クォン・ヨソンの本

絶望書店: 夢をあきらめた9人が出会った物語

絶望書店: 夢をあきらめた9人が出会った物語 頭木弘樹

久々に新品で買ってよかったと思った。わかりやすく精神をやられている訳ではないが、活き活きと活躍している賢人でもない半端者は治療の手も賞賛の拍手ももらえない。辛かったねとは言ってもらえづらい。しかしこういった本の出版がある限り、半端者の人権が保証されているようにほんの少しだけ思った。冒頭の夢を諦めるのって、こんなに難しいの?で既に一回落涙して、「神や仏の御心のままに生きるということは少なく、拝み方や御賽銭が足りなかったから願いを聞いて貰えなかっらというように人間の努力次第で人生なんとかなるという意識が強い」「可能性を目の前にしながらそれを実行しないのは不自然とされてしまう世の中」という記述にやんわり圧倒されて、サッカーの名門バルサに入団したものの選手入りできず田舎に戻ってきた幼少期を持つ青年にインタビューした「肉屋の消えない憂鬱」というセクションを読んで電車の中でまた泣いてしまった。

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