれまで暮らした街のことや触れてきた詩や詩人について、自身の単行本に載せた写真を撮った写真家たち、そして本を作ったときのできごとなどが書かれた自伝的なエッセイの本。文体が柔らかく、何回も読み返したくなる感じの本です。詩人の章では谷川俊太郎、中原中也、ボブディラン、田村隆一、吉増剛造、与謝野晶子など色々な詩人が登場します。谷さんが各詩人と詩にどう触れたのか、この詩はどういう意味があるのか、どう作られたのかという解説文が1つ1つ魅力的で面白い。街のこと、写真家についてのこともやはり魅力的で面白い。読んでいて気持ちがすっきりするような。枕元に置いておいて、時々読みかえしたい本です。

5か月前

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大阪ソースダイバー: 下町文化としてのソースを巡る、味と思考の旅。

関西、京阪神のお好み焼き屋さん、串カツ屋さんとソースを作っている会社の紹介、お好み焼きや串カツの考察などが書かれている本。お店を淡々と紹介するだけではなく大阪、鶴橋や西九条、布施などのお店がある街の雰囲気を緻密にかつ砕けた感じの文章で紹介しつつ、街と一緒にお店を紹介するという手口、やるなと。街に詳しい人の話を聴きながらお店に向かう感じが本の中にあります。もちろんお店の紹介部分も観ていて気持ちが盛りあがります。ソースを作っている会社も大きい会社だけでなく家族でやってそうな小さな会社も紹介。パラパラ観ているだけでソース、お好み焼き、串カツの世界に浸れる本 。

5か月前

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オードリーのオールナイトニッポン 一年史

以前から読まないとなー、と思っていた本で、ようやく手を出してみたのですが、最高でした。お笑いコンビ、オードリーがラジオ番組「オールナイトニッポン」の番組内で喋ったことが載っている本。M-1グランプリの敗者復活戦からスタジオへ行って漫才をするまでの話から、若林さんが高校時代にアメフト部のスパイ活動をする話、春日さんが合コンからの帰りに参加メンバーたちが寄った焼肉屋さんで皆が食べられないと知っていながら高い肉を頼み、持ち帰る話など。ビトタケシさんやバーモンド秀樹さんなどオードリーお二人と仲がいい芸人さんの話も。当時よく聴いていたので懐かしい気分で読みました。今でも最高に面白い内容です。

6か月前

絵本で世界を旅しよう2 くぼっち文庫の100冊

兵庫県の赤穂市で私設の絵本図書館を開かれている方が書かれた本。この本の魅力的な部分は世界各地の絵本が紹介されている点だと思います。3千冊以上ある図書館の蔵書の中で2冊しかないミャンマーとラオスの絵本。「タンザニアの昔ばなしではなく、今日のタンザニアの現状を訴えている」と著者の久保さんが評するタンザニアの犬を裁判にかける絵本。ふるさとの風景を絵に残して後世に伝えようとしている方が描いたパプアニューギニアの昔話の絵本なと、パラパラめくって見るだけで世界には色々な物語があるのだなと。世界の絵本を知ることができる本です。

6か月前

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山陰絶景

鳥取県、島根県の各地の風景をドローンを使用して空から写した写真が載っている写真集。鳥取県の大山、河原城、鳥取砂丘、島根県の三江線や宍戸湖、大井谷の棚田などの山陰地方の風景をじっくり眺めることができます。僕はたまに鳥取に行くことがあるのですが、鳥取では山がかなり遠くの方に見える田園風景が広がっているところをあちこちで見かけます。個人的には北海道っぽいなーと思いますが、それは言い過ぎか(笑)しかし、鳥取のおとなりの兵庫、但馬地方の風景と、風景に雄大さを感じるという点で共通点があるなと。岡山、広島と比べると地味な感じがする場所ですが、山陰地方の風景の底力、魅力が楽しめる、いいところいっぱい載っている写真集です。

6か月前

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夜さんぽ

著者の木村さんがご自身の不安障害の改善のためにはじめた夜の散歩中に観たもの、感じたものが描かれたマンガ。不安障害の改善を兼ねた散歩のマンガですが治療のことはあまり出てこず、散歩の途中の風景や、街のにおいのこと、田んぼに映る街のあかりが東京だと話す主人公に、一緒に散歩している同居人の方が「本当は東京行きたいんじゃないですか?」と声をかける場面など、気づかなかったこと、最近忘れていたことを発見できる、触れることができるマンガ。派手さがない、何てことない題材ばかりですが、その何てことないことを著者の木村さんは大事にされているなと。

