磯田道史の本

殿様の通信簿

殿様の通信簿 磯田道史

「武士の家計簿」の著者です。 殿様達も内緒で評価されていたのですね。そのような書物がある事にビックリしました。

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ 磯田道史

『武士の家計簿』の著者が記したエッセイ。古文書を通じて歴史を読み解く、というのは歴史学者ならでは。 個人的に一番面白かったのは、著者の幼少時の話。美術全集に想像設計図があった高さ100メートルの出雲大社のミニチュアを自宅の庭に作るも、台風が来て壊れてしまう。実際の出雲大社も嵐の度に倒壊したことを、実体験として理解したそうだ。他にも竪穴式住居を作るなど、こんな子どもいるのかと思うとともに、こういう人が歴史学者になるんだな、と納得。 後半の戦国時代の話もちょっとした歴史小説を読んでいるようで楽しめた。

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無私の日本人

無私の日本人 磯田道史

映画になった「穀田屋十三郎」の話よりも「大田垣蓮月」の話のほうが、心に収まった感じ。正に『無私の日本人』。そういえば、盗人に物を与える話は古典にもあったなぁ。 映画、コメディーっぽい予告編だったけど、どうだったのだろう。話は いたって真面目。

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殿様の通信簿

殿様の通信簿 磯田道史

いくつもの歴史的な書物、文献をかき集めて考察するスタイルかと思ったら、当時実際に書かれて今はもう写本1冊しかないという貴重な書物の現代語訳を下地にして、裏づけやその周辺のことを別の文献から考察するスタイル。 当時からそんな書物があったことに驚き! 超有名な殿ばかりを掲載。イメージと正反対の書かれようだったりして、目から鱗。なにより語り口が流れるようで引き込まれる。 最後の一人は知らない人だなーと思っていたら、別件で有名人だった。あの手紙の人か!と、知っているようで知らない人にも出会えた。 あとがきまで美味しい。

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素顔の西郷隆盛

素顔の西郷隆盛 磯田道史

現代人感覚だとひょっとしたら、付き合い難い人だったかもしれません。「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。」

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江戸の備忘録

江戸の備忘録 磯田道史

磯田先生の本は面白い。何故だろう、と考えると、視点が庶民や階級の低い武士にあるからだと思い至る。 歴史として学んでくるものは「施政者の歴史」であって、当時を生きた人々のことはほとんど学ぶことがない。本当に面白いのは、人々の何気ない日常の積み重ねなのだろう、と思う。

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天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災

天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 磯田道史

歴史の面白いところは、現在に繋がっているということ、自分に繋がっているということだと思う。 災害に焦点を絞って書かれた本書は、たくさんの教訓を示してくれるとともに、それらが「人の手が残してきたものだ」ということを伝えてくれた。はっとさせられた。 書き残してきた人々がどんな思いで書いたのかはわからない。運良く遺った文書や物が現代に当時を伝えてくれる。事実としてはそれだけのことだ。時を超えた異物を歴史屋たちが読み解いて次の世に伝えてゆく。人の手を介した長大なリレーのように感じた。 大地に遺された爪痕と、天災を目の当たりにした人々の遺した物から、私は学ぶことができる。知ることができることは幸いだと思う。