平野啓一郎の本

マチネの終わりに

マチネの終わりに 平野啓一郎

未来で過去は変えられる…。 恋愛小説でありながら、人生を考えさせられる、人との関わりを考えさせられる一冊でした。途中、2人の想いが交差し胸が苦しく締め付けられるような切なさを感じました。

Cd086107 8dc6 4d0d 8cf0 4c84f7ee2382Dd68cf61 1373 422d b23d ecb993c4a24c7d574782 709d 4e7e 877c 5b99bcb2cbd494924667 d317 460d 9514 16b4e91e8ecf743b9593 b409 4abe b6c1 e420eae4686d5a60022c de50 48da 9397 2f4b2b1a45eaDa7ed40f 2e85 4d0f b348 238216b8aa92 62
ウェブ人間論

ウェブ人間論 梅田望夫

「生まれた時に放り込まれたコミュニティ」で交わされる言葉や価値観と同時に、ネットの世界のあらゆる場所の人々と交流する言葉や価値観に影響されながら、成長してゆくことになる。どこに住んでいても考え方が均一化されていくのは怖い。突き抜けるチカラを磨き続けなければ〜

マチネの終わりに

マチネの終わりに 平野啓一郎

平野さんの知性の高さを感じる作品でした。 別の人生を疑似体験できるところが読書の楽しみだと、この本を読んで改めて思いました。

08f9baa6 79f8 4ef1 9650 f3973c8df6ec5c9ad08a 30f8 42c5 97ec 0e194b493c8a94cadf74 dc2a 4988 95c4 c61ee3309d44Eb376e4d d1e0 4160 a469 93195d9f45a8C415a8f9 e461 40b8 80e0 f85c0cfd0715A7116be6 7b34 4a7c bf52 c4fbf4580de47355c921 a5cb 4350 a51e ca51515b428a 313
日蝕

日蝕 平野啓一郎

いろいろなテレビ出演時のコメント聞いてて気になる存在だったけど、うーむ、作品のクォリティは予想をはるかに超えていた…

151a20ec 11c6 4572 b74d 1715202fc241Bc3177ae 6e5a 40be ae9c 70387b537d39
空白を満たしなさい(下)

空白を満たしなさい(下) 平野啓一郎

2018年53冊目。装丁に惹かれて手に取ったから、この表紙にも意味があったのかーーと思ってトリハダでした。この時期に読めてよかった。/ 20180325

94cadf74 dc2a 4988 95c4 c61ee3309d44Icon user placeholderF15df619 0002 4ae2 af5f bfcbfcb5ca63A12aa876 bede 4f3d a001 9acab97c717873bcff32 87f3 41c7 b87c 27d1f1b2a87b242810c2 8f91 46d4 9b1c a8aa10baddaa8b0cb29a f6a3 4400 a8c6 d3cba15285ae 27
透明な迷宮

透明な迷宮 平野啓一郎

短編『火色の琥珀』は、火に性的興奮を覚える男が、誰にも言えずにいたその性癖をこっそり告白するという話だが、とても洗練された文体で書かれていて秀逸である。

Icon user placeholderIcon user placeholderB81813b6 473e 46cd 90d2 a98ad0bc98f4E07b503f 99d1 47e6 8770 03aa00b279d8
葬送〈第1部〉

葬送〈第1部〉 平野啓一郎

死にゆくショパンの繊細で儚げな姿があまりに悲痛で、そして魅力的で、随分感情移入してしまった。 崇高とさえ言える流麗な文体からは、まるでショパンのピアノの音色が聞こえてくるようで、その終演を惜しむかのように頁を捲る手が止まってしまう。 読後はいつまでも余韻が残り、19世紀のパリから戻って来られなかった。

かたちだけの愛

かたちだけの愛 平野啓一郎

出会えてよかった一冊。ドキュメントみたいなリアリティーだけどもドキュメントでは出せない些細な心の機微とか本音とか、やっぱり小説ってスゴイねと思った。

417ad0f2 8ab6 4d0c 85e6 021846ebd3c6E2b8cdc3 67d8 477a 9028 de9fac56ab67880d5e72 80e3 47f0 8394 0e9677a95e5216f7c012 6d0d 49c1 9a43 571fdf6ec7c338aecb1e ab6d 44a9 8407 9f126a093a21D560a034 941d 4c62 88a2 ecf4b20b504b8a3718e0 3761 4b9c b4ed 829fd37e9597 8
私とは何か――「個人」から「分人」へ

