今村夏子の本

文庫 星の子

文庫 星の子 今村夏子

クリスティーの春にして君を離れもそうだったけど、恐ろしさを自覚していないのんきな視点で語られるからこそヒタヒタ迫るようなこわさがある。巻末の小川洋子との対談が愛に溢れてて良かった。

E29b7181 6c2e 4dfd 934c 787f314924e39e5180a4 069c 49d9 a9d0 b81bd71d0ffa6cb5df69 ceea 4233 aaae 413922b5218c4b194dd0 8122 4a2a 95cb 4144431195e5B5a83e97 e7bf 4d1f 8b8a 109675b88b28D1cd8f9e 706f 4f28 9e0d 97137f8f558c15cc0f72 f7bb 4035 911e 724d99656147 14
星の子

星の子 今村夏子

この作品は似たような境遇の人からすると心に突き刺さるのではないかと思う。 主人公のこれから先の事を考えずにはいられない。 親は大切な子どもから大切な信仰へと変わりながらも、子どもから離れられない。 何かにすがらないと生きていけない。 そんな家庭で育つ人間はどんな未来が待っているのだろう。 何か衝撃のラストを期待して読んでいる自分がいた。そして、そういう展開を期待し、救いを求めながら読む自分がいた。 物語の最後は本当は現実の苦しむ家族の姿か?それとも絆と覚悟の家族の姿か。星に何を思ったのだろうか。3人の心は分からなかった。 ただ、星に願いをしている家族の姿を想像すると、様々な家庭の姿があること思った。誰もが少なからず、何かに救いを求める。それが、自分であったり、他人であったり。家族であったり。

2d1f0356 5dd5 4835 8219 936890c79c7bE29b7181 6c2e 4dfd 934c 787f314924e3Icon user placeholderIcon user placeholder8882723f c37f 49b9 88aa 82ac48c104988f6d6436 5bfe 42c4 b7e5 9ac73f0999fdE2656483 022f 4cf7 829b ebd58d7e3c8f 197
あひる

あひる 今村夏子

心ざわつく。

1d8b6c71 ed5f 401d a318 968530a522e7Cb292262 5d04 49b0 a83b 2c35d1bc843b218e9d5d 7e3f 458d a0c0 75c97c18e1548882723f c37f 49b9 88aa 82ac48c10498Dbd91665 5d5a 4a4c 89a1 7bd1ece565f75fad21be b22d 4f5f bbd7 9f454a912c731f96cbef e9bb 4f22 9ad0 c1aa1bc56585 55
こちらあみ子

こちらあみ子 今村夏子

途中、読むのをやめようかと思った。 読んでいてしんどいし、面白いとは決して感じない。 でも、純粋でまっすぐなあみ子がどうなるのか、少しでも家族やクラスメイトとつながることができるのか、気になって読み進めた。あみ子は自分の気持ちにまっすぐで、相手の発言や行動の意図はわからない。わからなさすぎて、つらい。でも、あみ子はまっすぐ。つらいのは、あみ子なのか、家族なのか。

4fgwc 5t normalD517a95e e99d 40db 80dc 7a4112adfcb8E222eb06 5885 4ca5 a50d 691c8ec3893e565cc56e 453e 4444 9f4b 93ddbbeafcc8842ddbda 401c 438a ab02 eac060e27fd4Cc7e61ba 7d19 4c9c 9fc5 a9378722b88970823200 e58a 4519 9542 9ee10d79f58f 18
あひる

あひる 今村夏子

恐怖というよりかは、懐かしさが混在したふわふわ感と不可思議さ。しかしその不思議さが素直にすうっと入ってくる感じ。何回も読み返したくなる本。

Btpz238j normalDb6aea15 fb3c 40f3 a43f 953741d438631d8b6c71 ed5f 401d a318 968530a522e75dc59253 1335 46dc 8342 2f7a4f57b5f47ac5e6eb d541 4717 89b4 dd077ce5e4fc5dc3c954 72bc 4f1e 9ecc 2ff72d773a8a3506efb8 b24d 4c5c b0f1 ca30c8af65bc 17
文学ムック たべるのがおそい vol.3

文学ムック たべるのがおそい vol.3 小川洋子

今号で真っ先に読んだのは、セサル・アイラの『ピカソ』 牛乳瓶から出てきた妖精に「ピカソになるのとピカソを手に入れるのと、どちらにするか」と訊ねられていろいろ考えたあげく……というお話。面白い。どうにもならないことを考えて(妄想して)いるうちに1日があっという間に過ぎてしまうタイプの人はハマると思う。

De232267 052d 400b bc60 0ac4afae644cEc3aa304 f8ad 4c36 ba38 b47dd07e80e01e83e0ed bc19 46c3 9ac4 081018c472aaBe32b7b2 9634 4ece 8e1e 1146cb0027976ae103ed 10b7 44a6 b4fa 117d402694bc5a221e72 c7e9 4cdc 814d a6bdb76d9220453f23e4 9c0d 4a6a a99c ba05b1900b9d 10
文学ムック たべるのがおそい vol.1

文学ムック たべるのがおそい vol.1 穂村弘

短編は苦手だが、テレビで紹介されていたので完全にミーハー気分で購入。もちろん今村夏子著の『あひる』を読んだ。読み進めるうちに何かとんでもない展開になるのかと思いきや、そこまでのことはなく物語は終わる。これが純文学というものでしょうか? なかなか慣れないなあ。とは言え、わりと面白く読めました。たまにはこういう小説を読むのもいいかも知れない。

De232267 052d 400b bc60 0ac4afae644c1c201b33 d850 4cf4 98ff 4c1b0ffd752075e54cd0 91fc 4138 bea3 918e00dcec0313b86e4d b20b 462b ae6a 47244c581e776cad0e59 f89d 42e2 bbe3 d074933c1335Ce6676dd 05fe 4fe1 bd60 44f7b05f9af35a759f6f d903 438e 8f96 1e202ebabc39 11
こちらあみ子

こちらあみ子 今村夏子

くずれていく日常は決して暴力的なものによってではなく、むしろ善意によってガカイしていくから、リアルでいて、残酷なのだと思う。無邪気が濃すぎると酸素濃度が高い空気のように、なにかを侵し始めて、破壊する。 『こちらあみ子』。無邪気な、邪気の作品。父があみ子の左鎖骨をトントンと押して、部屋から出てくれと促すのは、引っ叩くよりも残酷で、娘への諦めはそういうカタチででるのだと思う。だから、のり君があみ子をボコボコにしたときになぜか情愛というかそんなものを感じてしまって、「あみ子はようやく一息つく思いだった」と書く今村夏子はおそろしい。そう思った。

8882723f c37f 49b9 88aa 82ac48c10498D1cd8f9e 706f 4f28 9e0d 97137f8f558cF2b823ae 546b 43be 8403 892c4423e57dIcon user placeholderBtpz238j normal28f0ef53 9e43 4888 94e8 d841a5f9f737Ac175e93 27ca 4cda 822b e41d829b5f1e 48