千早茜の本

人形たちの白昼夢

人形たちの白昼夢 千早茜

12話からなる短編集 なんだか短い話ばかりだから すぐ忘れてしまいそう 記憶に残りそうなのは ちょこちょこ出てくる 青いリボンくらいかも

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からまる

からまる 千早茜

「あとかた」と同じく、短編の脇役が次の編の主役となる群像小説。全編に、キーワードとなる生物が出てくる。作者の生物愛を感じる作品。 千早茜の小説は、なんでこんなに言葉にならない感情を喚起させるんだろう。 この世界に生きている人はすべて、こんな風に内省したり絶望したり演技したりしているのか。そう思うと、周りにいる人々の存在感が急に増して息苦しく感じる。 自分に酔いやすく、感性を持て余している人にオススメの作家です。

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男ともだち

男ともだち 千早茜

恋人と同棲し、医者の愛人とも不倫関係を続ける絵本作家の神名が、大学時代の男友達ハセオに再会する話。 男女間の友情は成立するか否かは永遠に答えの出ないテーマだと思うけど、迷ったり揺れながらも「肉体関係を持たない」という一線を貫く2人の強さが尊いと思った。 友情って同性同士でも難しくって、気持ちが大きくなりすぎると「もっと自分を見てほしい」「相手の特別な存在になりたい」とかついつい期待してしまうものだけど。 もしこれで神名に絵本作家という目標がなければ、また違ってたのかもな。

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魚神

魚神 千早茜

発売された当初、ジャケ買いして読んだら独特な雰囲気に魅了されたのをよく覚えている。 「美しさ」というものを、超常の要素を使って神々しさとおそろしさを感じさせるように書かれてある感じ。 舞台になってる島に美しいものなんて殆ど無いし、醜さを散々見せてるからこそ引き立つ美しさ、みたいな。 年に一度くらいは読み返すけど、この世界にずぶずぶと浸る時間が好き。

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鳥籠の小娘

鳥籠の小娘 千早茜

独り暮らしをしている盲目の老婆は籠を編んで大きな町まで行って売って生計を立てている ある日 老婆は1人の少女を連れてきた 少女は老婆のように鳥籠を編むが 売り物にならないからと村の人たちにタダであげていた その鳥籠が 「幸福が宿る鳥籠」 だと噂がたつようになった 人の欲望はその人を変えてしまう 周りの人が変われば 村全体も変わってしまう 欲望って怖い…

ガーデン

ガーデン 千早茜

2019年45冊目。表紙の裏の赤色にも意味があるんだなって思うと、やっぱり本は、紙で読みたいって改めて思った。/ 20190214

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きみのために棘を生やすの

きみのために棘を生やすの 窪美澄

人生がままならない女たちの恋愛短編集。略奪愛がテーマと読後に知ったけど、そんな感じはしなかった。 私が幼いのか、2人の人を同時に好きになったことが無くて、ほぼ遠い世界の話のように読んだけれど、冒頭の作品は印象的だった。許婚が兵役につく間、「戦争で死んだ奴らの為に」体を重ねる男女。許されない恋、とかロマンチックなものではなく、時勢に逆らえないやるせなさを感じた。

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