荻原浩の本

逢魔が時に会いましょう

逢魔が時に会いましょう 荻原浩

女子大生真矢(まや)と民俗学者の布目准教授、2人の妖怪を巡る珍道中を描いた3つの短編が収められた作品集。 なぜか妖怪を惹きつけてしまう特異体質の真矢と古今東西の妖怪研究に没頭する布目の名コンビが座敷わらし、河童、天狗たちの謎にゆるーく迫る。 同じ作者の「愛しの座敷わらし」以来、座敷わらしファンになってしまった私には、特に本書の「座敷わらしの右手」は久々の再会といった感。 貧しさやひもじさに追い詰められた人間たちの苦しみ、良心の呵責、そしてその捻れから生み出された座敷わらしという妖怪の健気さに胸がしめつけられる。 布目教授の解説を読んでいると、どの妖怪も人の暮らしや人の思いの中から生まれ、育まれた賜物たちという気がする。 つまりは私たち人間の落とし子だと。

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海馬の尻尾

海馬の尻尾 荻原浩

残虐で良心のカケラもない極道「及川」は、『非道な行いは、脳に異常があるからこそ出来るのだ』と、医者「桐島」に診断される。 その彼が変わってゆくのだ。何故? 産まれもった脳の欠損や育った環境。一体何で私達の良心とやらは育つのだろう。欠損のある脳では理解できないのが怖い。 ただ、人は変われるのだと信じたい。

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冷蔵庫を抱きしめて

冷蔵庫を抱きしめて 荻原浩

ヒット・アンド・アウェイ DV男から逃れるために 闘う女性の物語 終盤 いよいよの展開に 心臓がドキドキ ラストは スカッと 右ストレートッ‼️ 冷蔵庫を抱きしめて 拒食症と過食症を持つ 新婚ホヤホヤの女性の物語 処方箋は 夫の愛 だった 顔も見たくないのに 背けば背くほど 有名になっていく男を なかなか憎みきれないでいる女性の物語 私的には 野爆のくーちゃん がソレだなぁ… マスク マスクに過剰に依存してゆく男性の物語 究極の最終形態に到達するが どんな姿にせよ 中身を見て欲しい てことネ カメレオンの地色 片付けられない女性の物語 約12時間で 本当の自分を 取り戻…せたか どうかは分からないが「片付ける」てのは大事 それは言わない約束でしょう 本音(悪口)がダダ漏れの男性の物語 毒蝮三太夫さんは すごいなぁ と改めて感じて しまった でも 毒蝮三太夫さんに憧れは無い エンドロールは最後まで 結婚しないつもりだったはずの女性の物語 とことん 自分が納得するには 最後を見届け ないと いけないと つねづね思う

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コールドゲーム

コールドゲーム 荻原浩

いじめられた者がいじめた者に復讐していく話。本を読み進めながら、どちらに心を傾けるべきなのか。 どこに心を持っていってもつらいばかりです。 一気読みしてしまいました。

家族写真

家族写真 荻原浩

荻原浩、初めて読んだけれど、読みやすくて面白かった‼︎

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さよなら、そしてこんにちは

さよなら、そしてこんにちは 荻原浩

直木賞受賞がきっかけで荻原さんの「コールドゲーム」を読んで、荻原作品にはまり、連続での荻原作品です。 今作は7作の物語からなる短編集。それぞれの物語の登場人物の行動にはものすごく共感できつつ、だからこそ、ニタニタと笑える部分も多く、なんだか優しい気持ちになれる短編集でした。 個人的には、すごくスッキリとした気持ちになれた「美獣戦隊ナイトレンジャー」が特に好きな作品です。「ビューティフルライフ」の読後感もなかなか素敵です。

幸せになる百通りの方法

幸せになる百通りの方法 荻原浩

表題作が自己啓発だったら嫌だなあ、でも荻原浩の自己啓発は読んでみたいなどと思いつつ読み始めたものの、そんな事は忘れて、すっと世界に入っていた。 トホホなんだけれどほっこりする短編が幾つもありました。動物ネタは本当に生き生きしていて好き。 それにしても、他人の語るポジティブってなんであんなに嘘臭いのでしょうね。 2016/02/12 読了

花のさくら通り

花のさくら通り 荻原浩

熱がじわじわと上がっていく感じが頁を捲る手を止めさせないお話でした。 各々のキャラクタが素敵で、それぞれを主人公にしたお話が読みたくなる。そんな番外編が出たら嬉しいなあ。 ラストの再会は胸熱。笑いあり、怒りあり、感動ありで非常に楽しかった。 2015/11/11 読了。

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ひまわり事件

ひまわり事件 荻原浩

お隣同志の老人ホームと幼稚園は、それぞれの施設の名前に「ひまわり」の名前がついている。 ある日、理事長らの悪い思惑により、老人ホームと幼稚園の間の壁が取り払われ、一体化政策が行われたことから始まる。二つの施設で起こる事件。そして最後の最後、「ひまわり事件」が起きる。

冷蔵庫を抱きしめて

冷蔵庫を抱きしめて 荻原浩

心の病にやられちゃった人達、関わっちゃった人達の短編集。 病や不毛に翻弄されながら、前向きな主人公達に感謝。笑っちゃいけないのだけど、ニンマリさせられてしまった。意外な所に着地してしまう主人公に、喝采を贈りたい。

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二千七百の夏と冬(下)

二千七百の夏と冬(下) 荻原浩

生きていくとは本来こういうことなのか!と改めて感じた。 今の時代を生きている私たちは、昔の人たちとは違う生き方をしているなーと 動物を狩り、神を、お告げを恐れ、 自分達の行ける範囲だけがこの世の全てと思っている。 ある少女との出逢い。 熊との決闘。 自分が暮らししてい村とは異なる村での暮らし。 歴史の本には全く登場しない一人の少年の物語。 物語の最後、少年の最後は 壮大な冒険のすてきな素敵な愛の物語にかわっていた。 少年が生きていた証が今蘇ったのだ。

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ギブ・ミー・ア・チャンス

ギブ・ミー・ア・チャンス 荻原浩

人生いろいろ迷うけど、迷ってるのは自分だけじゃなくて みんな何かしら想いや迷いがあるんだな と感じた作品。 長編ではなく、いくつかの作品が入っている。 それぞれに、個性豊かな主人公の人生の一瞬が描かれていて楽しい。

ストロベリーライフ

ストロベリーライフ 荻原浩

実家の農業を継ぎたくなくて 東京の美大に進み そのままグラフィックデザイナーになった主人公が 父親が倒れた連絡をもらい 実家に帰って ちょっと手伝うだけの苺作りにはまってしまい 結局は農業をやることになる話 主人公の奥さんが旦那さんの気持ちを受け入れるまでの 心の葛藤、言い分が凄く理解できます 家庭を持つ責任、子育てする責任、夢を追いかけること、全てが夫と妻が公平であっていいはずなのに 片方だけの気持ちを押し通すのは違うと思う 最後には分かり合えたけど そうなるにはたくさんの話し合いが必要だと思う

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