松田奈緒子の本

重版出来!(13)

重版出来!(13) 松田奈緒子

毎度泣かされている気がする。 一度挫折した人、人と違う環境に悩む人、自分だけで生きてきた人、それぞれがきちんと前を向いて生きようとしている、そのエネルギーが伝わってくる。中田伯についてはまだまだ一悶着ありそうだけれど、きっと良い方向へと話は転じて行くんだろうという安心感をこぐまちゃんの成長とともに感じる。すごくステキな主人公だと思う。

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重版出来! 9

重版出来! 9 松田奈緒子

中田さんのアシさん探し 製版会社の女性の結婚 あゆちゃんのアルバイトと塾 持ち込みした漫画家さん 付録 の話でした。 今回の巻は「つながり」の話が多かったです。漫画家さんと編集者さん、アシさん。または家族。または応援してくれる人。お互いの繋がりを見つめ直す話が主軸のような気がしました。 その中でも、あゆちゃんの話はもう涙でした…。こころって、「今!」って時にパッと言葉が出て来て素敵だなぁって思います。時に詰まってしまうこともあるけれど、自分の発する言葉にちゃんと責任を持っているのが分かるし(無意識かも知れないけれど…)、吟味して発したんだなってことが分かる一面もある。おちゃらけてるようで、他人と無意識に打ち解けられるその心根の良さが魅力的! それに、塾の先生も言葉を濁さずにあゆちゃんと向き合ってくれてたのも素敵でした(最後のシーン)。 あと、付録の話は最後ほっこりできました。私も親と一緒に作ったりしたなぁと思い出しました。笑

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重版出来! 7

重版出来! 7 松田奈緒子

中田伯・バイク便さん・漫画家賞・山縣ルウ先生と担当の鈴木さんの話でした。 この巻は今までの巻に比べていい意味で「ゆっくり・じっくり」なテーマが多いなぁと思いました。というのも、今までであれば一種の「焦り」が出てくる話があって「え、どうなるの?!」って登場人物たちと焦ってたりしたのですが、この巻は「ははぁ〜なるほど!」とより奥深く漫画の世界を知ることのできる話が多いのだなと思いました。 その中でも!やっぱり山縣ルウ先生・担当の鈴木さんの話が一番好きです。ドラマの中でもちょろっと出てきたのですが、もう漫画好きな少女だったら全員が手に取る漫画なんだろうな〜って想像できちゃいます。笑 そして「あえて売り込みをかけずに売る」というのが「確かに確かに!」となりました。私もついついAmazonとかのレビューの星の数とか参考にしてぽっと買っちゃうんですけど、本屋の棚の端っこに少しだけ積んである本とかジャケが良いってだけで買っちゃった本とかが予想を超えて面白かった時ほど「むふふ」と思う瞬間はないです。笑 もちろん、レビュー参考も良いんです、それが素晴らしい作品であることに変わりはないから。だけど、「これはどっちなんだろう、面白いのかな?」とか考えてドキドキしながら帰って、そのあと読む。これも至福のときですよね。 巻末の「ドラマ化!」と銘打ったあとがき?のような漫画もとても良かったです!

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重版出来!(5)

重版出来!(5) 松田奈緒子

東江さん・美の巨人・サイン本転売・河さんの話でした。 東江さん…何となく流されるまんま〜な意志の弱い人って感じで苦手だったのですが、悩みに悩み抜いて決断を出し、勇気を振り絞って言葉にしている姿には感動しました。また、あの部長がさらにいい。笑 本当、この漫画に無駄なキャラなんていないなぁと思いました。作者さんのキャラへの愛が伝わってきます。 そして、私の大好きな河さん!笑 というか、主婦の方の話も一緒にまとめて…という感じですね。 なぜ河さんがあんなにも漫画が好きなのか…それが分かったし、主婦の方の話も良かった。この漫画の中で、少女漫画が出てくる話ってすごく少ない(というか、もしかして無いかな?!)から、珍しい〜って思ったし、気持ちわかるなぁ〜ってすごく共感した。 4巻に比べて随分明るい話が多く、また芯のある人が多く出てきて、これまた最高でした!

重版出来! 4

重版出来! 4 松田奈緒子

安井さん(雑誌・FLOW)・東江さん・沼田さんの話。 漫画家としてデビューするためには?というのを軸に描かれている巻です。 中田伯はすでに独特のオーラを纏っていて、これからどう描かれていくのか・どう成長していくのかがすごく楽しみです。笑笑 そして、安井さんの話は胸に刺さるものがありました….。身を粉にしても、たった一瞬で全てが粉々になってしまう。仕事相手からも家族からも見放される、自分の愛していた雑誌まで廃刊になるーその結果、今の安井さんが出来上がったというのが何とも切ないというか、なんというか…。 いろんな意味で切なく・寂しくなる巻でした。もちろん、面白い漫画であることに変わりはないです!

