高井浩章の本

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 高井浩章

中学生のサッチョウさん、ビャッコさんに向けてカイシュウさんが講義するという形をとった経済の基礎のキソを学べる小説。その年頃ならでは潔癖さで家族について思い悩むビャッコさんの様子は苦しくも愛しいし、その想いを聞き打ち解けていくサッチョウさんとビャッコさんふたりの様子は甘酸っぱくかわいらしい。そして、講師役であるカイシュウさんが語るリーマン・ショックと自らの過去が何より印象深い。 私はカイシュウさんが物理学での挫折や大伯父に掛けられた言葉を交えて自らを振り返る件が一番好きなのだけれど、ここやビャッコさんの家族に対して出した答えを思うと、時には誰かの人生を滅茶苦茶にする「おカネ」は人の生活から切り離せず、「おカネ」とどう接していくかはその人次第なのだと思い知る。だからこそ、こういう本が必要なのだと思う。

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おカネの教室

おカネの教室 高井浩章

2人の小学生が選んだクラブ活動はお金の教室だった。先生役のオジさんから出される問題は不思議なものばかり。「自分の値段は?」「稼ぐと盗むの違いは?」日常的に使う、平易な言葉からその違いを考えることで、お金の本質に迫る。 経済ってこういうことだったのか、とストンと落ちる一冊。