私とは何か――「個人」から「分人」へ 平野啓一郎

自分も含めて、同じ人間でも考え方が一枚岩ではないなと思うことがよくあります。 大人になれば誰しも多少人格の幅があって普通で、むしろそうでないと説明できない側面もあるのかなと。

A1ea368a 6f4a 4fdc 8709 3c704c0e674e8facbf6a 2337 4c3e 96ad 323f68ae7885Icon user placeholder25e181a6 c00b 4e37 9584 6ec45682f616A05769d1 08b3 4b28 8e9d 71776a1385b6222cb097 4f80 4b63 a36f e051845813d39b18d833 ff64 4461 98e0 418d0b78ed2a 124
ある男

ある男 平野啓一郎

推理小説のように、ある男の生い立ちが明らかになっていく。でも悲しすぎて、つらかった。特にラストは自分にも同世代の子がいるだけに、親子の気持ちを想像すると泣けてしまった。弁護士のことも気になるけどな。

94cadf74 dc2a 4988 95c4 c61ee3309d44A1db962e dcd5 4b3c a3cb 41158eb4e2a8Icon user placeholder218e9d5d 7e3f 458d a0c0 75c97c18e154F6c4487c b640 4480 993b f9ddc1e1368322c9f424 435a 479b 99e8 8f66ce619953Ee382f42 3000 4fa8 9409 5941b00dacef 102
決壊〈下〉

