宮部みゆきの本

三鬼 三島屋変調百物語四之続

三鬼 三島屋変調百物語四之続 宮部みゆき

三島屋変調百物語。第四弾。 おちかさんの心が段々ほぐれていっているのが、嬉しい。語りと現実の文章の境目が、しっかり理解できるのに、スルッと読ませてくれる。流石です。新しい登場人物もスルッと溶け込んでます。次も楽しみ。

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希望荘

希望荘 宮部みゆき

探偵ものだが、親切であることが功を奏すところが他と違って少し嬉しくなる

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お文の影

お文の影 宮部みゆき

時代小説短編集。内容は良い。安定の面白さ。ただ売り方がいかん。「ばんば憑き」をタイトル変えて文庫にしただけ。

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ペテロの葬列 下

ペテロの葬列 下 宮部みゆき

三部作のラストは期待を裏切らない出来栄え!終わるのがとても残念だが、巣立つ主人公を友のように見送るかのような読後感。良かったです。

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スウェーデン館の謎

スウェーデン館の謎 有栖川有栖

有栖川有栖5冊目 今までの長編で一番面白かった アリスが背景を整えて火村先生はしばらく登場せず、登場後に推理が一気に加速するのが火村先生の魅力を引き出しています 結末はなんとなく読めるけど、足跡の謎が手品の種明かしのようにシンプルでスッキリで嬉しい なのに解けない私は… ミステリ不徳の致すところです

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おそろし

おそろし 宮部みゆき

連作怪談小説集である三島屋変調百物語事始の第1作。 ある事件を境に心を閉ざしてしまったおちかという17歳の少女。叔父の言いつけで、彼女はお客の怪奇な体験談の聞き役となります。 本書は連作小説集で、おちかの聞く話は独立しています。しかし、それぞれの話が絡み合い、大団円を迎えます。この辺りのうまさは流石宮部みゆきさんです。 また、江戸の人びとの人情描写も印象的。何を書いてもネタバレになりそうなので、詳しくは書けませんが、ゾクゾクとして、ほんわかもできるというお得な小説。★★★★

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小暮写眞館I

小暮写眞館I 宮部みゆき

イマイチ話に乗っていけない。 けれど次巻以降も読んでみようかと。面白くなればいいのだが。

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理由

理由 宮部みゆき

信子の、石田さんと対面したときの描写が、もうなんともリアリティー。ここまで目の前で描けるとなると、文学の領域の広さに驚く。 相変わらず、現代社会の闇を描いた傑作。

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泣き童子 三島屋変調百物語参之続

泣き童子 三島屋変調百物語参之続 宮部みゆき

三島屋シリーズ伍之続まで刊行されている現時点で、この参之続が一番好きです。切なく、恐ろしく、温かい話が盛りだくさん。「荒神」の元となった「まぐる笛」。寄席のような「小雪舞う日の怪談語り」。表題の「泣き童子」は凄かった。一生忘れられないと思います。

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ここはボツコニアン 2 魔王がいた街

ここはボツコニアン 2 魔王がいた街 宮部みゆき

ポーレ君が実にいい立ち位置でボツキャラにしておくのは惜しい!と思っちゃう。 何か大きなゲームネタを入れてくるだろうとは思っていましたが… ふふ次巻が楽しみ。

ここはボツコニアン 1

ここはボツコニアン 1 宮部みゆき

テレビゲームあんまりやってませんが、大変楽しゅうございます。多少知ってる方が楽しめると思いますが。 やっぱ宮部さんは面白い!

ペテロの葬列 上

ペテロの葬列 上 宮部みゆき

呆気なく終わった巻頭の事件。しかしながら、これは単なる入り口に過ぎなかった。早く下巻を読まないと!(笑)さすが、宮部みゆき!

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SF JACK

SF JACK 新井素子

SFアンソロジー。上田早夕里の『楽園』、山本弘の『リアリストたち』、新井素子の『あの懐かしい蝉の声は』が良かった。宮部みゆきの『さよならの儀式』は、既読でしたので。

