寺地はるなの本

(3-3)月のぶどう

(3-3)月のぶどう 寺地はるな

バリバリとワイナリーを経営していたお母さんが亡くなったところからストーリーが始まる。 みんな、何となく誰かと自分を比べてしまったり、素直になれなかったり、何かに必死になれる人を羨んだり。自分がするべきことと向き合って、誰かと会って、生活をしてって当たり前のようでなかなか出来ない。どこか遠くのワイナリーで心を込めて作られたワインを飲んで、私も一度人生と向き合いたいと思えた一冊でした。

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月のぶどう

月のぶどう 寺地はるな

2017/8/14読了 寛容さというのがなかなか難しい。上手に人に助けを求めることも。光実の頑なさは私にも覚えがあるもので、それを歩に指摘されるシーンは耳に痛いものがあった。読んでいてテンポが良いので、するっと読めてしまうんだけど、仕事とか家族とか色んなことを考えさせられる話だと思う。

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ミナトホテルの裏庭には

ミナトホテルの裏庭には 寺地はるな

2018/1/24読了 平田カラメルって名前を猫につけるセンスがまず好き。あと我が儘書道!!好き。 芯もホテルの支配人であるところの湊も、花岡さんや芯のお爺ちゃんも、登場人物が何か皆少しずつ「こういう人でいたい」と思える公平な優しさというか正しさというか、適度にお節介だし適度に冷静なので、本当に世の中の人達が皆こんなだったらいいのになと思う。主人公の会社の渡部さんが一番現実にいそうなタイプで、でも、渡部さんに言い返した主人公に爽快感を覚えた。裏でこそこそ悪口を言うのでも、怒りにまかせて口汚く罵るのでもなくて、きちんと相手が間違ってることは間違っていると指摘するのってなかなか出来ない。寺地さんの物語の登場人物って、いつも律儀だしきちんとしてる。実際には難しくてなかなかそんな風にはなれないけど、なれたらいいなと思う。

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みちづれはいても、ひとり

みちづれはいても、ひとり 寺地はるな

2018/11/17読了 弓子の他人との距離感の遠さとか、シズに苦手意識を持つところとか自分に重ねてしまう。楓さんの子供とか大人とか男とか女とか、ラベリングしないで個人として好きか嫌いかを言えるところは好ましくて憧れる。そんな楓さんでも家族にうまく嵌れない葛藤を抱えてるのがミガワリサマのくだりでわかって切ない。今は親の世代より生き方が多様になって、女の人の人生の選択肢が増えて、だけど「世間体」とか「普通」とかが無くなった訳じゃないから生きづらさは無くならない。これまでの寺地さんの作品より、ドロドロして生々しい感情の部分が増えた気がする。

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今日のハチミツ、あしたの私

今日のハチミツ、あしたの私 寺地はるな

2018/1/11読了 もし自分が碧の友達だったら、多分私も真百合と同じように、その男はダメだからさっさと別れなよーと言うと思うんだけど、でも自分自身に安西の要素もあるからしんどいな。物語の最初の方の碧と、自分で自分の行き先を決めて動きだしてからの碧では輝きが違うというのは、読んでいて自然に感じられるので、置いて行かれた感のある安西はより惨めだったのだろうと思う。やっぱり人間って主体的に動いてないと後悔するんだなー。

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ビオレタ

ビオレタ 寺地はるな

突然の婚約破棄に打ち拉がれる妙。紆余曲折を経て立ち直るストーリーかと思いきや、妙は婚約破棄直後に出会った(拾われた?)クールビューティな菫のところで働きはじめ、菫の元旦那さんの千歳さんと恋仲になり、傷はたまに痛むけど復活は早かった。 深読みしすぎて卑屈になりがちな妙。違うんです。 「周りにどんだけ可愛がられてるのよ」と妙に突っ込みたくなります。 お母さんが妙に「自分にとって一番大事なものを知ってること。それが一人前ということだと思っている。」と話す場面。自分に言われてるようでした。 お話の中には、笑ってしまうとこも多々あって、妙が元婚約者の不幸を願うとこが、私はツボでした。

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