佐藤優の本

人をつくる読書術

人をつくる読書術 佐藤優

教養とは、経験したことない状況に対して、どう判断し行動するか。 著者の512日間の拘置所にいた特異の状況下で、役に立ったのは、これまでの経験と読書などで得た知識。 そんな著者の読書すべき理由、本のジャンル、読み方、お勧めの書など縷々述べられている。

いま、公明党が考えていること

いま、公明党が考えていること 佐藤優

160419読了。 公明党(創価学会)は、1955(昭30)年4月の統一地方選挙で初進出。 公明党の立党精神➡︎大衆とともに(国民という言葉は使用しない) 自民党の立党精神➡︎国民大衆とともに 人間主義の価値観を有する公明党の面々は、「能力」よりも「適正」を重視する傾向にある

大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす

大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす 佐藤優

amazonで世界史を検索すると、たくさんの関連本が引っかかる。驚くのは、多くが最近の著作であることだ。 中国の拡大戦略、英国のEU離脱、ギリシャ問題、ISによるテロ事件は世界史的背景が分からなければ理解できない。 「本書の目的は 、現下の国際情勢を正確に把握する力を身につけることで」あり、「重要なのは 、表面的な情勢がどう動いたとしても変動しない 『本質 』を把握すること 。言い換えれば 、アメリカをはじめとする 『大国を動かす掟 』について理解を深めること」と著者の佐藤優さんは断言する。 本書の良い点は、「本質」を米国、ロシア、ドイツ、中国、サウジアラビア、イラン等の大国に絞っているところ。これにより、論理展開が容易になった。 乱暴に言ってしまえば、 1)現在は新・自由主義と新・帝国主義が同時進行している時代であること 2)米国の本質的な政策は歴史的に孤立主義であること 3)海洋国家と大陸国家の違いを考えれば地政学の理解が容易であること 4)ロシアは国境を線ではなく面で考え、緩衝国家の存在を重要と考えていること 5)アラブの春により、民主化は遠のいてしまった。これは、中東には人権ではなく神権の存在が背景にあること 6)欧州の南北問題は宗教が分からないと理解できないこと そして本書の圧巻はタジキスタンとキルギスに「第2のIS」が誕生する恐れがあり、それが中国の南洋進出政策を消極的にしているという分析である。南北戦争のおかげで明治維新が成し遂げられたという理屈に通ずるものがある。 読んで損はない★★★★。佐藤優さんのご尊顔が気になるが、写っているのは帯だけなので外せば良い。

ゼロからわかるキリスト教

ゼロからわかるキリスト教 佐藤優

「言語化された神は疎外されたもので、本来の神とは関係がない。しかし、それ以外の形でわれわれが神について表現する方法はない。それでも本来の神の声としか思えないものが人間に聴こえることがある。」意識と現実の狭間から眺める世界で、生きていく。

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける77の極意

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける77の極意 池上彰

新聞の読み方、書籍の読み方など、大変勉強になった。ネット、SNSの弊害は両氏とも強調していて、インプットの時間を取るために、ネットサーフィンやSNSの誘惑をある程度断ち切らなければいけないことが、実感を持って理解できた。 時間の使い方、大いに考えなくては。

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聖書を語る

聖書を語る 佐藤優

P39 たとえば私が食事をする。食べたら、それは近い将来、必ずウンコとなって出てくる。今のところまだ出てきていないけど、きっと出てくることに違いないことは決まってる。それは未来だけど、過去と同じくらい確かな未来だよ。出ないわけないんだからさ。ところが便秘になって、それが三日四日と出ない。だけど私は「もう出ないかもしれない」とは思わず、「まだ出ない、出るのが遅れている」と考える。それと同じなんだね、「終末遅延問題」は!

宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源

宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源 佐藤優

是非はともかく現在の世界が欧米中心に成り立ってきたことは間違いなく、欧米はキリスト教社会であってその歴史の中で宗教改革は非常に大きな役割を果たしたと思うのだけど実はちゃんと理解できていないなと思ったので。7年もキリスト教系の学校に通っていたのにお恥ずかしい話ではあるけども…。というわけでタイトルとこの作者であればわかりやすいであろうという期待のもと。どちらかというと宗教改革に伴う欧州の歴史みたいなものに興味があったのですが本作は思想面での宗教改革の起こりについて、が主な内容。一般的に宗教改革はルターが始めたもの、という認識だと思うがルターより百年ほど前にチェコにおいて宗教改革のはしりのような論を唱えて最後は刑死したチェコのヤン・フスと思想上の彼の師に当たるイングランドのウィリクリフが説いた内容を元に筆者が考察を展開しているのだが…聖書はともかく両聖職者の引用がもってまわった表現が多く難解で手間取った。途中で筆者の要約だけ読めばよいのだと気がついたのだが…。世界史を選択していなかった(そもそも日本史と世界史って分ける必要があるのだろうか)ので宗教改革については「カトリックが腐敗しておりその状態を改めようとルターが声をあげて」という説明が印象にのこっているのだども言われてみると当時の欧州においては世俗の権力も握っていたカトリックの力は絶大で教皇は文字通り「神の代理人」だったわけでその誤りを指摘しようなどとは誰も思わなかっただろうしそう簡単にひとりの人間がはじめられることでもなかっただろう。今更ながらキリスト教とはいかなる宗教であるのか少し理解が進んだと思う。手こずったけども興味深く面白い内容だった。

十五の夏

十五の夏 佐藤優

この人の私小説はいつも楽しく読み応えがある。 中学時代のモノや、大学生活モノ、外交官になりたての頃のイギリス生活モノなど読んできたが、この高校一年生の夏の旅の思い出話も相当に興味深く面白いモノだった。 子供の頃からの特異で貴重な体験の積み重ねが、こういったユニークで才能ある人を生むということなのだろう。 だいたいあの時代に15歳で共産圏を一人旅なんて尋常じゃない。 でも、そこが凄い。

ファシズムの正体

ファシズムの正体 佐藤優

日本人より自由に生きることをよく知っている印象のあるイタリア人を「イタリアの為に一生懸命働く人間がイタリア人」という思想の下20年近く独裁者として存在するとは‥ムッソリーニのイメージ変わりました。

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佐藤優の集中講義 民族問題

佐藤優の集中講義 民族問題 佐藤優

2018/3/28読了 民族紛争や分離独立運動など海外の動きが気になっていたので読みたかった一冊だった。ゲルナーの「民族とナショナリズム」を岩波で読んでもさっぱり理解出来なかったと思うので、ウクライナの具体的な事例を挙げて解説してくれていると、あれはそういうことだったのかと理解しやすい。沖縄の問題も取り上げられていて、日本も他人事ではないのだなとようやく認識し始めました。

悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために 佐藤優

「結局、勉強は集中力と時間の掛け算です。」 「教師ができることは簡単かつ限られていて、それは学生への動機付けです。」 時間と、興味と、仕事のバランスの中から『勉強』を生活に位置付けることから始めます。はい。

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世界観

世界観 佐藤優

「政局に関する知識だけでは不十分だ。過去の歴史に照らして、政治変動を類比的に理解する教養が必要とされる。」「物の見方、考え方を情勢論から存在論に転換すれば、復興の道筋が見えてくる。」日々是鍛練。知識を貪欲に吸収し,思想を鍛え,行動したい。

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新・リーダー論
大格差時代のインテリジェンス

新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス 池上彰

2017/5/9読了 このコンビの前作「大世界史」にも政治的に独裁色を強くしているトルコやロシア、中国指導者に対しての意見は触れられていたが、今回はより詳しく語られている。伊勢志摩サミットの日本の対応の不味さなど、普通に新聞やテレビで見ていた時には気付かなかったので、報道を鵜呑みにしがちな自分を反省した。

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佐藤優 選 ― 自分を動かす名言

佐藤優 選 ― 自分を動かす名言 佐藤優

佐藤さんって政治、社会、経済の分野さんかと私個人レッテルしてました。佐藤さんの著者、私のマルクスも佐藤さんの捉え方のマルクスで… でも本屋さんでこれを立ち読みして購入して私が勘違いしてました。佐藤さんの賢人たちを例にして人間の心が書いて有り私の哲学好きとオーバーラップしたのです。根っからの苦労人ですよ、優さんは。 そしてセンチメンタルな人柄に惹かれた一冊です。