決壊〈下〉 平野啓一郎

仕事関係で知り合った方(かなりたくさん本を読まれている様子)のオススメで読みました。BSの番組でも著者が本作品について語っていたのを(本来私は小説家や、映画監督などが、自作について語ることを好みません、作品で勝負して欲しいので)ちょっと見たせいもあるかも知れません。またその事で少し先入観を持ってしまったかも。しかし、私にとって初めての作家さんでもありますし、興味ありましたし、良い縁かも知れないとも思いまして。 舞台は2002年の日本、普通の家庭を築いた平凡な(もちろん様々な悩みもあり、兄に対する憧れとコンプレックスや、仕事の悩みも抱えている)弟と、能力が高く人から一目置かれる(しかし、心の中は醒めていて、人を愛したり、信頼したり出来ない男)兄、兄弟の両親(ふさぎ込んだ父と、普通の母)、弟の妻(弟を愛してはいるが、兄を頼り信頼もしている)、兄弟とは全く何の関係もない虐められ易い中学生、その特異な(でも確かにいそうな)母親、中学生の子が想いを寄せる同級生の女の子、など、様々な登場人物が織り成す物語です。 それぞれの葛藤や現代の悩み、問題、構造を同時に扱いながらも、より大きな謎と暴力と悪意に巻き込まれていく 人々を神の目線で捉えたドラマです。ネットや少年犯罪、倫理や格差、犯罪被害者や死刑の問題、マスメディアの問題や親子関係の問題等々、たくさんのものを扱いながらも読みやすく、また上手い表現ですし、読者を引き付けるチカラも強いです、例えるなら、村上 龍さんの小説が一番近いでしょうか?大きな謎を追いかけるうちに付随する日常的な様々な問題も同時に一つの作品に乗せるそのテクニックは凄いものがあります。初めて読む作家さんでしたが、なかなか上手いと思いました。今読むに値するテーマですし、読ませるチカラも、カタルシスもあってエンターテイメントとしても(作者の方はエンターテイメントとして扱われたくないと考えているのではないか?と私には感じられましたが)素晴らしいです。読み終わった方と作品について話してみたくなります。 村上 龍さんの作品を好きな方、現代の様々な問題に興味のある方にオススメ致します。 と、私の普通の感想はココまでなのですが、ネタバレありで、読み終わった方にもう少しだけ感想を(読むつもりが無い方や結末が分かってしまっても構わない方であればどうぞ)。 ちょっとたくさんのテーマを扱い過ぎてしまったのか?とも思いますし、作者の沢野 崇に対する思いいれが少し漏れてきているように感じられました。キャラクターとして彼が分からないではなく、1番近しく感じられますし、主人公である事に間違いないのですが、最初からクールな、合理的な男のように見せるつもりが、弟との会話や、不倫相手の彼女たち、また親しい友人との会話であったとしても、すぐに自分の意見の底まで話してしまう会話の成り立ち方に、どうしても私は作者の言いたいことの代弁に聞こえてしまう部分を(勝手に)感じてしまい、ここまで広い様々なテーマを扱って同時代性に訴えようとしているのであるならば、もう少し(3人称を使っているわけですし)作者の代弁感をそぎ落としても良かったのではないか?と私個人は感じました。どうしてもヒロイックな状態に置く事を(当然作者なのですから、どのような状態にでも動かせるわかですから)意図して、崇に酔ってしまっているかのような感覚を持ちました。 また、登場人物の心の動きや葛藤は確かに描けているのですが、どれもそう大きく私個人の予想を裏切らなかったという意味でも、手に汗握るまで行かなかったように思います。もちろんグイグイ読ませる、続きが気になる展開なのですが、そこは大きな「謎」というフックがある以上当然といえば当然のように思いますし。「謎」を背負わせる男の凄まじいまでの説得力『遺伝と環境の不公平』は確かにどうにもならないけれど、それは昔から当たり前の事であって、耐えられにくくなったのだと思います、より社会が成熟しても、基本的に不公平は残りますし、完全なる公平な社会はそれはすでに社会ではないはずです。 「悪魔」の存在が起こすグロテスクな犯罪に関しても確かにセンセーショナルではありますが、想像の範囲のような気がしました。酷い、どうしようもない悪意ではありますし、共感も出来ませんが、そんな人がいるであろうという想像は、出てきて欲しくないけれど、場合によっては、というような予想を外れる程のものではなかったのではないか?と。「離脱者」は一時(サカキバラ事件の時の事です)テレビに出て発言していた宮台さんの言う「脱社会的存在」と同義だと思いますし、たくさんのテーマの落としどころも斬新な何かはなかったように感じました。 小説であれば、架空の物語なわけですから、そこに同時代性をもって語ることの意義を求めることに特に反論はありませんし、技術の一つです。が、それならば私にとっては社会学者の話しや、心理学者や、識者、評論家の語る現代批評や評論や時事論壇でよかったのでは?と感じてしまいました。多分この作者が文章のテクニックを持ち、主題に関しても、それに付随する細かな事柄に対するものにしても同意できるので、余計に期待し過ぎたのかも知れません。小説として面白く読んだのですから特に不満を書く事は求めすぎなのかもしれませんけれど、ここまでやるなら(もちろん書く、何かを作ることは非常に難しく、素晴らしい事で、私の書く感想はただの感想です、創る方が素晴らしい行為に決まっていますが)もっと新しい視点、立場、考え方があったらよかったのに!と思ってしまったのです。 「決壊」するに至る敷居の低さとネットの安易な繋がりに、用意周到な悪意と覚悟が連なる時、今ならどこででもありえそうな話しです。が、犯人の爆死と携帯の郵送は、少し都合良過ぎてしまった為に私には残念に感じました。センセーショナルですが、ちょっと難しいですよね、時事系列でその連動を起こすのは。また、そこまで崇の物語にする根拠が私には分からなかったですし、そこを想像してしまうと、作者と崇をダブらせたかっているのでは?という邪推が起こってしまったのかもしれません。だからこそ私が「崇」=「作者」感を嫌なモノとして感じてしまったのかも知れません。 と、いろいろ感想を書かせてもらいましたが、読ませるという意味においてなかなかの秀作だと思います。 2008年 9月

