星野概念の本

ラブという薬

ラブという薬 いとうせいこう

あいづち。自分の出番待ちのリズムを推し量るかのような、それでなく、耳を傾けることによって生まれる共感を示したその。返答でなく、ひとまずの肯定において、語る本人ですら確かでなかった辛さや不安を言語化し、客観視できるようにしてゆくこと。言いたくなっちゃう指摘や助言のような言葉を飲み込み、片隅に追いやり、そっか、そうなんだ、とまず受け止め、聞いてみる。簡単そうで、とても難しそうだけど、大切なこととしみじみ思うたのだった。

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