夏目漱石の本

酒呑みに与ふる書

酒呑みに与ふる書 マラルメ

2019/04/06 読了 〜あるいは酒でいっぱいの海〜 松尾芭蕉から夏目漱石。江戸川乱歩に折口信夫。角田光代や村上春樹。内田樹と鷲田清一も。 酒の肴にちょうどいい。ちびちびやりながら楽しく読みました。日本酒の話がもっとあったらもっと良かったのになぁ。 装丁が素敵ですね。 〜すべての酒呑みに捧ぐ〜

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門

門 夏目漱石

父母未生以前本来の面目は何かとの公案に、「もっと、ぎろりとしたところを持ってこなけば駄目だ」「そのくらいな事は少し学問をしたものなら誰でも居える」と看破され「葬家の犬のごとく室中を引いた」宗介、そもそも答えられない問題を出すのが禅問答、fuck!とその場を蹴って立ち去る甲斐性のない宗介だから 「彼は門を通る人ではなかった。また門を通らないで済む人でもなかった。要するに、彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった」となるのもやむを得ない。 そして大好きな結びの『「うん、しかしまたじきに冬になるよ」と答えて、下を向いたまま鋏を動かしていた。』この人ずっとこのままだろうなと思わせる煮え切らなさ。100年たっても色あせることがない同時代性。読むべし。 配偶者である御米の「くしゃりと首を折ったなり家へ帰って、その夜は夫の顔さえろくろく見上げなかった。」キュート!

こころ オブ・ザ・デッド ~スーパー漱石大戦~(1)

こころ オブ・ザ・デッド ~スーパー漱石大戦~(1) 夏目漱石

漱石作品×ゾンビ。大爆笑しながら読んだ。 漱石作品のキャラクター達がゾンビのいる世界に適応した形で登場して楽しい。一巻では『こころ』『門』『坊っちゃん』『吾輩は猫である』が取り上げられていた。 露骨なエロとBLもありグッド。 「僕に兵法がある‼︎」

〆切本

〆切本 夏目漱石

これはかなり面白かった。タイトル通り文豪をはじめあらゆる作家の〆切を守れなかった言い訳や愚痴ばかりを集めた本。 こういうのが何故面白いのか分からないけどさすが名だたる作家達で言い訳や愚痴も見事に読ませる。なんとなく〆切をきちんと守る人、と勝手に思ってたのは三島由紀夫、池波正太郎、村上春樹でそれはやはりそのとおりだった。彼らを除くほとんどの作家は〆切を守れないのでは、と思ったくらい(笑)これはかなりおすすめの面白さでした。

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三四郎

三四郎 夏目漱石

こんなに愛くるしい主人公がいるものか。

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彼岸過迄

彼岸過迄 夏目漱石

◎ 水のモチーフ 水蒸気、雨、悪い水 ステッキの役割 恐れる男と恐れない女

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明暗

明暗 夏目漱石

新婚の悩みって、案外、人に打ち明けにくいものだけど、明暗の漱石さんだけは「うん、うん、そうだね」って聞いてくれたような気がする。そういう話じゃないけど泣いてまう。

もうすぐ絶滅するという煙草について

もうすぐ絶滅するという煙草について 芥川龍之介

喫煙者の肩身がどんどん狭くなる昨今、改めて喫煙について考えてみようではありませんか。 煙草を喫むという行為には、その人なりの強いこだわりがあるようです。それを美学とするか、言い訳とするかで喫煙者と非喫煙者の争いが起きている気がしますが、大先生達が煙草を語ると「喫煙ってそんなに悪いことだっけ」という気持ちになるから不思議です。非喫煙化する社会への一言は、何だか世の中の真理が語られているようでした。 恐らく超・嫌煙家の人は、そもそもこういったテーマの本を手に取らないのではないかと思うと、なんだか損してるなと思います。

夢十夜

夢十夜 近藤ようこ

フランスでも出版決定とのニュースをみて再読。夏目漱石と近藤ようこの才能が絶妙に融合し昇華されています。不思議な清涼感のあるうつくしい漫画。

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自転車日記

自転車日記 夏目漱石

人間万事漱石の自転車!? 「人間万事塞翁が馬」のもじりで、吉凶先の分からぬ漱石の自転車がロンドンを迷走。只々、自転車に乗っているだけなのに、おおげさな表現の数々でクスクスと笑いを誘います。

