吉川英梨の本

正義の翼 警視庁53教場

正義の翼 警視庁53教場 吉川英梨

警察学校ものの4作目。某教場シリーズを冊数では逆転したのでしょうか。 本作の主な事件は警察学校の外で起こりますが、それが学校内の事件と関係していると思わせながら解決のヒントになるかと匂わせつつ、実は…と読者をミスリードさせる点は非常に楽しめました。 作品はあくまでフィクションなので、前作では警察学校長が警部だったのに本作では警視になっていたり、キャリアとノンキャリアの役職が同期と表現されていたり、そのほかにも現実とはかなり異なる部分がありますが、それも作品を面白くするための脚色ということでしょう。

偽弾の墓 警視庁53教場

偽弾の墓 警視庁53教場 吉川英梨

前作を読んだ上で、教官と学生の成長物語として見ると非常に面白く読めました。 警察小説として見ると、事件の部分が少々雑な気がします。ネタバレになってしまいますが、ある場面を見てしまったことで被疑者は被害者に対して犯行を決意していますが、ちょっと有り得ない感じがします。 フィクションなので実在の団体おは一切関係が無いとしても、もう少しリアルに近づけた方がいいのではないのかなあと思いました。

聖母の共犯者 警視庁53教場

聖母の共犯者 警視庁53教場 吉川英梨

今作も警察学校を舞台に、まさかと思うような事件が発生、主人公は警察学校の教官でありながら事件の解決に乗り出します。 人間関係の展開の速さは相当なもので、このままだと次回作はかなり進展しそうです。 ただ、警察学校の校長がの階級が警部なのはいかがなものかと。

警視庁53教場

警視庁53教場 吉川英梨

警視庁警察学校の教官が自殺、被害者も捜査する刑事も容疑者も、みんなかつて同じ教場だった同期生。仲間と思っていた者たちの中に犯人がいるのか。 ちょっとした偶然や外れた思惑が重なり合い、取り返しのつかない事態へと発展する展開に引き込まれました。残念なのは、少し取材すれば判明するような間違いが散見されること。シリーズ化するのであれば、次回は完成度の高ものを期待したいです。