中室牧子の本

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法 中室牧子

ずいぶん古いテーマだなあ、こんなの統計処理では当たり前...と思ったのだけど、よくよく考えてみると、厳密さに欠ける議論は多々あるわけで。分かりやすい内容で気づかせてくれたことに感謝。この手のテキストは途中から異常に難しくなり、放り出すことが多かったので、もとはとれたかな。やさしく説明する、というのはきちんと理解していないと説明できないし。やはり優秀なんでしょうね。

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「学力」の経済学

「学力」の経済学 中室牧子

とても面白い本。 教育を経済学の観点で分析をし、よりリターンの高い教育施策を展開すべしと論じている。 ・ご褒美で釣っても「よい」 ・ほめ育てはしては「いけない」 ・ゲームをしても「暴力的にはならない」 等の現教育で教育経済学的には誤って信じられている通説をエビデンスを基に解説している。 私には第1章~3章までが非常に楽しかった。 1章の教育に対しては一億総評論家と言うのが人事をやっている身としては、人事にも同じ事が言えるなと思い、教育施策の難しさが見てとれた。 2章は教育も投資と全く同じで初期に投資をすればする程リターンがでかい。と言っており、何となく分かってはいたが、就学前の教育が将来の収入にまで影響するというデータ等で紹介している。 三つ子の魂百までとは本当なんだ! 諺って凄いなと思わずにはいられなかった。 また、報酬の与え方としてアウトプット(テストの点数)ではなくインプット(読書)の方が良いと言うのも具体的で納得がいった。 そして、男の子には男親の時間を割いて学習をさせる事が最善と言うのは、今の内に知れて良かった。 3章では非認知能力の重用性を説いており、その中で「自制心」・「やり抜く力」が将来に影響を与え、躾等によってその力が身に付くと言うのは、明治維新後に日本が急成長していった事にも寄与しているのではないかと思わされた。成人後にも非認知能力は伸ばす事が可能と言う事でやる気が出たのも良かった。 4章以降は、現日本教育への警鐘。エビデンスがない施策を行い、只でさえ財源の無い日本の財産とも言える子ども達の能力を伸ばしきれてない現状に危機感を覚えた。 1ラインセンテンス 「やり抜く力」はどうでしょうか。スタンフォード大学の心理学者であるドゥエック教授は、この力を伸ばすためには「心の持ちよう」が大切であると主張しています。 →正しい思い込みって重用。

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