安田登の本

変調「日本の古典」講義  身体で読む伝統・教養・知性

変調「日本の古典」講義  身体で読む伝統・教養・知性 内田樹

“ただ、能が育成するタイプの能力は、今の学校教育では求められてないんです。今の社会の仕組そのものが求めていない。そもそもこの能力の事を何と呼べばいいのか、名前さえ付いていない。  武道であれ、能楽であれ、あるいは宗教的な行であれ、それを育成する効率的なプログラムは現に存在するんです。でもその成果を数値的に考量する手立てがない。だから学校の授業には仕立て用がない”

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あわいの力 「心の時代」の次を生きる

あわいの力 「心の時代」の次を生きる 安田登

タイトルの「あわい」とは「媒介」のこと。内と外、時間と空間の「あいだ」のことらしい。そのあいだが分断されてしまっている現代が故に色んな「こころ」の病が蔓延っていて、その解決策が「身体性」を取り戻すこと。なぜ取り戻す必要があって、どう取り戻すかを「心」と「言葉」の歴史を紐解きながらやわらかく教えてくれます。僕個人としては感じる自分と考える自分をあまりないがしろにしないで受け止めつつ、その間を揺蕩う位の気楽さが肝要なんじゃないかと思ったり。純粋に言葉の勉強としても面白いです。何気なく使ってる言葉に少しだけ気を遣えるようになりそう。

身体能力を高める「和の所作」

身体能力を高める「和の所作」 安田登

「体」についてたくさんのアプローチがされている現代、つまりそれは、「体を使う」ことが下手くそだということの裏返しのように感じる。 室町時代から現代に続く体系化された所作からも、沢山のことが学べる。 薄めの本だが、中身は濃い。

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日本人の身体

日本人の身体 安田登

日本人の、と前置きはあるが、決して讃歌でなく、懐古論でもなく。著者の「現代人は自分の身体を気にしすぎるのではないか」という疑問から発せられる様々な提議と、かつてこうあった、そしてそうあれるはず、にまつわる様々なヒントが散りばめられている。 昨今の若さ至上主義?を打ち出す各メディアに疑問符しか浮かばない40代に突入した自分にとって「花」という考え、見方はとても響いた。

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本当はこんなに面白い「おくのほそ道」

本当はこんなに面白い「おくのほそ道」 安田登

能楽師でゲーム攻略本の制作経験のある著者が、『おくのほそ道』を「義経の鎮魂」をゴールとする《RPG》として読み解く。その秀逸な喩えによって、芭蕉のテクストの性質が、驚くほどクリアになる。