7か月前

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賢い犬リリエンタール 1

他のSNSにてある方が「小学生に読ませたいマンガはありますか?」という質問を書かれていたのを見て、パッと出てきたのがこのマンガ。SF的かつ児童文学的な部分もあり、ジャンル分けが難しいマンガなのですが、その変な感覚、ポジショニングが大好きなマンガで。主人公の犬は特殊な力、まわりの人間が思っていることを具現化する力を持っています。力のおかげでテレビの中のヒーローがテレビから出てきたり、犬を狙う悪の軍団を落書きで追っ払ったり、登場人物たちが入り込んでしまった幽霊船の中で幽霊の少女と対峙したりなど…。設定がはちゃめちゃですが話はきちんときれいに収まっている。そして登場人物たちにとって優しいゴールが用意されているのが好きなマンガです。

7か月前

愛と欲望の雑談

社会学者の岸さんとエッセイストの雨宮さんが恋愛、不倫、結婚などについて話し合ったことが書かれている本。お二人とも恋愛などについて思っていたり考えていたことを分かりやすく話され、さらに話を聴いている側の人が話のポイントをいい感じに押さえたりさらに発展させたり。そしてお二人が相手と自分が話している話題についてどういう対応をしているのか、どんなポジションを取っているのかが読んでいると徐々に掴めてくる感覚があって、かなり面白いです。話されている内容は30代、40代の方が経験されたり共感したりしそうな、じわっとくる話題が多いです。

8か月前

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らもチチわたしの半生 青春篇

音楽家のチチ松村さんと小説家の中島らもさんが自分の子ども時代から20代前半の青年代まで話し、相手の話を聴いてコメントする対談の本。らもさんが小さい頃初恋の子をウチでパンツをかぶって待っていたこと。チチさんがリボンの騎士のサファイアにはまり、学校の女の子が髪を切ったらサファイアにそっくりに見えてやられてしまった話。らもさんの高校時代、火薬の取扱に長けた男が高校の石垣を火薬で爆破してしまった(らしい。かなり危ないが僕は好きなエピソード)話など。緩い、切ない、どうしようもない話の数々と、お互いがお互いのことをいい具合に知っている感じがします。読んでいて心地よい対談の本。

5か月前

オーケストラをききに

オーケストラの演奏会の光景、演奏会の会場内の雰囲気、指揮者や演奏する楽団員の様子などが描かれている絵本。この絵本はオーケストラにくわしい方が子どもに補助的に説明を加えながら一緒に読むのがよいのかもなと思いましたが、絵本の画、描かれている登場人物たちがかわいらしい、取っつきやすい感じがするので、画の雰囲気がきっかけで手を出してみて、オーケストラとはこういうものと知るお子さんもいるかも。絵本内での演奏曲はモーツァルトの「ジュピター」と、ホルストの「惑星」。オーケストラの雰囲気に触れることができる絵本です。

5か月前

南極建築1957-2016

日本の南極観測隊が南極で研究、観測をするために作って住んだ基地の構造、基地の中の部屋などについての解説が書かれている本。最初に建てられた基地は木質パネルのプレハブ構造だったとか、火事が起きたときに全部の建物が燃えるのは危険だから建物を離して作り、建物と建物の間の通路は日本から持ってきた持ってきた梱包用の箱を積んで作った…など、初期の基地の手探り感、模索感がすごいです。あと基地は雪面に建てても段々雪の中に埋まってしまうことなども。苛酷な環境の中での、各時代の観測基地の模索と基地での暮らし方が載っている本。

5か月前

ナスカイ

男子生徒の学校内での日常光景を写した写真が載っている写真集。この写真集の生徒さんたちが通っていた学校は東日本大震災の影響で校舎が移転し、その後閉校になった、という説明文が本の後ろのほうのページに書かれています。写真集の説明がその文章だけなので生徒さんの気持ちは写真からだけしか分かりませんが、写真の中の生徒さんたちは案外楽しくやってそうで。パンツ一丁で楽器を持つ、保健室の中で行儀わるい姿勢でご飯を食べる、照れた表情で写真に写る…。観ていると少し懐かしい気分になる本です。