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重版出来! 10

重版出来! 10 松田奈緒子

フォントの話 中田さん雑誌に特集される…? タンポポ鉄道の映画化の話(脚本・キャスト) ピーブのキャラが動いてないという問題のさわり でした! フォントの話はおぉ!っとなりました。 面白いです、私もつい出版社の違う小説同士やジャンルの違う小説同士を比べてみました。笑 たしかに、フォントが異なるだけで印象は変わります…若い先生がワガママ言ってるように思えてたのですが、こんなにも変わるんなら自分で指定したくなるのも分かります。あとがきの裏重版にも書かれていたのですが、フォントや出版だけでもひとつ漫画作れそうなくらい面白い世界です!(例えば校閲ガールのような…) タンポポ鉄道の映画化は熱い話でした! 脚本OK出るまでの不安感やキャストへの思い入れ…それぞれがそれぞれの立場で自分のやるべきことをなしてる姿は胸熱でした。問題解決はどことなく昭和ドラマな感じで現実はそんなにうまくはいかないのかもしれませんが、最終的に関わった全員が十二分に満足のいく作品が作れたみたいで良かったです。 そして…最後に中田さんの描くピーブ遷移の中のキャラが動いていないという不穏な問題が…! 彼はごく少数の人に囲まれて生活してるわけで、いずれかキャラの奥行きという障害にぶつかるというシナリオも至極真っ当ですね…確かに中田さんがこのまま出来るだけ人目につかず、漫画だけに専念というのも難しい話ですし…このお話を機に中田さんの一皮むける姿をみるのを楽しみにすることにします、不安ですが…! 本当、この話は本当に振れ幅が大きくて毎度毎度感動してしまいます。 漫画の話なのに、出版や印刷業者、校閲、今回はフォントや雑誌…漫画が作られて出版されるまでのあらゆる段階を詳細に(これも作者さんの取材の力なのですが…!)描かれていて、毎回本当にその人のお話を聞いてるかのような気分になれるんですよね。 またドラマ化して欲しいです…この前ドラマ99.9にも出て来てましたし、ちょっと期待してます。もちろん、キャストはそのままで!

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重版出来! 8

重版出来! 8 松田奈緒子

アユちゃん・中田さんの過去・こころちゃんの一人暮らし・新人漫画家さんのリビドー…そしてピーブ遷移の話でした! 今回のお話は「親と子供」…がテーマのものが多い気がしました。ほっこりしたと思えば、切なくもなり、また胸を刺されるようでもあり…改めて子供と親って切っても切れない特殊かつ繊細な関係だなぁと思いました。 リビドーのお話は誰にでも共通する話な気がします。自分の好きなものを曝け出すのには多分恐怖しかないが、それを曝け出せたら…というところ。他人の評価や世間一般の反応…そういうのを気にしだすとキリがないけれど、それを一旦取り払ってしまえれば、また新しい何かが見えてくる…これはどんな事にも通じるかなと思いました。 そしてそして!ピーブ遷移が…ピーブ遷移が!!中田さんの過去も同時に知ったからこそ、複雑な気持ちもありつつ…それでもワクワクしたし、最後のあたりはゾクゾクした。そしてまた五百旗頭さんが良いことを言う…。笑 やっと発売巻全部読めました…新刊もすごく楽しみです!

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重版出来!(6)

重版出来!(6) 松田奈緒子

WEB漫画・校閲・中田伯の話でした。 中田伯はまさに「嵐の前の静けさ」感が漂ってます…ピーブ遷移の方でも、また私生活(というか、周りの人たちとの間)の方でも何かしらの一波乱がありそうな予感。笑 そして、WEB漫画は業者側を批判しつつも、何だか読者の方も批判されてるような気がして…少しドキリとしました。 読者に限らず何かしらのサービスを受ける人はそれが「質が高い・安価」で提供してもらえるに越したことはないと考えるのが当たり前で、だからこそ「無料」の文句に弱い。かくいう私も「無料」という言葉に弱い。 だけど、漫画に限らず「真のサービス提供者」はそのコンテンツの作者であって、その人たちが不幸になるようなサービス運営を容認すべきではない。と今回の話を見て思った。そして、「うまい話」には必ずそれなりのものが待ち受けているのだということも…。笑 校閲の話は個人的にすごく好きな話でした。 漫画家と編集者、校閲と作者…その両者がどういう線引き?の元で関わっていけばいいのか。また、その両者で協力してエンタテインメントを作り上げていくにはどうすべきなのか。 いつも何となく「新米編集者・黒沢心」や「新人漫画家・中田伯」といった、漫画家単体や編集者単体や両者の協力に目が行きがちで、互いの関わり方(今回のような、距離を置くという意味で)の話はすごく新鮮だなぁと思いました。 本当、重版出来!はハズレがないなぁ。いい漫画。

重版出来! 6

重版出来! 6 松田奈緒子

「いろんな時代の文化が染み込んでいる日本語は、我が国の大事な記憶の地層でもあるんです。」

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重版出来!(1)

重版出来!(1) 松田奈緒子

ドラマが面白いので読んでみた。所々でドキッとして、自分の人生への向き合い方を再考しちゃいます。 いい本だな。

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