村山祥栄の本

京都が観光で滅びる日

京都が観光で滅びる日 村山祥栄

京都の地域政党「京都党」党首が著したオーバーツーリズムに対する警告書。のはずだったけど、最後の二章はオーバーツーリズムから離れた地域財政論、政治批判になってるのが何とも野党ぽい。 ここ10年の京都の観光潮流をざっと把握するには便利な一冊。京都市政の迷走はよく伝わる。 ただ、文中で触れられる主張に呼応する統計データや出典を伴う引用が一切ないのが、主張の胡散臭さと「市政批判したいだけ?」感を醸し出してしまってる一因。もっとその辺りを織り込めば良書になったかもしれないのに。ページ数が●のまま出版されるなど、ところどころ残念な新書。