カズオ・イシグロの本

浮世の画家

浮世の画家 カズオ・イシグロ

私の読解力が足りないのか、訳者が違うせいなのか、画家な話なのに絵が見られないからか、日の名残りに比べるともう一つよく小説の世界を楽しめませんでした。

女たちの遠い夏

女たちの遠い夏 カズオ・イシグロ

最初に接したカズオイシグロの本がこれ。その後、彼のファン、長崎のファンになりました。稲なんとか山も行きました。主人公はどうも高いところ、見晴らしの良いところに行くとそれだけで嬉しいきもちになるらしく。私もケーブルカーで行ってみました。当時はイギリスではゴーストストーリーとして紹介されていたと思います。20年以上昔の話で。

わたしを離さないで ハヤカワepi文庫

わたしを離さないで ハヤカワepi文庫 カズオ・イシグロ

描かれている世界が普通でないことは序盤から窺える。導入部では注意深くチューニングを合わせるように自らを馴染ませていく。そして焦点が定まったことに気付く暇もなく、緻密に構築されたリアリティのある物語に潜り込んでいる。これは前知識なしで読んでこそ味わえる心の揺さぶりがあると確信します。

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知の最先端

知の最先端 カズオ・イシグロ

200ページ強で7人との対談なので、一人ひとりを深堀りしているわけではない。あくまで、世界で起きていることの表層をすくって知りたいという人のための本。知的好奇心は刺激された。「外からから見た日本」という視点の重要性を感じた。

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日の名残り

日の名残り カズオ・イシグロ

カズオイシグロの作品として最初に読んだ本でした。読み始めてどのような話か最初はわかりませんでしたが、謙虚な執事、使用人の会話の内容、また今と違う時代の流れを感じました。ゆったりとした。心落ち着く内容でした。

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充たされざる者

充たされざる者 カズオ・イシグロ

本当にずっと充たされない。 邪魔が入ったり他のこと思い出したりして何にも先に進まない。眠れないし食べられない、気持ちは焦るばかり。 初対面と思っていたら知り合いだったり、遠いはずの場所と場所が繋がっていたりするところが夢の中の話のよう。 聞こえるように嫌味を言われたり、自分だけが把握していないことがあったりして窮地に立たされる悪夢を見続けている感じ。 充たされそうな場面で終わるが、それもちょっとあやしい。 元気な時に、なるべく広く日当たりのいい場所で読むのが良いかもしれない。

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浮世の画家

浮世の画家 カズオ・イシグロ

「あなたと同じ日に生まれた著名人の本」として友人からの誕生日プレゼントで手にした本。 実際には1つだけであろう場面を、これまで主人公が関わってきた人たちとの記憶を思い出して、色んな場面に展開していく。 こんなことがあった、あんなことがあったと、悪くいえば話が進まない。きっとこの主人公との会話は本当に止まらないんだろうと思う。

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わたしを離さないで

わたしを離さないで カズオ・イシグロ

自叙伝と錯覚してしまった。 カズオ・イシグロさんという人の作品というよりはキャシー・Hさんの作品と思う。そのぐらい忠実に書いてある。 作家はどうしてもらしさを感じると思うけど、この作品は感じなかった。 作家はどれだけの想像力を持っているのか。改めて凄さを感じた。 暗く、底が震えるような物語の中で、何を考えたらいいのか。救いはフィクションであること。 しかし、読み終わった後も反芻してしまう作品。

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