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刑事の子

刑事の子 宮部みゆき

字が大きく、内容もヘビーでなく、読みやすい。 最後の急展開が劇場チック。

ブレイブ・ストーリー 文庫セット

ブレイブ・ストーリー 文庫セット 宮部みゆき

11才の男の子が立ち向かう現代の現実を、生きにくいであろうと中年の男からも容易に想像できる重い現実を、いかに乗り越えるか?がこの物語の主題です。そして、タイトルが、その答えです。 答えなんですが、そのありきたりな答えにいかに説得力を持たせ、言葉に出来ない想いを読者に与えるか。また、その答えを実行させうる力として、ただの答えじゃなく、解決への手がかかりとするか。この難問に宮部みゆきがファンタジーで挑みます。 ファンタジーで現代の子供の問題を解く事には大人として日々を暮らしている皆さんにはちょっと、あるいは子供の問題なんて…、という疑問は浮かぶとは思いますが、私は一読の価値あり!とオススメ致します。ちゃんと大人の都合の問題だから大丈夫です、ある意味哲学的問いであると言えます。そして日本のファンタジー侮りがたし! 結構長い物語で、途中少し私には長く感じましたが(宝玉は5つでなく、3つでも良かったとも思うが、この小説の主たる対象年齢を考えると仕方ないとも思えます)、素晴らしいと言って良い出来です。ハリーポッター(私は映画の最初の作品しか観てないし、本も読んでないけど、断言できる)なんかより、ずっと深みがあり、完成度として高いです。主人公が特別に選ばれた存在ではない事という1点だけでも、ハリーポッターよりまし。 !!ネタバレあります!! 私にはお父さんの立場も解る、もう若くなく、この時期を逸すると後悔する、だからこそ周りの人に迷惑がかかっても自身の想いを貫きたい。解る。お母さんも解る。それでも家族を続けたい、子供もいる。解る。だからこそ、悲しい現実を試行錯誤しながらも受け入れなければならない。受け入れがたい理不尽な事であっても、相手がいる以上、起こりうる出来事で、その困難な出来事をどう解決するかが、受け入れるための試行錯誤なのであって自身の考えなり意見なりを少しも妥協させない、相手をねじ伏せる為の試行錯誤ではないと思う。亘(ワタル、現実世界では漢字表記、幻界ではカタカナ表記とします)とお父さんとの公園のベンチでの最後の話し合いの場面は良かった。このお父さんはズルイが正直であり、またそれを認めている。だからこそ最後に亘は仕方が無く、ある意味赦す事が出来る様になる予感を持つ事が出来るのだと思う。そして、その後にでてくる通りすがりのオジサン、オバサンの全く相手の事を考えていないなぐさめ方に(これはもう親切でもない、その事も解らないオトナがたくさんいる事を出す宮部さんの観察眼は鋭い)ただあきれるし、出てくる場面が最高に良いです。 最終に至る前に、いわゆる友情や正義、あるいは仲間の死等のいわゆる乗り越えなければならない試練を簡単に乗り越えさせず、1度ならず2度、3度、と立ち止まって考えさせる、その結果それぞれの立場における見方、正義対悪でなく、正義対正義の争い事の解決は無いという事を理解させる手法は、この年齢の特に男の子には必要な事だと思う。実際私達(あえて 達 をつけたい)が子供だった頃にも感じていた事だったが、その頃はまだお子様向け小説にも、マンガにも、テレビ(これが1番解りやすいけど、ウルトラマンと怪獣では必ず最終的にはウルトラマン正義が怪獣悪に勝ちます)にも、正義対正義の構図はそれほど現れてなかったと思う。必ず正義対悪の構図からは逃れられなかった。 その正義対正義の構図をローティーンの子供に向けて教える事が私には(子育ての経験は無いし、今後も恐らく無いのだが)重要だと思う。確実に世界は複雑になっているのだ。 しかし、だからこそ、ありきたりの正義、勝利、という気持ちの良さだけで立場を選ばせるのでなく、試行錯誤があっていいと思う。失敗さえも包み込めるものが子供には必要なのだと思う。 仲間との信頼、ハイランダーとしての自身の誓いを守る事、〝幻界〟の見ず知らずの人々に危害を加えたくない事、仲間との別れ(サヨナラでなく元気でね!を選べる事)等等、いわゆる少年少女ものの必須要素を簡単に手放さない事の重要性も良かった。割り切る事がオトナへの歩みでもあるが、割り切り過ぎる事を要求する事の頻度が高くなり、だんだん慣れる事で思考停止が起こってくると思うので、『青さ』はこの主要対象年齢ではあって良い。またそれが後々に意味を持ってくる事が出来る。最初から効率よくする事だけではその『青さ』の意味が違ってきてその重要性がもう伝わらない年齢になってしまっている可能性が高くなってしまう。 ワタルとミツルとのそれぞれのブレイブストーリーであったはずなので、ワタルの側から見たミツルは自身の分身に負けてしまうのだが、ミツルの側からみたブレイブストーリーでは、最後に共に(ミツルだけが勝つのでない)ミツルとワタルの勝利であったと個人的には思っている、それぞれのブレイブストーリーであるはずの、〝現世〟では両者が交わらない結末なのであるのだから。 最後に私のこの物語に対する不満は『神』の扱いです。 神様という自身を超越している者を持ってくる事で解決できる問題は非常に大きく、また使い勝手が良い。この物語の受けてを考えるならばファンタジーで正解なのだと思うし、実際成功しているのだけれど、この物語を書いた宮部さんならば、もうひとつ、この神の問題をまた解決する物語を書かなければいけない時が来ると思う。 この〝幻界〟を治める女神はワタルの想像力を元にした神であるのだから。そしてその事に気づいた時に人はオトナになってゆく努力を日々繰り返す事に(オトナはある線を越えた人でなく、その状態を維持する事を続けられる努力を払える人だと私は思う)めげずに進める準備が整ったのだと私は理解しています。 神様から自身を引き受ける事ができるように。 2007年 2月

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