728e27e6 ab0c 4e98 bde1 a064ea5f8b920107fc93 5315 4e72 9f9b 52cbc63bd2850a084b3e 3ba9 498b 88f5 64a4294c18fe843f7463 f023 4cfe 9c2e 1532a7b3f93947a40b97 1d75 48ef 99c6 3596077554cf4fba8f39 a492 4087 9784 74dbe1042f73C41119d5 641a 4faa 92e7 bf677218f36e 9
日蝕・一月物語

日蝕・一月物語 平野啓一郎

「決壊」を読んだので、上手いとは思うのですが、もう少し痒いところに手が届くように、私が好きな作家さんになりうるのかどうなのか?を判断するために処女作を読む事にしました。私はたいてい最初の作品にその作家さんの何かが出ていて、それを読む事で好みや傾向が分かる気がするのです。これ以上追いかけるに値(もちろん私の嗜好にとって、という事ですが)するか否か?という点を判断するのには1番売れた作品よりも、最初の作品なのではないか?と考えます。 で、感想と致しましてはこれ以上強く追いかけたいとは思いませんでした。またオススメではないのですが、私の感想を。 15世紀のフランスを舞台にある一人のカトリックの僧がフィレンツェを目指す途中で立ち寄った村で錬金術師と出会うのですが...という滑り出しなのですが、古い漢字か、当て字なのか分かりませんが全編古い字を使ったことで情緒は出ていますが、読みにくい。時代感溢れる演出ですが、もう少し上手く出来ないものか?とも思います、読みにくいことだけが良くないのではなく、読みにくさがあったとしても得られる何かの方が大きければ何の問題もないのですが、私にはデメリットの方が多く感じました。また、どうしても「薔薇の名前」が頭をよぎる構成といいますか、展開でして、「なんかどこかでみた」とか「似たような展開を何かで憶えてる」とかを感じさせます。意図したものではないかも知れませんが、そんなちょっとした違和感や演出がどうしても「読ませたい物語」よりも「びっくりしてくれた?けっこう上手いでしょ、私」的なる自己顕示欲に見えてしまう(もちろん私にとって、です)のです。これは技術的問題で、最初から上手い人はいないのでしょうけれど、その加減が私には鼻につく作家さんである、という傾向を感じ取れたので、しばらくはもう良いかと。でも、誰かからススメられると読んでしまいそうではあります。特別毛嫌いする程、耐えられない程ではありませんが、2作品だけで私の中の平野さん桶の中には水がいっぱい溜まってしまった感じです。 なんとなくこうして自分の文章にしてみると、「決壊」で感じた違和感がここでも感じられるのは自分でもびっくりです。引き寄せるチカラ、読ませるチカラは間違いなく上手になっていますし、文体もまるで違うにも関わらず。でも、もしかすると、ただの私の好きな幅が狭いだけなのかも知れませんけれど。そうだと嫌なので、できるだけいろいろなモノを読んで行きたいと考えていますし、せめて読んでから批判したいとは考えていますが。 特にオススメではないのですが、「薔薇の名前」の世界が(映画でも、本でも)お好きな方に、ヤヤスメ(ヤヤ、オススメの略ということで)します。 ところで、帯に『三島由紀夫の再来』って形容されているのですが、それって凄いですよね、やるな、新潮社!と思いました。売りたいぜ!って鼻息が感じられます、ストレートで凄い。 2008年 10月

Icon user placeholder728e27e6 ab0c 4e98 bde1 a064ea5f8b92Icon user placeholder
一月物語

一月物語 平野啓一郎

芥川賞を当時最年少で受賞した平野啓一郎による小説。明治を舞台にした悲劇の物語。隔離した世界で起こされる強い愛。

決壊〈上〉

決壊〈上〉 平野啓一郎

『マチネの終わりに』がよかったので続けて平野さんの著書を。下巻に続く。

728e27e6 ab0c 4e98 bde1 a064ea5f8b920107fc93 5315 4e72 9f9b 52cbc63bd2850a084b3e 3ba9 498b 88f5 64a4294c18fe843f7463 f023 4cfe 9c2e 1532a7b3f93947a40b97 1d75 48ef 99c6 3596077554cfC41119d5 641a 4faa 92e7 bf677218f36eF2c762a0 35b1 474b bbf4 c7fdbd758d89 10