五木寛之の本

知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか

知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか 五木寛之

「忙しいということは、大事なものをうしなうことなのかもしれない。退屈することは、その反対ではあるまいか」(p.198) 著者は退屈をポジティブに捉え、退屈をーふだん適当に見すごしている生活のディテールのなかにおもしろいことを見つけてー遊ぶことを提案する。 世界でただ一人の自己と向き合うことが、体や心がどのように他人と違うのか見極めることが、自分だけの遊び方を探す方法である、と。 目次を眺めると「○○と遊ぶ」という章が並んでいる。本と遊ぶ、アートと遊ぶ、車と遊ぶ、などは想像がつくが、体と遊ぶ、声と遊ぶ、靴と遊ぶ、夢と遊ぶ、なんて思ったことがなかった、しまいには、何とでも遊ぶ(!)、なんて章まである。 さらには、ちゃんと体を洗う、断食してみる、読めるけれども書けない漢字を10個リストアップして書けるようにする、生まれ年になにがありどんな人がいたかを調べる、などなど。 次の休日はなにをして過ごそうか、妄想が広がる一冊です。

人生の目的

人生の目的 五木寛之

人生に迷う私を見かねて、同僚が貸してくれた本 けど、これは五木寛之ファンが読む本なんだろうな笑 寝るより楽はなかりけり……

青年は荒野をめざす

青年は荒野をめざす 五木寛之

若き青年の放浪の旅というとありきたりな感じがしてしまうが、旅する場所、主人公のモチベーション、話の展開が何だかカッコイイんだ。青年におすすめ。

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親鸞(上)

親鸞(上) 五木寛之

親鸞が親鸞になってゆくまでの物語。自己の心中と仏法との間の矛盾に苦しみつつ一つ一つを選択してゆく様に時間を忘れて没頭した。

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アンソロジー カレーライス!!

アンソロジー カレーライス!! 阿川佐和子

御節にもそろそろ飽きてきて、ああ、カレーライスが食べたいな、と思いながら、ふと手にとった本。 中の紙までカレー色で、33人の方の書いた、いずれもカレーにまつわるエッセイは、トータルで、まるで沢山のスパイスを使うカレーのようなハーモニー、美味しく頂きました。

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〆切本2

〆切本2 森鷗外

まさかの二作目。古今東西いろんな作家の〆切に苦悶する姿を集めたアンソロジー。日本の作家が中心なのだが今回はドストエフスキーやバルザックまでも納められている。本業が忙しくて辛いとこぼす森鴎外とか、リリー・フランキーの妙に説得力ある屁理屈とか、今回は漫画界から江口寿史なども収録されていて面白くも辛くなる不思議な魅力は健在。面白かった。

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大河の一滴

大河の一滴 五木寛之

人生の先輩。路頭に迷い公園のベンチで考え込んでいるところにふらふらっと現れ、一見関係ないような何気ない言葉で私に示唆を与えてくれる、そんなおじさんが身近にいたらなと思いながら、この本をとじました。

永遠の夏

永遠の夏 五木寛之

最も印象に残ったのは田村泰次郎の『蝗』だった。朝鮮人慰安婦を輸送する軍曹の視点で描かれた物語は、戦争を体験したものだけが語れる生々しい真実を浮かび上がらせる。右でも左でもない、イデオロギーとは無縁の物語だからこそ今読むべきだ。が、一番驚いたのは、徳川夢声の『連鎖反応』。原爆投下直後の広島の話なのにユーモアたっぷり! すげえな、夢声。

親鸞 激動篇(上)

親鸞 激動篇(上) 五木寛之

どんなことでもそうだが、己の道を行く、ということには覚悟と強靭な精神力とが必要だ。 法然と離別した親鸞が師の教えを自問自答しながら広めつつ乗り越えようとしてしてゆく様が見事に活写されている。 新しい道は、己の道は、悩み苦しみながら少しずつひらかれていくのだ。どんなことでも。

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