綿矢りさの本

意識のリボン

意識のリボン 綿矢りさ

8話からなる短編集 物語もあれば哲学的なものっぽいのもある感じ 女性は犯罪被害者になりやすかったり 母親として子供の心配ばかりしたり 「このままならない世界で 手をつなぎ ひたむきに生きている」という帯の言葉に共感

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私をくいとめて

私をくいとめて 綿矢りさ

私と脳内のAとのやりとりにはくすりとなるところや共感できることがたくさん。 綿矢りささんは残念なこじらせ系の女子を書かせたらピカイチだなって思う。

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大地のゲーム

大地のゲーム 綿矢りさ

今から100年程後に、日本に似たどこかで起きた地震は私たちの「何か」を壊した。 たぶん綿矢さんは3.11をモチーフにこの作品を書いたんだろうけど、私は若者たちが世界に反発する「学生運動」という行為が地下鉄サリン事件を彷彿とさせるな、と思った。あることをきっかけとして、間違ったやり方で自分の中にある「何か」を爆発させる。でも何が「正しい」のか外側にいる私たちにもわからない。 どこかSF的な物語だけれども、きっとこの世界にも存在し得る物語だと思った。

インストール

インストール 綿矢りさ

10数年ぶりに再読。 特別じゃなくたって何者にもなれなくたって、いいんじゃない。「どんな生活でもどんな生き方を選んでもその人が毎日を幸せに送れているのならその人の勝ち」。一周まわってそう思えるようになったのは、たぶん私が「17歳」を通り越してしまったから。

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100万分の1回のねこ

100万分の1回のねこ 谷川俊太郎

角田光代、広瀬弦のが素晴らしい。 元々の絵本を読んでいなくても中々に味わい深いものがたくさん。 町田康だけ独自路線だったな。 あと山田詠美は苦手。

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夢を与える

夢を与える 綿矢りさ

何小説というべきだろう。恋愛小説だろうか。 幼い頃から芸能界に浸ってきた主人公が栄光を掴み、そして墜落する物語。高く飛べば飛ぶほど、落ちた時のダメージは大きい。 印象的なのは、主人公が大ブレイクする前の方が総じて幸せそうだった所。旬のうちに多く稼がせようと仕事に忙殺され、季節の移ろいもあやふやに感じてしまうような生活は、辛い。しんどい。作中で描写されなかったお金が、見合った代価になっていればいいのだが。 スポットライトを浴び続けるということは、幸福なのか不幸なのか。読者の大半は舞台を眺める観客なのだから、その真実が分かることはないだろう。 墜落しても、生きている限り人生は続く。主人公が心から笑える日が来る事を願う。

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しょうがの味は熱い

しょうがの味は熱い 綿矢りさ

一言で言うなら、重たい彼女と淡白彼氏のすれ違いストーリーって感じ 自分が重いほうだから奈世の気持ちはわかるし、彼氏にこう思われてたら嫌だなって100回くらい思いつつ弦の気持ちも共感できてしまってしんどかった… 奈世の「好き」をあらわす言葉がたくさんあって、表現の仕方が綿矢りさ〜〜って感じがした。すごく好き。結婚を迫る女とかわす男とって設定はよくあるものかもしれないけど、それをえがく綿矢りささんの言葉選びとか、言い回しがいちいち素敵だった。

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ウォーク・イン・クローゼット

ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ

人間の心情をこんなにも分かりやすく描けるのがすごい。全く共感できなさそうなプロフィールの主人公であっても、読んでいるといつのまにか「うんうん、そういうこともあるよなあ。分かる。」ってなってる。

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ウォーク・イン・クローゼット

ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ

(ちょいネタバレあり(?)の感想です) 先日、綿矢りささんの「ウィーク・イン・クローゼット」を読みました。 二つ話が収録されてるんですが、「いなか、の、すとーかー」は、最終的に真っ当なオチにたどりつく、「世にも奇妙な物語」っぽい(?)話で、タイトル作の「ウィーク・イン・クローゼット」は、その時々で服装を変え、いろんな男の人とデートをし、彼氏を探してる女性が主人公の話で(去年放送された、「ゴロウデラックス」の中で紹介されてました)、読む前は、嫌な感じの女の人の話なのかなあと思いきや、意外とそうでもなく、アラサー女子の青春小説といった印象を受けました。 しかし、綿矢りささんは、純文学の作家から(なにをもって純文学とするのか基準はわかりませんが・・・)、エンターテイメント作家として、成長してる気がしました。

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憤死

憤死 綿矢りさ

綿矢りさの短編集。 短編4つ全部が、小学生時代の不思議な体験から始まって、大人になってそれを思い出すっていう話の流れだったのはわざとなのかな。 子供時代から大人までみたいに、描かれている時間が長い作品は、 短編だと読み終わったあとにもの足りなくて、もっとこの物語読みたかったなーって思うことが多いんだけど 今回の4つの短編は読み終わった後に、この物語はこの長さで完結してるから面白いんだなという謎の満足感があった。 多分、物語の大事なシーンとそうでないシーンで描写の細かさが、絶妙なバランスで混ざっててるからかなと思った。 うーん、なんでだろう。

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ひらいて

ひらいて 綿矢りさ

とても面白くて一瞬で読んでしまいました。主人公ほどの高校生活を送ったわけじゃないけど、なんだか気持ちが分かってしまう。 認められたいという気持ちはみんな持っているんじゃないかな。わたしもその1人だろうし。

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憤死

憤死 綿矢りさ

綿矢りさのセンスが爆発している。いい意味で、もの凄く気味の悪い文章だなあと思いました。 解説より、 あのときの「こども」が置き去りにされた場所に今もなおぽつんと立って「おぼえていますよ」と永遠に呼びかけている まさにそんな感じ。奇妙すぎる。

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しょうがの味は熱い

しょうがの味は熱い 綿矢りさ

著者の脳内を通して語られるネクラな結婚観。普通の小説の場合は見たことのない人物や展開があって、それに何かしら心動かされたら満足って感じだけど、著者の場合は登場人物を介して著者の頭の中でグルグル回っている思考の気色悪さが感じ取れたら満足という感じであり、もはやファンを通り越してフェチだね。

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