片岡義男の本

珈琲が呼ぶ

珈琲が呼ぶ 片岡義男

コーヒーについて片岡義男が書いた文章はほとんどないのだという。これまで読んできた彼の文章にはほぼ全てコーヒーが登場した気がするが、確かに正面からコーヒーについて扱った文章はなかった、、、のかなあ。本書は随筆集。コーヒーそのものについての文もあれば、いつものようにコーヒーから連想される映画・曲などについての文や、あちこちの喫茶店についての随想もあり。1939年に発表された『一杯のコーヒーから』に服部良一と藤浦洸が込めた意図に思いをはせる『小鳥さえずる春も来る』、こういうレンズの向け方が片岡義男は実にうまい。

万年筆インク紙

万年筆インク紙 片岡義男

一冊まるごと万年筆と紙について書かれた本。万年筆を持った時の感覚、横文字と日本語を書くときの違い、等、万年筆を日頃使っている方が読むと「そうそう!」となるのだろうと思います。万年筆を持ったことすらない私には意味のわからない箇所も多かったですが、セーラー万年筆のハイエースにちょっと興味がわきました。片岡義男さんの文房具についての文章は、いつも楽しそうだなあ。

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ずるずる、ラーメン

ずるずる、ラーメン 椎名誠

ラーメンに関する随筆集。 以前読んだ「ずっしり、あんこ」に比べ、感動的な話もなく、どうでも良いような内容ばかりだけど、楽しく読める。 読んだ後の頭の中は完全にラーメン。早くラーメンを食べたい!

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彼らと愉快に過ごす―僕の好きな道具について

彼らと愉快に過ごす―僕の好きな道具について 片岡義男

片岡義男さんの1987年の写真文集。「あとがき」によると、「BE-PAL」誌に2年にわたって連載された「僕の好きな道具たち」という記事が元になっていているものの、単行本化にあたり取り上げる品物から全体的に見直されてこの形になっているとのこと。なにしろトップバッターからしてタイプライターなので、掲載誌から想像されるアウトドア的な雰囲気は部分的だ。あくまでも身の回りの道具たちになっている。実用的でありながら美しい写真がたくさん載っていて眼福だし、文章もそれと同じくらい実用的でありながら美しい。 カバーを外すと、本体の表紙が麦藁で編んだような生地に覆われていて、書名はミント色のシールで貼られているというものすごい装丁になっている。南の島の土産物みたいだ。

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〆切本2

〆切本2 森鷗外

作家の〆切と家族との係わりなど、前回とはまた違った切り口で面白かったです。子母澤寛の文章に猿出てくるの、なんかの比喩かと思ったらほんとに猿飼ってた

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猫なんて!

猫なんて! 角田光代

総勢47名の作家による猫話 猫との距離感、間合いがそれぞれでおもしろい 犬派ですが、猫もいいなあ… なんて笑

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俺のハートがNOと言う

俺のハートがNOと言う 片岡義男

1年前の彼女に会いに行くべきか。それとも、ほっておくべきか。オートバイのオイルを交換しながら、自分で自分のハートにきいてみる。会わずにおこうか。彼女のいる町は素通りしようか。 NO、それはないよ、会うべきだ、とハートが言う。 だから彼は、熱い陽ざしをかいくぐって北へむかい、彼女に会いにいく。夏の物語が、またひとつ、こうしてはじまる。

文房具を買いに

文房具を買いに 片岡義男

片岡義男さんの2003年の写真文集で、書名にある通り全編文房具の話。2010年の文庫版。 だいたいにおいて私は「日本の文房具は世界一ィィィィイ!!!」みたいなことを思いながら日々もそもそと暮らしているのだけど、この本に収められている洋物文具の写真の質実剛健的な美しさは認めないわけにはいかない。というかむしろくやしい。実際に手に取ると、罫線が揃ってないとかキャップの密閉性が甘いとか裁断と糊付けが汚いとかいった細かい造りで不満が起こってしまうのだけど、佇まいに漂う余裕のある風格にはひたすら圧倒される。ある程度セクシーな姿で棚に並んでないと生き残れないんだろうなと思う。 ブツ撮りの意図や露光条件についても細かく説明していたり、カードやリーガル・パッドの説明の中で、執筆過程や文明論的な話題にまでふっと移行するのもこの本の妙味である。文具エッセイの名著として読み継がれるべき作品。

冬の本

冬の本 天野祐吉

84人の作者のエッセイを集めたもの。 テーマは「冬」と「本」 優れたエッセイはタイトルと書き出しで決まると思っているから、ぱっと開くと、読むべきか読まざるべきかが一目で分かる。 好みも多分にあるのだけれど。 岩瀬成子「歩く人」 蜂飼耳「重さの記憶」 万城目学「どんぐり」 又吉直樹「なにもない冬」 が好き。

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