奥田英朗の本

罪の轍

罪の轍 奥田英朗

オリンピックの身代金でこの時代を描いた著者による実在の事件をモデルにしたミステリ。 「誘拐」本田靖晴+「少年」大島渚の世界感というべきか。寛治の逃避行の先をもう少し見たかった。 カバー写真は傑作写真集「張り込み日記」渡部雄吉としっかりとした世界感はまさにプロの仕事。奥田作品によく出る やたら勢いの良いレフトの活動家も健在。「椅子に片膝を立て、足に水虫を塗りながら」P.46この場面どこかで見たか読んだ気がしたけど どこだろう。まさにこの時代にありそうな場面。 物語で重要な役割を果たす東京スタジアムその跡地は日光街道上り線千住大橋の陸橋で左の視界に入るのだが(ライフの看板が目印、通り過ぎる度にここがあの場所かと再確認する。 名選手榎本喜八もここでプレイしていたのかと感慨深い。そして現役引退後も上鷺宮の自宅からここまで走っていたのかと。

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短編少年

短編少年 伊坂幸太郎

少年の気持ちは複雑でせつない。 でも少女だって同じじゃないのかな? 自分の子供の頃を思い出しながら読みました。

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オリンピックの身代金(下)

オリンピックの身代金(下) 奥田英朗

学生運動や背景から汲み取る、人々の思想。生きてなかった時代だけどリアルだなあ、と思った。読み進める程窮屈になっていき、スリルとはまた別に迫るものがあった。好きな小説です。

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沈黙の町で (朝日文庫)

沈黙の町で (朝日文庫) 奥田英朗

なんでタイトルが「沈黙の町で」なんだろう。 中学生の転落死がいじめを苦にした自殺か事故か、そこを解き明かすのがこの本の1番の読みどころに見えるけれど、タイトルは「沈黙の町で」 そこが筆者からの隠されたメッセージなんじゃないかなと思った。 転落死とは関係なさそうに見えるけど頻繁に出てくる北関東の地方都市の描写。じめじめとした内陸部の天候、地方有力者たちの癒着、噂が早い小さな町、、、今の日本の地方都市の問題を転落死の究明と共に切り込んできているな、と思った。 奥田英朗は「無理」でもゆめの市っていう架空の地方都市を舞台にした本で同じように地方都市の問題に切り込んでいたから、こういうのが好きなのかな。 でもやっぱり1番の読み応えは転落死の究明を過去と現在の時間軸がぐちゃぐちゃに書かれながらもどんどん分かっていく感じ、ドラマを見てるみたいだった。 最初は被害者も加害者もどんな子なのか全く分からないのに読み進めるとどんどん分かってくる、あまりにもリアルすぎて本当にこの世に存在しているんじゃないかとすら思う。どんどん先を読みたくなる 。 あと、ちょっと皮肉?が混ざったような表現が面白い。声変わりが始まってない声を揶揄してウィーン少年合唱団のような声をあげた、とかちょっと笑ってしまった。 2019.3.10(5周目)

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町長選挙

町長選挙 奥田英朗

神経科医、伊良部シリーズの第三弾。 これまでのシリーズに比べ、ナベツネやホリエモンなど、実在の人物をモデルにした話が多い。 特にナベツネをモデルにした「オーナー」という話が良かった。ラストの泉田首相(こちらのモデルは小泉首相)が弔辞を読み上げるシーンにホロっとくる。人々から嫌われている人は、見方を変えれば、とてつもない魅力のある人なのかも知れない。

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我が家のヒミツ

我が家のヒミツ 奥田英朗

6話の短編集 一つ一つが読みやすいと思います 身近にありそうな話ばかりなので共感できます

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我が家のヒミツ

我が家のヒミツ 奥田英朗

好きなシリーズ!エピソード自体どこにでもある話だけど、どこにでもある幸せを感じにくくなったら読みたい本。いつも救いのある結末が良い!

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ナオミとカナコ

ナオミとカナコ 奥田英朗

奥田英朗のこの疾走感、ホント癖になります。 文章のリズムと話のスピード感が、まるでアクションクライムものの映画を見ているような気分にさせてくれます。

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ヴァラエティ

ヴァラエティ 奥田英朗

短編集なので いろんな人間関係があって おもしろかったです 3番目の「ドライブ・イン・サマー」はありえないと思って いろんな人の図々しさに ちょっと イラッとしながら 能天気な奥さんにも ちょっとイラッ

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向田理髪店

向田理髪店 奥田英朗

過疎地は周りみんなが仲間であり家族であり 助け合って生きている感があるが 逆を言えば 何でも筒抜けで 隠しておきたいことですら 容赦ないところが ちょっと苦手です

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オリンピックの身代金(上)

オリンピックの身代金(上) 奥田英朗

面白い。 戦後の日本が成長していく様と東京オリンピックに向かう高揚感がいい。日本にもこういう時代があったんだなあ、と思った。もう一度国全体が祝い事をあげるような出来事、オリンピックや万博、とかそういったものを間近で見てみたいと感じた反面、光に対する影の部分がこの本には描かれているので何とも言えなくなる。 物語は陰鬱になっていく。それでも読みたい。

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