門

門 夏目漱石

ちょっとした落ち着きを感じる、夫宗助と、その妻御米(およね)、夫婦はひっそりと暮らしていていたのですが、宗助の弟小六(ころく)の学費の事で問題が発生し、交渉を行わなければならなくなったのですが...というのが始まりです。穏やかそうにみえた暮らしを営む夫婦の今はどのようにして成り立ったのか?またある救いを求めさまよう宗助の心の置き所は見つかったのか?という作品です。 「三四郎」と「それから」に続く3部作として名高いようですが、私はまだその前の作品を読んでません。 内容に言及しています! どんな時代であったとしても、不変的テーマの一つだと思いますし、安易な解決策が示されるわけでもなく、それでいて破滅的な局面があるわけでもなく、それでも読ませる作品でした。「こころ」も好きですが、今現在「門」を読み終わった後としては私は「門」が作品として、私の好みとして好きです。 宗助の性格の変化、諦観に至った状態、そしてある偶然からかき乱される心情、どれもとても理解できますし、妻御米をいたわる部分がリアルに感じられました。最初のエピソードでもある、ある漢字が気になって疑り始めると全く分からなくなってくる、という部分に宗助の傾向を納得させられてしまいました。やはり文章がとても上手い、奥行きがあるのもそうですが、月並みですが風情ある、季節感じられる描写、不自然でない対比、作為をきちんと隠す技術、匂いたつ描き方、次第に明かされる過去といった構成、そして比喩。どれも素晴らしかったですし、この世界に入り込んでしまいました。比喩にいたってはほとんど全編に至って出てこないのですが、計算されたにしても見事なくらいのタイミングで、カタルシスを感じさせるタイトルとの直喩が、私にはとても重く、感嘆しました。あたりまえかもしれませんが、上手すぎです。いろいろな読み取り方が出来るのでしょうけれど、簡単に抜け出せない日常と日々積み上げてきた、あるいは積み上げるしかなかった物事の結果を受け入れる(それももがいた挙句の!もがく事をしない最初からの諦めではない)宗助と御米の穏やかな日常に帰ってゆく部分が最初の場面と重なってまた良かったです。 新聞でこのレベルを連載されたら、みんな新聞読みますよね。また、当時としてどんな評価だったのか?も気になります。今の作家さんでいったらどんな方に該当するのでしょうか?人気がある新聞作家、もう絶滅してしまったように思われます。 淡々とした日常から、宗助や御米の人柄を浮きあがらせ、少しだけ不明な部分をフックとして読み手を惹き付け、なお展開まで伏線とは気がつかれにくいようにし、その上キャラクターが読み手に充分伝わったところで過去を語ってゆく構成など、本当に素晴らしかったですし、王道です。だからこそ少し気になる点について。 私は新潮文庫版を読んだのですが、この新潮文庫の背表紙に作品のあらすじというか紹介があるのですが、サイテーの文章だと私は思うのですが、いかがでしょうか?2人の過去が分かっていたら、ある邂逅を知らされていたら、こんな不親切で、おせっかいで、知ったかぶりたがる紹介はサイテーだと思うのですがどうなんでしょうか?酷いと私は思います、親切でもなんでもなく、この文章の書き手のセンス無さと虚栄心がにじみ出ていて非常に気に障ります。この点が不満でした。 夏目漱石さんがお好きな方に、あるいは全ての日本人の方に、オススメ致します。私の中では「こころ」がどんな方にでもオススメするベストの作品に変わりは無いですが、個人的にな好みとして、作品の扱う世界の大きさとしても、「門」が1番好きです(まだそんなに読んでませんが)。 2008年 12月

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草枕

草枕 夏目漱石

漱石の「草枕」とカナダのピアニスト、グレン・グールドとの繋がり⁈を述べた本を読んだので、改めて読み直した。相変わらず漢文のような難解な文が所々に出てくるが、訳文とは言えグールドも読んでいたと思うと、嬉しくなる。

三四郎

三四郎 夏目漱石

意気地なし。男とはそういうものだなと痛感する。 自分で自分に縛った硬い鎖をちぎり、本当の自分をさらけ出せるのか。 甘酸っぱい片思いの恋。青春。 という言葉がぴったり合うお気に入りの小説です。 

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吾輩は猫である

吾輩は猫である 夏目漱石

いつか読んでみたいと思ってたけど読めていなかった一冊。 なるほど文学的で、終盤の論理展開など特に読みごたえがあった。 語らうことが娯楽であった時代、素敵だなと感じた。本当に読んで良かった。 Kindleで青空文庫が読めるのはめちゃくちゃ良い。

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夢十夜

夢十夜 夏目漱石

パロル舎から刊行された画家、金井英津子さんの3部作のひとつ。夢か現か、幻惑される。