新井素子の本

絶対猫から動かない

絶対猫から動かない 新井素子

『いつか猫になる日まで2020』みたいなお話し。 中高年層を主人公にして書いた作品。 親の介護や子どもの成長。自身の老いと将来への不安。若い頃ほどリスクは冒せない。50年も生きてるといろいろある。 良くも悪くも特徴的過ぎる新井素子文体。ここは変わらなさ過ぎてホントに凄い。 ただ、各章冒頭の三人称と、主要人物ごとの一人称視点切り替えが相まって、どうしても冗長に読めてしまうのが、難しいところ。

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ショートショートドロップス

ショートショートドロップス 新井素子

ショートショートって、そもそも世の中にあんまりないんだそう。たしかに言われてみると、本屋で見かけるのは長編ばかりで、短編と銘打つものもなかなかに長いものがたりが多い気がする。 これは女性作家のショートショート集。全体的に非現実的でふしぎなお話が多く、ふわふわとした読了感だった。 装丁も素敵。文庫本より大きいけど、ハードカバーよりも小さい。女性の手にも持ちやすく、表紙を開くとどことなく新しいかおりがする。不思議な読書体験だった。

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SF JACK

SF JACK 新井素子

8/10点 買い。 内容には触れず独断採点のみ書く、何様スタイル。

SF JACK

SF JACK 新井素子

SFアンソロジー。上田早夕里の『楽園』、山本弘の『リアリストたち』、新井素子の『あの懐かしい蝉の声は』が良かった。宮部みゆきの『さよならの儀式』は、既読でしたので。

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未来へ・・・・・・

未来へ・・・・・・ 新井素子

あまりの長さに最後の方は斜め読み。この作家の他作品にも入ってるエピソード多数あり既視感ありまくり。脳内でこねくり回して結局の処進展なしといういつものパターン。

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ひとめあなたに…

ひとめあなたに… 新井素子

世界が滅亡。恋人に会いに行くために旅をする女性。 群像劇。滅亡ときづき。滅亡と狂気。滅亡と愛。 読みやすい文体なのに、深みを感じるのは、私が新井素子氏の作品が好きだからなのか。

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この橋をわたって

この橋をわたって 新井素子

新井素子にしては珍しく、特定のシリーズ、テーマに囚われない短編集。 って、思ってたら、この手の短編集は新井素子的にもはじめての試みであった模様。 書いてみないとどうなるかわからない、独特の執筆スタイルの都合で、短編や、連載の依頼を全て断ってきた新井素子が、作家生活40年を機に、ようやく短編や連載の仕事を受けみたのが本作であるらしい。 企業依頼あり、新聞連載ありと、初出は様々ながらも、新井素子ならではのスタイルが楽しめる作品集かと。ここまでテイストが変わらないのも凄い。

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ゆっくり十まで

ゆっくり十まで 新井素子

可愛いSF短編小説集。 『SF=不思議』なんですが、消火器だったり車だったり竹だったりのお喋りはコミカルで物悲しかったりします。 「ゆっくり十(とう)まで」なんですね。 最近和語(でいいのかな?)で数えることがなくなりました。今の子供達はこの数え方知ってるんだろうか?とっても和むのに。

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吾輩も猫である

吾輩も猫である 赤川次郎

2019/09/05 読了 猫アンソロジー。 期待したほどではなかった。 まぁ、猫に過大な期待を寄せてはいけません。 でも、猫好きの人はどうぞ、読んでみてください。

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今はもういないあたしへ…

今はもういないあたしへ… 新井素子

星雲賞(日本SF大賞)受賞の『ネプチューン』を併録。海で拾った謎の女の子から始まる壮大な物語。オチがわかった瞬間に、ググッと時空が広がって感じが、いかにもなエスエフ作品。この話大好きなんだよねえ。 表題作の方は、心の在処を問いかける、ざらりとした読後感のお話。こういう女性のダークな心情を描かせると新井素子は上手い。