橋爪大三郎の本

正しい本の読み方

正しい本の読み方 橋爪大三郎

本の読み方、というと速読法とか技術の話なのかと思っていた。そうではなくて、本を読むときはその背景や他の本との関係性を読み取ろう、とか、本との長い付き合い方、本の楽しい読み進め方を教えてくれる本でした。特に新書を読む際は活かしやすいかもしれない。文体が柔らかく、久方の活字!という私でも楽しく読み進められました。読書をもう一度趣味にしよう!と思っている私のような人にぴったりの本。

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世界がわかる宗教社会学入門

世界がわかる宗教社会学入門 橋爪大三郎

世の中には宗教が絡んだ問題がたくさんある。私はごく普通の日本人で宗教のことはよく知らないけど、お宮参りや七五三で神社に行くしお葬式は仏教。神様がいるかどうかも気もしてないし宗教ごちゃ混ぜで生きてるから、宗教の問題はさっぱりわからない。 無知でいたくないから読んだ。無知が生む偏見は好きじゃないし、フェアじゃない。知らないままにしたくない。 橋爪さんはとても読みやすいから入門編として最適だと思う。 実は随分前に読んだけど大部分は忘れてた。忘れた頃に読み直していきたい入門書。

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ふしぎなキリスト教

ふしぎなキリスト教 橋爪大三郎

楽しかったー!聖書は通しで(週刊聖書で)読んで、おもしろかったですがよく分からないとこもたくさんあり、この本で「聖書って解釈して読むものなのね」と教えてもらいました。 私もキリストは時々むちゃくちゃなこと言うな・・・と思う時があります。笑

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げんきな日本論

げんきな日本論 橋爪大三郎

今日の仕組みを理解したり、疑問に思うと、西洋の歴史をから紐解こうとしてしまう。 民主主義だ議会だと政治の話に関心を持ったり、資本主義の話でも元を辿ればどうしてもヨーロッパに行き着いてしまう。 フランス革命だ、世界システムだと。。。 けれど、定期的に日本を知らないとという波が押し寄せて来る。台湾の友人に京都を案内した時もウィキペディアで付け焼き刃な説明をするなど、度々残念な思いをして来た。 そんな気持ちの波が、この2人の対談を手に取らせた。この2人なら、深い洞察を得られること間違いなしだし、対談だからいくらか楽に取り組めるはずだと。 日本の2人の社会学者による縦横無尽の対談、歴史の専門書ではないから細かな事象を知れなくても2人の論理的な会話故に読みやすい。興味深い仮説も挙げられ、読んでいて飽きない。 いくつかあげると。 天皇と将軍の関係については、平家は天皇の制度の中で上位を占めるが源氏は全く別の制度を鎌倉につくった。その方が、無力化できる、規制制度を強く否定できる。。。処世術としても学べる事例。 遠藤周作原作、マーティンスコセッシの映画『沈黙』を見た後だったから、キリスト教に関する記述も興味深かった。 日本は精度の良い鉄砲の製造はできたが、火薬は国内調達できず輸入に頼った。信長はその調達のためにカトリックと手を組んだとか、安土城にキリスト教の影響が見られるとか、カトリックも中国での宣教に失敗したので日本の布教コンプリートの後、信長に中国を支配を期待していたとか。秀吉の朝鮮出兵にもカトリックが絡んでたんじゃないか?など。。。キリスト教を絡めると日本史が断然ダイナミックに感じた。 普遍思想に関する対話も面白い。日本人にはそもそも普遍思想がインストールされていないので、全国統一の発想がない、その点信長は特異な存在だった。軍事力だけでは統一には至らない、宗教のような思想での支配も重要だということに気付いた。。。今でも日本人はビジョンを描くのが下手だ。 西欧や中国にもない武士という身分の存在、武士が統治する社会の特異性。。。戦いつつ、騎士でもなく、行政をしつつ官僚でもない。 銃によって、剣術の習得が不要になり、世襲の武士の意味が減じて、戦争技術が一般化、つまり傭兵制度の出現を意味した。そして制度の近代化が図られなければならないが、既存体制である武士と刀をそのまま維持し、戦う身分であり、政治を治める身分である武士という他の国にはない身分が生じた。。。それで徳川の260年を維持するための鎖国、銃を排除するため、内戦を起こさないためだったわけだ。 歴史マニアには物足りないかもしれないが、歴史の専門書のようにはディテールについていけず、眠気との戦いになることもない。歴史入門者でも、深い歴史の旅へと導いてくれる。 天正遣欧使節やキリシタン弾圧についても知りたくなった、難しそうで食わず嫌いの中国史についても知りたくなった。より日本を知るために。

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クルアーンを読む カリフとキリスト

クルアーンを読む カリフとキリスト 中田考

イスラムを少し勉強してみたいと思って読んでみた。キリスト教も、イスラム教も、ユダヤ教も基本構造や性質をは一緒で、アダムから人類が生まれたとしているなんて知らなかった。 また、イスラームは死んだあと、天の使者に生前のことを聞かれて、ちゃんと答えられないといじめられた後寝ちゃうそうです。で、最後の審判の時にむくりと起き上がる。 予言者や偉い人はそのまま天国へ直行できる。 ジハードは、死んでいるように見えるが、死なずに天国に行けるという。だから、喜んでジハードで死ぬ人がいるそうです。 キリスト教はイエスを信じるか、そこが一番大事なところで。ユダヤ教は、それが出エジプト。それぞれお祭りがあるが、イスラムはそういうことはない。 衝撃だったのは、最後の審判の日、ペット(全ての動物)がどうなるかと言うと、生ゴミとして処分されると言う!ひどい!!涙 2018.01.05

教養としての聖書

教養としての聖書 橋爪大三郎

旧約、新約それぞれから3つずつ解説をしていく講義をもとにした本。 聖書そのものを読んでから読む方がいいのかもしれないが、読んでなくてもこんなことが書かれているのか、ということを知るキッカケ、読み始めるキッカケ、としても良いと思う。 ぜひ、そのあとは、聖書を、はじめから順々にでなくても、好きなところからでかまわないので、読んでみることをお勧めします。

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