多和田葉子の本

百年の散歩

百年の散歩 多和田葉子

ベルリンには通りの名前が九千以上もあるらしい。カント通り、ローザ・ルクセンブルク通り他、ルター、プーシキン、ワーグナー、マヤコフスキーなど。 異邦人のわたしは、待ち合わせのためにベルリン市街を歩き回るたびに遭遇する幻想的で夢想的な情景。待ち人に出会うのは百年後か。最近の本はカバーのデザインがとても良いが、この文庫も素敵なカバーだ。

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百年の散歩

百年の散歩 多和田葉子

偉人の名を冠したさまざまな通りを歩きながら、目に入るものを観察し、人々の会話に耳を傾け、「奇異茶店」で休み、物語を妄想し、物語を折りたたまれた時間/空間の層にまぎれ込んで、ベルリンという都市の百年を彷徨う私。「あの人」を待ちながら。

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尼僧とキューピッドの弓

尼僧とキューピッドの弓 多和田葉子

ドイツの田舎町にある修道院に集まった尼僧たちの物語。西洋の東洋に対する無理解。そもそも誰も他人の心内なんてわからない。20161125

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雪の練習生

雪の練習生 多和田葉子

ときどきユーモラスな場面もあるけど、不思議なお話です。この世界観が好き

本なんて!作家と本をめぐる52話

本なんて!作家と本をめぐる52話 芥川龍之介

0181 2020/02/12読了 いろんな作家の本にまつわるエッセイ。本への愛が伝わってくる。本という存在が生活に根付いているなあ。 塩一トンの読書、捜しものはなんですか、本の香り、吹き寄せられたページたち、釣りと読書、韓国みやげ、本を読む人が好き、知らない作家の本を読む人、書斎の猫、だめな喫茶店、押し葉が本のあいだから、つか見本 すきだったな。

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雲をつかむ話

雲をつかむ話 多和田葉子

もしもこの世の終わりみたいな大洪水が来るとしたら、そうなる前にあらゆる犯罪例を一つずつサンプルとして拾ってノアの方舟に乗せて救おうと考える悪魔がいてもおかしくない。それがこの飛行機なのかもしれない。そう思ってもう一度まわりをみまわすと、どの人も犯罪を犯す理由を抱えていそうだった。そう言うわたしもこの飛行機に乗っているのだ。(p.222-223)

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地球にちりばめられて

地球にちりばめられて 多和田葉子

しりとり読書8冊目。『グラフィックデザインの入口』からの「ち」ではじまる本。 日本からはなれてドイツで創作を続けている著者。言葉と言語について真摯に向き合った結晶のような小説。言語は文字通り誰かと出会って会得できるのだと、この物語は教えてくれる。 「消えてしまった」国の言語を母国語とするHirukoと、言語学を専攻するクヌート。Hirukoの母国語の話者を探してたどり着いた「ウマミ・フェスティバル」を主催(しようと)するノラとTenzo。Hirukoは様々な言語の音を拾い集めて練り上げた単語を用いた、パンスカという独自の話法を使ってクヌートたちと会話をする。 「消えてしまった」言語の話者を求めて、Hirukoたちは旅を続ける。 人と人とが分かり合うこととはどういうことなのかを読みながら何度も考えた。同じ言語を話していても分かり合えないこともたくさんあるけれど、同じ言語を用いているから分かり合えることもある。 自分が伝えられる言葉でたくさん想いを伝えていきたいと思った。 装菓=彗星菓子手製所 装幀=佐々木暁 次は「て」からはじまる本。

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献灯使

献灯使 多和田葉子

久しぶりに文学作品に触れた感じ。 世界観が絶望的だがユーモアも忘れられていない。 やや漫画チックな描写もあるが、楽しかった。

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暗黒グリム童話集

暗黒グリム童話集 多和田葉子

童話といいながら さすがに子供には読ませられない内容でした 暗黒って言ってますもんねぇ

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カフカ ポケットマスターピース 01

カフカ ポケットマスターピース 01 フランツ・カフカ

コンパクトな(がら分厚い)文庫にまとまった、カフカのアンソロジー。話題の多和田訳「変身(かわりみ)」の他、複数の訳者による新訳揃いで、カフカ本来の(昼間の)仕事で作成した公文書や、書簡集の抜粋なども収められている。「訴訟」など改めて読むとリーダビリティ抜群。

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旅をする裸の眼

旅をする裸の眼 多和田葉子

ドイツ在住の日本人作家。 奇異な言葉で構成した世界を繰り広げて読み手を巻き込んでいく力が凄い。 斬新、新鮮で少し、おかしい。