松本清張の本

象の白い脚: 松本清張プレミアム・ミステリー

象の白い脚: 松本清張プレミアム・ミステリー 松本清張

1969年頃、ベトナム戦争時代。 隣国ベトナムでの東西戦争に翻弄された時代のラオスの様子が緻密に描かれていて、松本清張と言う人の取材力に驚かされる。今や十数人しかいないと言われている少数民族ピー・トング・ルアンの話なんかも出て来て、ちょっと前に私も読んだベルナツィークの『黄色い葉の精霊』なんかもちゃんと読んで、相当研究しているのが分かる(ストーリーの中ではさして重要でもない要素にも関わらず)。これはミステリーと言う物語じゃなくてノンフィクションなんじゃないの?と錯覚するし、ラオス人の気質や国を動かす上層部のお役人の体質の描写は、最近のラオスの話ですか?と思ってしまう。もちろん、パテトラオなんかは今は鳴りを潜めているし変わっている部分もあるけれど。もちろん私自身この国の本当の姿なんてごくごく一部しか知らないけれど、うんうん、そうだよね、ラオスってそう言う部分あるよねと頷いてしまう。 日本の原風景が残るのんびり癒しの場所、資本経済の影に我々が失った大事なものがある場所、そんな陽なお花畑でない、陰なラオスの顔を知りたい人にオススメ。

9b66aee2 3fc6 4ae5 a5fb 3eafea61b6d2Bd8068de 7d23 4c66 bfa4 ba57767db09bEb3f5462 78b1 41e4 ac7a 3580a0d6c053Icon user placeholderIcon user placeholderIcon user placeholder
水の肌

水の肌 松本清張

松本清張をはじめて読んだ。 暗さがたまらなくよかった。 短編集。

山中鹿之助

山中鹿之助 松本清張

一騎打ちに抜群の強さを発揮するって凄いことだよね。 カッコ良かった

山中鹿之助

山中鹿之助 松本清張

これまで単行本化されていなかった作品の初単行本化。中学生向けの雑誌に連載されたものが一冊にまとめられている。 尼子氏再興のために奮闘した武将、山中鹿之介を描く。 が、中学生を対象としたためか、少々食い足りない感がある。

遠い接近

遠い接近 松本清張

戦時中〜戦後の混乱期における、作者の実体験がある程度ベースになっている。 なんだかんだ、人間は昔も今も変わらないと改めて実感した。 それもこれも、松本清張の描写力の巧さのおかげ。 クライマックスにゾクゾクした。

日本の黒い霧〈上〉

日本の黒い霧〈上〉 松本清張

松本清張が書き記す、昭和20~30年代にGHQ占領下で起きたいくつか事件の取材・考察をまとめたもの。黒い霧は流行語にもなったらしいが、まさに言い得て妙。丁寧な調査と深い考察がないと、このような迫力のある文章は書けないと思った。

66cbda47 517c 4053 b359 eaa7d3361eabBe36368f 287b 4b67 9606 3b8972b2ff9b406f1245 066b 423b 87eb 22a797955e97D32eefcb a126 43e3 b450 a012ae37d8339b92c5df 953f 473f be92 1f218474893d
〆切本2

〆切本2 森鷗外

作家の〆切と家族との係わりなど、前回とはまた違った切り口で面白かったです。子母澤寛の文章に猿出てくるの、なんかの比喩かと思ったらほんとに猿飼ってた

F217e061 8321 473a bb2f 30bdd9bc1f0d8817d9d2 f670 4857 8844 aad4222e18feIcon user placeholder014253d4 6080 4951 9119 24735184a69607acc6ed ac6d 4f63 87b7 11b2054d65891d9ec1ac 5b2a 468a a812 e13c9dc1682794d26871 82b8 4abb 850c 8c522b6799a3 11
状況曲線〈上〉

状況曲線〈上〉 松本清張

上下読みました。とりあえず味岡がえぐいくらい不幸せ……この方がオリジナルなので今となっては決して斬新なミステリではないはずなのに、それでも面白いって本当にすごいです。

黒革の手帖〈上〉

黒革の手帖〈上〉 松本清張

武井咲のドラマを見てて、原作を読んで見たくなった。 流れはほぼ同じだけど、やっぱり原作は内容に厚みがあってグイグイ引き込まれる感じで一気に下巻へ。 まだ読み途中だけど、読み進めるのが楽しみな作品です。

34f0746a 6f52 4dff 8c03 f66cf8dff33eIcon user placeholderE80ec6e1 e55b 4466 9029 383cf4932120Bd8068de 7d23 4c66 bfa4 ba57767db09b5ce16a4e 631a 4333 beac 3eacf7b7c51aA7864e22 1b2d 45ee 95cd 0e754c95c849Icon user placeholder 12
傑作短編集或る「小倉日記」伝

傑作短編集或る「小倉日記」伝 松本清張

そんなことして何の意味がある、と馬鹿にされながらも鷗外の謎を突き詰める男。 彼にとっての鷗外のように、夢中になれるものをとことん求めること以上に意味のある行為はないだろう。

松本清張小説セレクション 第20巻 彩色江戸切絵図

松本清張小説セレクション 第20巻 彩色江戸切絵図 松本清張

時代小説の短編集。 時代小説はなんとなく敬遠していましたが、これは一気に読めました。 それぞれの登場人物が市井の町人たちということもあって、時代ものとはいえ読みやすいです。 また、人間というのはいつの時代もたいして変わらないのだ、ということを痛感させられます。