冲方丁の本

マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 

マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion  冲方丁

一巻に引き続き、キャラがいいです。前巻は敵ばかりでしたが、今回はバロットに様々な関わり方をするサブキャラクターが登場。 身体的にも精神的にも人間とかけ離れた、ある意味一番SF的な存在感のトゥイードルディと、バロットが初めて憧れた女性、ベル・ウイングが特に印象に残りました。 126P、バロットが「殺してやりたい」と発言するシーン、あまりいい言葉ではないんですけど、楽園に来る前の「殺してやりたい」とは全然違っていて、なんだか感動して涙ぐんでしまいました。成長したね・・・ 今回は楽園とカジノがメイン。 世間と隔絶されたクリーンな室内、温室のように生い茂る植物、性善説を体現したような住民たち、空飛ぶ不思議なサメの群れ・・楽園が好きすぎて楽園の話をあと一冊分くらい読みたかった! 評判のカジノ編もいいです!能力ものですが、撃ち合いじゃない戦いもかっこいい。 ゲームのルールより、いかさま師、ハマる人、ディーラーや経営側などの心理にフォーカスしてるので、ルールが分からなくても読めます。ちょっと福本伸行っぽい感じ。

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光圀伝 (下)

光圀伝 (下) 冲方丁

人がふみ行うべき最高の道義。特に、国家・君主に対してつくすべき道。 大義であった光圀。

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天地明察<天地明察>

天地明察<天地明察> 冲方丁

本屋大賞を授賞するにふさわしい本でした。 この年の2位が確かジェノサイド。 この本が無ければ確実に大賞だった出来でしたが、これには敵わない。 この頃の本屋大賞の方が今ほど商業的な匂いがせず、好きでした(^ ^)

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もらい泣き

もらい泣き 冲方丁

映画の話は気になったし、それぞれの話しには引き込まれた。想いの強い人かな? 作者の事をよく知らなかったので、調べたら、ある事件が出たので、読むのが怖くなり、途中で手放した。

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天地明察

天地明察 冲方丁

江戸時代に改暦事業に挑んだ囲碁侍「渋川春海(安井算哲)」の物語。江戸の物語ですが、すごく読みやすい、サラッと読める。天体や囲碁、算術の話が盛りだくさんで、知的好奇心をくすぐる作品。天体と数学を勉強したくなりますよ。熱中して読めて、読了後は「ふぅー!」ってなる久々の快作でした。

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マルドゥック・スクランブル(1)

マルドゥック・スクランブル(1) 冲方丁

誰も助けない代わりに、自分もまた、決して誰にも助けを求めない覚悟を持つことだ。そしてまた、助けるのであれば、助けた相手に殺される覚悟をして、助けることだ。

マルドゥック・ヴェロシティ3

マルドゥック・ヴェロシティ3 冲方丁

前巻まで希望があったのにコロコロ悪い方に落ちる最終巻。 外で読んだのは失敗、泣くのを堪えるのが大変。 この後にスクランブルを読むと違う読み方になりそう。

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SF JACK

SF JACK 新井素子

SFアンソロジー。上田早夕里の『楽園』、山本弘の『リアリストたち』、新井素子の『あの懐かしい蝉の声は』が良かった。宮部みゆきの『さよならの儀式』は、既読でしたので。

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マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust

マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 冲方丁

最終巻。カジノ編も佳境を迎え、無知な少女であることで世の中に振り回されてきたバロットが、無知な少女を演じることで周りを振り回す展開はとても痛快でした。 あんなに頑なだったのに、こんなに強かになって・・・。なんだか年の離れた妹のように見てしまう。笑 最終局面、アシュレイ、シェルの過去、ボイルドという強大な存在が次々に立ち塞がり、持てる力の全てを尽くして乗り越えるバロットとウフコック。こちらも息切れしてしまうほど張り詰めた展開が続き、一気に読み終えました。 逃げることで自分を守ってきたバロットが、どんな痛みを伴う現実からも逃げなくなったこと、彼女を一人の大人として信頼するようになり、身を委ねたウフコック。2人の関係が保護者と庇護者から、お互いの欠落を補い合うパートナーに変化していたことに、希望を感じました。 最初、奪われる側だった少女が力を得て、幾度となく奪う側に落ちそうになるも、ラストでは奪うでも奪われるでもなく、他者に温もりを与えることができるようになった。見事な反転。よかった。

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光圀伝

光圀伝 冲方丁

読み応え120% 水戸黄門ではなく、光圀の業績を彼の苦悩とともに描かれている。

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天地明察(下)

天地明察(下) 冲方丁

 北極出地等を通じて信頼を勝ち取った渋川春海は、遂にこの国独自の暦を作りあげるよう命じられる。挫折を味わいながらも、春海は自らの事業を成し遂げるために奮闘する、という話。  老成した春海が反対派を切り崩すために、一手一手を打っていく様が爽快。そうした春海の手も様々な人々助けを得て彼らの意思を受け継いだからこそ、と思うと心に染みるものを感じた。 後半になればなるほど面白い本だった。

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はなとゆめ

はなとゆめ 冲方丁

清少納言がかの有名な枕草子を書くに至るまでの宮仕えの物語。清少納言といえば凛としていて自信たっぷりで才女という勝手なイメージを持っていたが、この物語の中ではとても人間らしく描かれていて、楽しめました。中宮定子についても性格描写が細かく、さらに定子について知りたくなった歴史小説でした。

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天地明察(上)

天地明察(上) 冲方丁

碁打ちでありながら、算術や測地、暦術の心得もある渋川春海は、北極出地(各地で北極星を観測して緯度を計測すること)を命ぜられる。碁打ちに飽き、算術でも自信を失った春海は、北極出地の旅の中で新たな道を見出す・・・というのが上巻。 正直、序盤はやや退屈。でも、北極出地が始まってから、一気に面白くなる。 観測隊のリーダー格の伊藤と建部という老人が非常に魅力的。年老いてなお、夢を抱きながら新しいことを学ぼうとする姿勢に頭が下がる。 「人には持って生まれた寿命がある。だが、だからといって何かを始めるのに遅いということはない」 まだ、本題である改暦の話にはなっていないが、このあとどうなるのか。下巻が楽しみ。

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