福岡伸一の本

新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか

新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか 福岡伸一

僕は学生時代、分子生物学研究室に配属になり毎日のようにDNAやシーケンサーなどの機械と向き合っていた。 しかし全くおもしろさや楽しさを味わうことができず適応障害を発症して中退した。 その半年後に福岡伸一の本と出逢い分子生物学の奥深さや魅力の虜になった。 生命を切って分けてを繰り返すことで機械的に生命を理解しようと試みることが分子生物学だと思っていた僕には、とても大きく、そして嬉しくもある衝撃を与えてくれた。

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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか 福岡伸一

人間とはチクワみたいな形状で、口から入れたものを分解吸収し、内側から新しくなって、代謝によって古くなったものを脱ぎ捨てるだけ… そう考えるといろんなことがどうでもよくなって楽しくなってきた。満員電車の隣の人も、週刊誌のグラビアの女の子も、ミミズも、オケラも、アメンボも… みんなチクワみたいなものなのね。 生命として明確に定義できることって、意外とシンプルなんですね。 なんとでもなるような気がしてきてなんか楽しい。

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動的平衡ダイアローグ 世界観のパラダイムシフト

動的平衡ダイアローグ 世界観のパラダイムシフト 福岡伸一

期間が経つと、ヒトは変わってしまうという考えは全くなかった。この話を知ってから、人間は、私はなんなんだろう…という気持ちになり、自分を自分として繋ぎ止めている記憶、関わっている周りのひとたち、自分の生活などを前より気にするようになった。

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科学以前の心

科学以前の心 中谷宇吉郎

科学的な文章の中に、温かい言葉がつまっている 「たまには面白くて為にならない本も読ませた方が良さそうである。」 子どもにも、自分にも

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生命の逆襲

生命の逆襲 福岡伸一

敬愛する池田学のハナカマキリの表紙が目について、しかも作者が福岡伸一さんというのだから、垂涎。「好き」ということのエネルギーをもらえる語り。

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世界は分けてもわからない

世界は分けてもわからない 福岡伸一

この、一冊の本の中にある魅力は3点にまとめられる。 ①知的好奇心を満たしてくれる。 ES細胞からコンビニのサンドイッチの保存料のソルビン酸の解説から、夜空の星が見えるわけ、イタリアの画家カルパッチョの絵の謎など話が多岐にわたるが、決して雑学の羅列ではなくテーマに沿った内容になっている。 ②科学に対する深い愛情が感じられる。 表現が比喩的なものになり、ご自分でも「いささか擬人的しすぎているかもしれない」と書いておられるが、それは科学に、科学をする者に、そして科学のことを知りたがっている読者に対する深い愛情が あるからだ。 ③テーマが明確で、それでいて深い。 エピローグは次の一文で結ばれる。 「世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからないのである。」 そして、これらの魅力を引き出しているのは、何よりその文体にあるのだと思う。

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生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ 福岡伸一

かねてより読みたいと思っていた一冊。やっと手にすることができた。 生命とは何か? この難解な疑問にこの本は明確に答えてくれる。知的好奇心を満たしてくれると同時に、遺伝子の概念を構築する研究者の執念、嫉妬、醜聞といった舞台裏を見せつつ俗物根性も満足させてくれる。生物の形態や大きさの必然性も、比喩を使い諭すように説明してくれて、理系音痴を宥めてくれる。 生命とは動的平衡にある流れである。 これだけだと理解しがたいが、心配はいらない。よみすすめていけば、文系の頭脳でも大丈夫。それはひとえに、著者の文章のセンスによるものだと思われる。 たとえば、それは目次を見ただけでもわかる。 第2章 アンサング・ヒーロー (歌われることなきヒーロー) 第6章 ダークサイド・オブ・DNA 第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ 第10章 タンパク質のかすかな口づけ 第11章 内部の内部は外部である 第15章 時間という名の解けない折り紙 などなど、これだけでもワクワクしてくる……。

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