吉村萬壱の本

ボラード病

ボラード病 吉村萬壱

同調圧力の怖さというのが表立って見えてくるが、そこに奥行きを与えているのが恭子の母親。しばらく読んでても、彼女が恭子の敵が味方か分かりづらい。その感じが、この世界の「正常なもの」がかくも捻じ曲げられる展開に一役買っている。

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虚ろまんてぃっく

虚ろまんてぃっく 吉村萬壱

生理的嫌悪感を喚起させるには十分な話だけれど、それだけをするために存在するにしては、凛としている内容は、どれも何か触り心地みたいな「生きにくさ」を表現している気がした。

ハリガネムシ

ハリガネムシ 吉村萬壱

腹の底に石をズシンと置かれたような気分になる。 主人公が潜在的に持っていた暴力性を発現していく物語のように感じた。

ハリガネムシ

ハリガネムシ 吉村萬壱

グロい、エグい、キモい!読後、内臓を手で掻き回された気分悪さ。けど、これも人間!ここまでの闇は無くも微塵の暗は誰もが潜めてるだろうと。自分にも。事件になるのは見える様に出しちゃったから⁈何につけ、怖っ。

臣女

臣女 吉村萬壱

生理現象を描写して、主人公の心情も上手く描いてある。

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臣女

臣女 吉村萬壱

生理的な嫌悪感を喚起させる筆致が、わざとらしさがないような構成で物語として作用しており、とても面白い。

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ボラード病

ボラード病 吉村萬壱

同調圧力とも言われるこの病気には、残念ながら対処法がない。 社会が変質して発病するのではなく、病に罹ることで社会が成り立つからだ。 今も私たちはこの病におかされている。

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