ラグナル・ヨナソンの本

雪盲: SNOW BLIND

雪盲: SNOW BLIND ラグナル・ヨナソン

作者はアイスランドの弁護士兼作家で世評が高いシリーズということだったので手にとってみた。舞台はアイスランドでも首都ではなく北極圏に近い田舎町。そこに赴任した新人警官が主人公。時代的にはリーマンショックの直後くらい。金融立国アイスランドが不況のどん底にあった時期で主人公も稀有な就職先に飛びついたのだが周囲の理解もえられずアイスランドの主要都市の一つとはいえ人口千人強という住人が住居に鍵もかけない田舎町。何もない長閑な仕事と思っていたら街の劇団で不審な事故死があり、さらに街の住人が疑わしい状況で重体で発見されて、という話。今はいい時代でグーグルで町の名前を入れると景観が見られたりするがなるほどこういうところでこういう事件が、と思わせられた。田舎町の田舎臭い捜査の手法が現代ミステリを読んでる目からはかえって新鮮だったりなかなか面白い作品でした。機会があれば別の作品も読んでみたいと思います。