塩野七生の本

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どのお話も、深い妄想に浸れるけど、一番好きなお話は「エメラルド色の海」。

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「カエサルと女」「カエサルとお金」の二つの章は塩野七生さんならではの視点で興味深い。

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「あなたのおかげです、われわれの生活が成り立つのも。あなたのおかげです、わたしたちが安全に旅をできるのも。あなたのおかげです、われわれが自由に平和に生きていけるのも」アウグストゥスへの民衆の感謝の言葉。

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「神がそれを望んでおられる」からヨーロッパの多くの人がエルサレムへ、熱狂は怖ろしい。

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暗殺による革命に成功なし!かな?

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さすが、塩野七生さん! 抜群の安定感です。 ベネチアを”国”としてではなく、一人の”人格”として扱って書いているので、ベネチアの歴史を読んでるはずなのに、なぜか感情移入して読んでしまいます。 歴史作家としての本領発揮してます。ほんとすごいわ。

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スッラは敵に回したくない人です。

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もういいよ、と思いつつもまたこの作者の長い話に手を出してしまった…救いは長いけどすらすら読めてしまううということで、この本もあっという間に読めてしまう。「ローマ人の物語」で"そういえばローマの前にギリシャもありましたっけ"くらいの扱いだったところが本作では詳しく。一作目のこちらはアテネとスパルタの成り立ちを簡単に、そしてペルシャ戦役を詳しく、といった感じで構成されている。 作風は相変わらずで、なんか好きなタイプの男をキャーキャー言いながら書いてそうで微笑ましい。300で有名な男らしいスパルタ王レオニダスよりも、知恵も回って政治力もある、という感じのテミストクレスのほうがタイプなんだな、ということまで丸わかりで微笑ましい。作者が大好きなカエサルもフリードリヒ二世も軍事能力だけの男ではないから筋が通ってもいるし(笑) それにしても続きが待ち遠しい…。

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大学時代、叔父の書棚にあって拝借した本。塩野さんの美意識共感するわーって思ったら誕生日一緒でなんか納得した。

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P333 「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで両方を上手く混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか?」

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P95 それに私は、哲学とはギリシア哲学につきるのであって、それ以降の哲学は、キリスト教と哲学の一体化という、所詮は無為に終るしかない労力のくり返しではなかったか、と思っています。

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ギリシャを代表する都市国家アテネが逸材ペリクレスのもと最盛期を迎えた後、僅か30年たらずの間に海外領土のほぼ全てと強力な軍隊のほぼ全てを失い没落する過程を描くシリーズ第二作。 民主国家アテネが実際はほぼ一人の人物に率いられて最盛期を迎える様子は作家の得意な好きな男を描く活き活きとした筆致で読ませるのだが…彼を失ってから衆愚政治で知られる状態に陥りいとも簡単に没落してしまうまでのプロセスは無残でちょっと読んでるのが辛かった。民主的であればよいのか、ということは数千年前にこんなに鮮やかに立証されているのにより優れた統治システムを生み出せていないのは人類の限界か、と思わせられた。次作が怖いような楽しみなような。結果は分かっているにも関わらずこれだけ読ませる力量に脱帽。

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最近話題の芸能人の不倫。2000年前にも対策がなされていました。

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むかし、アウグストゥスの彫像を古代ローマ展で見せて貰いました。威厳に満ちたお姿でした。

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2200年前の格差社会問題です。

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ハンニバルの戦術はいくつも成功するものの戦略は成功せずという1冊です。

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寛容の精神と改革の両立です。

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ヴェネツィア共和国の歴史

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なんかおかしいと思ってたんですよ...カエサルと同じくらい作者好みの人なのに「十字軍物語」ではさらっとしか書かれて無くて…と思っていたら単に入念に書きたかっただけなんですね^^; 「海の都の物語」でやられてからほぼ全ての著作を読んでいるのですがチェーザレ・ボルジア、カエサル、とこの作者はキャーキャー言いながら書いてるような作品がやっぱり面白い! 世界史専攻では無かったので「世界の驚異」とまで呼ばれているこのルネッサンスの先駆けともいえる男については予備知識が殆ど無く読んだのですが、こういう凄まじい人間がたまに出てくるから面白い。 政教分離の法治国家を作ろうとした神聖ローマ皇帝、世界初の国立大学、さらに奨学金制度まで作った男。 ローマ法王に何度も破門されながらも信念を曲げなかった生き様には作者の煽りもあって痺れます。 それにしてもアラビア語までネイティブ並に話し、外交手段でエルサレムを奪還し数十年の平和をスルタンとの間に成立させてこの男を「キリストの敵」とし、無益な戦争をおこし敵味方を何万も犠牲にした挙句、エルサレムにも到達できなかったフランス王ルイを聖人にした歴史に当時のカトリックというか宗教の一番愚かな部分が表れているなと、読んでいて腹が立ってきますが...それら含めて面白い作品でした。

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ハンニバルvsスピキオ読みごたえありの1冊です。