川口俊和の本

思い出が消えないうちに

思い出が消えないうちに 川口俊和

ただ一度だけ、願った時間にタイムスリップできる不思議な喫茶店のお話パート3。 流石にそろそろパターンが尽きて来たかなと、思わないでもないけど、今回も泣かせるエピソード満載。水戸黄門的な安心感がある。 前作から10数年間後。今回の舞台は函館!流の母親である、時田ユカリが、登場しないのに存在感がすごい! 次巻があるとしたら、ユカリメインで、函館のお店の因縁話になりそうな気がする。

2b9dedba 82d7 406f bd48 ae7c766f58848325d08f 6946 4c0f 84cf 4ce53fb73aadB790c7b1 b5c9 4348 a0db 1dacccb9f5d49440ca99 c408 41f9 8f6c 6585664366ae52b7a8b2 84e0 42ed 8adf 3011d2c7f349Icon user placeholder1c24f0fb 51fd 4424 a822 0a36a8e15a34 39
コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和

もともとは戯曲であったものを小説化したもの。 映画化もされましたね。 ものすごく込み入った限定条件をクリアして初めて、望んだ時間にタイムスリップすることのできる不思議な喫茶店の物語。 ウェルメイドないい話集。 元が演劇台本であっただけに、セリフセリフの隙間の描写を一生懸命埋めましたという体裁がどうしても残っていて、終始ぎごちない感がある。 ふつうの作家であれば、哀しみを表現するのにもっと美辞麗句を駆使するものだけど、本作ではきわめて直截でシンプルな表現に徹している。 結果として読みやすくはなっているので、これはこれで結果オーライかな。 過去は変わらないが、心さえ変わればこれからのことは変えられる。ポジティブなメッセージ性に満ちた普遍的な感動を呼ぶ作品に仕上がっている。

F1b83034 8727 43a2 856f f4ae436218fd7d574782 709d 4e7e 877c 5b99bcb2cbd44916be49 74bf 4e25 9f77 54bb653d97ddCjdmfsyt normalY es4n88 normalDb837797 0a5c 462c a088 647b38b1cf61Icon user placeholder 460
この嘘がばれないうちに

この嘘がばれないうちに 川口俊和

シリーズ二作目。複雑な(笑)条件をクリアして初めて、望んだ時間にタイムスリップできる喫茶店のお話。 一度だけ大切な人に再会出来るなら、あなたは何を伝えますか? 制約が厳しすぎるので、似たような話になりがちなのだけど、今回は「嘘」をテーマに様々な別離の姿を描いていく。 大切な人の死。でもその人は決してあなたの不幸で、あり続ける事を望んでいない。残されたものが幸福になってこそ、初めて死者も救われる。 全編を通じて解き明かされていく数ちゃんの秘密が切ない。間接的にしか数ちゃんの話を書かないのはもどかしいけど上手いなと思った。今回も手堅いウェルメイドな出来栄えでした。

036d9322 352e 466b a569 2fc52ab8f77d2b9dedba 82d7 406f bd48 ae7c766f5884Ddf01909 15e6 4b9a 97a7 21e23fc58f1e9440ca99 c408 41f9 8f6c 6585664366aeIcon user placeholderEdc85d45 cdf6 4c69 b403 80bb269b0b65Fc70fca4 a1d2 4471 96d9 306dabd2fb6e 118