川上未映子の本

酒呑みに与ふる書

酒呑みに与ふる書 マラルメ

2019/04/06 読了 〜あるいは酒でいっぱいの海〜 松尾芭蕉から夏目漱石。江戸川乱歩に折口信夫。角田光代や村上春樹。内田樹と鷲田清一も。 酒の肴にちょうどいい。ちびちびやりながら楽しく読みました。日本酒の話がもっとあったらもっと良かったのになぁ。 装丁が素敵ですね。 〜すべての酒呑みに捧ぐ〜

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〆切本2

〆切本2 森鷗外

作家の〆切と家族との係わりなど、前回とはまた違った切り口で面白かったです。子母澤寛の文章に猿出てくるの、なんかの比喩かと思ったらほんとに猿飼ってた

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みみずくは黄昏に飛びたつ

みみずくは黄昏に飛びたつ 川上未映子

川上未映子による村上春樹のインタビュー本、面白かった。60年代の、戦うことや言葉というものがからっぽになってしまった空虚感が村上春樹のテーマ性を排してとにかく文体を磨くスタイルを作った話とか。

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愛の夢とか

愛の夢とか 川上未映子

初めて川上未映子を読んだ。文章が、こせい的な女そのものと思った。もっと読みたい。

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GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03

GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03 オルハン・パムク

「若手作家ベスト11」の中から一編。村田沙耶香『素敵な素材』〜人は死んだら物質になってしまう。だから、温かい生物でいられる時間が愛おしい。本当にそうだろうか?死を忌まわしく思いすぎると、生まで軽んじることになりはしないか?そんなことを考えました。

乳と卵

乳と卵 川上未映子

生々しく、痛々しく、少し血生臭い匂いがしつつも同時に瑞々しい女性性の物語。 巻子の豊胸手術、取り留めのない多弁さ、咳止め薬(ブロン?)依存、ダブルバインデッドなコミュニケーション、母子家庭、大阪。 その巻子の娘である緑子の緘黙、初潮、ナプキン、母親への同一化拒否、空虚感、見捨てられ不安・・・ これら全てが嫌な予感しかしない。 この物語に漂う女性特有の血の匂いに耐えられない男性も多いかもしれない。 この嫌な予感と漂う血の匂いに臆病な男性である私はなんだか怖いような目が回る感じがしてぷるぷる震えながら読んでいた。 思春期特有である(かどうかはわからないけども)どこか身体の成長とこころが足並みを揃えられていない感覚、特に身近な同性である親に同一化を見いだせない場合はより強く、身体という器とこころが別のように感じるのだろう。 それが、この作品の卵だったのかもしれない。 白くて丸みを帯びている様は女性性を現しているようにも見え、殻の中にはどろどろした本体が入っている。 そして卵を有していて産めるのもまた女性だけの特権であり枷、呪いなのかもしれない。 終盤、緑子は大きな声で泣きながら、パックのたまごを自分のからだにぶつけ、どろどろしながら巻子を責める。 巻子も同じように卵を自分にぶつけて応える。 このシーンこそ、緑子が自分の殻を破って緘黙という身体から解放されたことであって、巻子にとっては実の娘に痛めつけられるような出産の追体験だったのではないか。 人は生まれた時、どろどろしている(らしい)し、大きな声で泣く(らしい)。 思春期を迎えてこの母子は再び生まれて子となり、親になったのかもしれない。 この体験で母子は救われたのかもしれない・・。 こんな事を考えると涙がでそうになり、またぷるぷる震えてしまった。

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あこがれ

あこがれ 川上未映子

あなたにとって あこがれの人とは? なりたい自分の答えが、 見つけられると思います。 私は、この作品を読んでから、 川上未映子さんが好きになった。 あこがれます。

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ラヴレターズ

ラヴレターズ 川上未映子

西川美和さんの恋文にジンときて、壇蜜さんにはゾクッとさせられ、松尾スズキさんに、ほほうとなった。俵万智さんも素敵。

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マリーの愛の証明

マリーの愛の証明 川上未映子

“少女たちは歩みつづけた。 自分にしかわからない話をしながら、 それでも誰かとわかりあえることを夢見ながら。” 生きるってそういうことな気がした。 わかったり、わからなかったりしながらただ進むこと。大人になっても減らないわからないことの多さに、滅入りながら。 2018.9

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きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん 川上未映子

妊娠5ヶ月で読んだ。 身体の変化の描写が可笑しくてゲラゲラと笑ったり、数々の痛みや圧倒的な限界感が苦しかったり。でも最後には、出産・育児に前向きになれる、乗り越えたいって思わせる輝きで溢れたエッセイ。 「たのしいこと、いっぱいあるよ!」 しんどくなった時に寄り添ってくれる存在を見つけられて良かった。 2018.12

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シャンデリア

シャンデリア 川上未映子

ひやひやしながら読むことで正常だと思った自分を未来の自分が羨んでいるような気持ちのする本。 2018.9

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おめかしの引力

おめかしの引力 川上未映子

川上未映子さんはいわゆる"女の子が好きそうなもの"の観察眼がすごい。恐らくご本人もすごくお洒落とかおめかしが好きで、楽しんでらっしゃるからなんだと思う。 こういうジャンルは「女」が前面に出されるけど、その描写は「女だから」できる訳ではなくて、ただ"自分のテンションが上がる大切なもの"を表現してるだけなんだという、ある種の力強さも感じた。

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たましいのふたりごと

たましいのふたりごと 川上未映子

こんなにも言葉に、事象に、正直でいられるのかと、ただただため息のでるような気持ちでひといきに読んだ。こんな言葉の辞書があってもいいなと。また、気の向くままに開きたい。

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わたくし率 イン 歯ー、または世界

わたくし率 イン 歯ー、または世界 川上未映子

実は世の中のテーマとか問題とかなんてものはすでに出尽くしている可能性があって、ひょっとしたら、「何を」語るかよりも「どう」語るかという方か重要なのかもしれない。 デカルトが、ニーチェが、サルトルが、というように知識人アイコンを参照する言論自体が擦り切れてしまっていて、だから、多くの作家は「古いけど、新しい」かたちで、メタフィジカルに語ってみたり、サブカル風に叙してみたりするのだろう。 川上未映子の『わたくし率イン歯ーまたは世界』も、まったくその、「古いけど、新しい」かたちで「私」について語る。 「奥歯」で考えるとか、失恋して歯を抜くとかそういう仕掛け以上に、川上がいたるところでみせる「ずれ」が魅力的で仕方なかった。 ひとつは視点のずれであって、みているのにみえてないものを言葉にしたときのなんと強いことか。ああ、感覚としてすごくわかる。もうひとつは、文体のずれで、句読点の使い方などはずれすぎ。さらに終わりかたも今流行りの終わり感のない終わり方。 精巧に仕掛けられた乱れのなかで私について考えてしまう。そんな作品か。

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