宮本輝の本

真夏の犬

真夏の犬 宮本輝

内容としては、人間の裏の部分や不条理さを描いた作品が多く、たまにどんよりしちゃうけど、面白さで言うと凄く面白かったです。

海岸列車 (上)

海岸列車 (上) 宮本輝

私が生まれた時代に書かれた小説。 誰をあてにして生きていくのか、何を糧に生きていくのか。 するすると読み進め、下巻に。

草花たちの静かな誓い

草花たちの静かな誓い 宮本輝

ロサンゼルス在住の叔母が亡くなった。甥の弦矢が渡米すると、巨額な遺産の相続人として指名されていた。そして、幼くして病死した叔母の娘は、実は行方不明なのだと知らされる。叔母の家から見つかる、数々の不思議な手掛かり。弦矢は、叔母の娘をもう一度探してみようと行動を起こす。 謎解きストーリーですが。 弦矢が豪邸の庭を散策したり、事後処理をしたり。慣れない土地で、叔母さんの後始末をする様子が淡々と書いてあるのですが。その中に、叔母さんの娘の影が見え隠れしていて。飽きる事なく、読み進める事が出来ました。

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蛍川

蛍川 宮本輝

全体的に灰色がかった作品。 思春期の僕は運が良かったと思う。 死と生。 うーん感情が生まれました

道行く人たちと

道行く人たちと 宮本輝

対談集。社台ファームの吉田善哉さんの成功したのは運がよかったと繰り返されていたのが印象に残りました。

文藝春秋 2015年 9月号

文藝春秋 2015年 9月号 立花隆

P333 「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで両方を上手く混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか?」

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流転の海

流転の海 宮本輝

約30年振りに読んだ。 学生の時に読んだのと、主人公とほぼ同い年になって読むのとでは、面白さが全然違った。 ただ、50になったら、こんな大人になりたかったが、現実は厳しいなあ。

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胸の香り

胸の香り 宮本輝

どの話も詩を読んだ後のような余韻が残る、大人の雰囲気をまとう作品。 心情描写、情景描写は参考にしたい。

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海岸列車 (下)

海岸列車 (下) 宮本輝

するすると下巻。 全ての関係性が、境遇が、繋がっていく。 砂漠に咲くきれいな花々をいつか見てみたい。

月光の東

月光の東 宮本輝

「人間には〈すさむ時期〉がある。生きているはずのない焼き物でさえ、その不動のたたずまいのなかから、すさみを放つ一瞬がある」

螢川

螢川 宮本輝

p178 ひょっとしたら宮本輝は人間の生よりも死につよくひかれているのではないか。というよりは、生きの人の世をえがくのに、死がいつも裏打ちになっていてこそ当然だとする態度かと、その絵のありように感懐をおぼえた。

水のかたち 下

水のかたち 下 宮本輝

ようやく、下も読了。 良い流れは気づかないうちに繋がって起こっているもので、それに自然と気づけるかどうかで、生きやすさが変わるのかなと。普段、どうしても悪い方が目立ってしまうからこそ、小さな幸せから大切にしていきたい。 水は様々なかたちに変化を続け、それでも水として流れていく。そんな意志を持ちながら生きていきたい。 難しいテーマを織り交ぜながらも、次々に読み進めたくなるほどの惹きつける魅力。他の作品も読みたい。

水のかたち 上

水のかたち 上 宮本輝

20年ぶりに読んだ宮本輝。 最近は中身の薄い本にあたることも多い中、久しぶりに、「小説を読んだ!」という充実感で幸せになる本でした。 自分を自分以上にも自分以下にも見せようとせず、ありのままだけれども、水のように少しずつ形を変えていく。その心の有り様が、40年、50年、60年、、と続いて、ゆっくりと人を作っていく。 若いうちは見た目の美しさだけで人が集まってくるけれど、40を過ぎたあたりから、見た目の美しさより、中から出てくる何かが美しい人には人が集まってきて、中から出てくる何かが醜い人には人が寄り付かないのも、そんなことからなのかもしれないな。 なんだか最近のモヤモヤが晴れてやる気が出たし、励まされた。 こんな本にまた出会いたいなぁ。

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