5か月前

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日常の椅子―菅原克己の風景

詩人、菅原克己さんの詩を漫画家、山川直人さんが漫画にされた、描かれた本。僕は詩は普段ぜんぜん触れることがなかったのですが、山川さんの太い線で描かれた馴染みのある画のおかげで菅原さんの詩の世界にすっと入りこむことができました。お金のない男に女がデパートで売られているものを喫茶店で楽しそうに語る「あいびき」、生活と娘のために画家の父親が偽札を作る「<贋札つくり>について」、主人公の創作活動の模索、苦悩や希望が書かれた「ヒバリとニワトリの鳴くまで」など色んな詩が載っています。巻末には菅原克己さんの略歴の漫画も。

6か月前

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ローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリック

福岡で本屋さんを営んでいる方が書かれた本。本屋を開くまで、そして本屋になってからのことが書かれた本です。「本屋がなくなったら困るじゃないか」という本のなかでこの本の著者、大井さんが話されたことの印象が強く頭に残っていて、経営されている本屋さんについて書かれた本が出ているというので読んでみました。内容はお店でやってきたことが分かりやすく書かれていて、深い。自分が本屋さんを開くまでの経験、福岡の本屋さんとしてできることについて、そしてお店の運営の計画を建てることの重要さ。大井さんの経験、戦略、願いが読んで分かる本です。

6か月前

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松居直と絵本づくり

福音館書店で編集者として長年本、絵本づくりをされてきた松居直さんの仕事とお話が載っている本。内容は月に一冊発刊されている「こどものとも」の黎明期や、こどものともで挑戦、試行してみたこと、瀬田貞二、堀内誠一など松居さんと一緒に絵本づくりに挑まれた方の仕事についてなど。読みごたえがかなりあります。「ちいさなねこ」や「とらっくとらっくとらっく」などの古典的な絵本の内容紹介だけにとどまらず、絵本づくりの技法や読者にどう読ませるのかのテクニックの説明もあり。松居さんの仕事と絵本の読み方を知ることができる本です。

6か月前

読みのスリルとサスペンス―深層読みで名作に迫る

高知で国語教師をされている方が書かれた本。高知放送ラジオの「デハラヒロユキのヨルラジオ」という番組に著者の広井さんが登場された回を聴いて、広井さんのお話が興味深く面白かったので読んでみました。尾崎放哉、漱石、芥川などの作品内に書かれた言葉の意味を追い、考え、作家の意図や作家そのものに迫る…という読書案内です。「<言葉の裏を読み取るための問答>を仕組む」など、著者広井さんの授業の盛り上げ方、技術や意図を知ることができ、さらに小説や作品などの深い部分、気付かなかった部分にも触れることができます。授業中、芥川「父」の中で登場人物が自信の父親に汚い言葉を投げかける場面を題材にした時の教室内の生徒の表情の描写など、作品に触れる生徒たちの様子も書かれたスリリングな本。

7か月前

わたしの小さな古本屋

岡山の倉敷で古本屋を営んでいる方が書かれた本。二十一才のときに仕事を辞めてはじめた古本屋のこと。好きな猫や亀やコケ、星のこと。お店にやってくるお客さんのことなど出てくる話題は種類豊富。読む人によって好きな部分、何度も読む部分が分かれそうな感じの本。僕は著者の田中さんの、古本屋の仕事について書かれた部分を何回も読み返しました。お店をはじめるまでのお話や、お店の定休日を設けることについてのお話など。著者の視点、嗜好は独特。しかしそれらをやさしい文体でこつこつと丁寧に書かれている、ということに好感を持ちました。その点もくせになりそうな。いい本です。

7か月前

僕の愛した野球

南海ホークス、福岡ダイエーホークスで選手、監督として活躍された杉浦さんが選手時代の頃や南海、ダイエー時代の監督時代の出来事などを書かれた本。昭和34年の巨人との日本シリーズ4連投4連勝の舞台裏や一緒に戦ったチームメイトのこと、大阪から福岡へチームが移転した時のことなど杉浦さんの野球人生が詰まっている本です。僕が杉浦さん素晴らしいなと思ったのは本の中に登場する方々やチームなど、人物、物事に対する姿勢が紳士的なこと。チームの移転についてなどもっと色々言いたいことはおありだったでしょうが。杉浦さんが愛したこと、大事にしていたことが何だったのかが読んでいると伝わってくるような。とてもいい本です。

8か月前